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元記事:blender.org - Blender 2.49

訳注:構成の都合上原文のレイアウトは再現していません。タイトルに■のついたものが翻訳済です。




2.49スプラッシュ

Blender 2.49b



半数の開発者たちは2.5プロジェクトに忙しくしている間、もう半数の開発者たちはすぐさま使用できる、便利な Blender の機能の作業を順調に続けていました。
特にゲームエンジンの進化が、2.49bがテストやバグ修正がよく行われ、2.49のリリースが安定していることを証明しています。
この素晴らしい機能リストをチェックしてみて下さい!
2009年5月/6月/9月、blender.org チーム


2.49で報告された問題のリスト。このアップデートリリースでは処理済です。

訳注:現時点では、Blender 2.49a Windows版では Python2.6 でコンパイルされているため、YafaRayが利用できません。また、旧YafRayも Blender から直接レンダリングできなくなっています。詳しくは daywalker氏の記事をご覧下さい。氏に感謝します。


ビデオテクスチャ

■ビデオテクスチャ


ゲームエンジンが複数のビデオストリームテクスチャをサポートし、複数の環境でインタラクティブな再生ができるようになりました。動画ファイル(URLも)、画像ファイル、ビデオキャプチャ、メモリバッファ、カメラレンダーやそれを組み合わせたものを使用できます。



リアルタイムドームレンダリング

■リアルタイムドームレンダリング


この機能はアーティストたちのインタラクティブプロジェクトにおいて、没入できるドーム環境を表現できる機能です。Blender では完全なドーム、前と横を省略したドーム、プラネタリウム、球面鏡を使用したドームをサポートしています。



■ゲームエンジンのスピードアップ


いくつかのエリアで大幅なスピードアップが行われました。
- シーングラフによる Static オブジェクトの最適化
- ビューの錐体カリング
- オクルージョンカリング
- Bullet 物理エンジン初期化の高速化

総合的な改善は目覚ましく、YoFrankie のような複雑なゲームでは3倍の速さで動作するようになりました。



Bullet 物理エンジン

■Bullet 物理エンジン


Bullet ライブラリがこのリリースでアップグレードされ、物理ベースの車両、フォークリフト、ロボット、ラグドールなどを実現する、実行時に設定可能な汎用の自由度6の Constraint が新しく追加されました。



ゲームエンジンのモディファイアサポート

■ゲームエンジンのモディファイアサポート


ゲームエンジンで時間のかからないモディファイアをサポートしました。ゲーム実行前にモディファイアを Apply しなくてもいいのです! 物理形状に対しても作用します。



ゲームロジックと Python API の改良

■ゲームロジックと Python API の改良


Python API の安定性、ドキュメンテーション、完成度が向上しました。
- アトリビュートアクセス
- GameObject のすべての型のプロパティ
- OpenGL と Geometry モジュール
- 新しい Logic とレンダリング機能
- エラーフィードバックの向上



Texture ノード

■Texture ノード


Composite と Material の次は、Blender Texture のノード編集をサポートするようになりました。フラクタルベースシステムのような、より高度なプロシージャルテクスチャを作成できます。更に Texture ノードツリーをペイント用のブラシにすることもできます。



プロジェクションペインティング

■プロジェクションペインティング


3Dウィンドウでのペイントが改良され、UVマッピングや Seam の心配をせずに直接ペイントできる Projetion Painting がサポートされました。



Etch-a-ton Armature スケッチ

■Etch-a-ton Armature スケッチ


Etch-a-ton はリギングに適用するスケッチ技術の開発スナップショットの一つです。様々なサブディビジョン技術やリターゲッティングテンプレートにより、変形用の Bone チェーン作成に使用することができます。



Boolean の改良

■Boolean の改良


2.49では、Boolean モディファイアをスタックのどのレベルにでも置けるようになり、デフォームもしくはサブディバイドされたモデルとの Intersect できるようになりました。また、複数の Boolean モディファイアを一つのスタック内に挿入できるようになりました。



■JPEG 2000サポート


Blender が新しく高品質の JPEG フォーマットをサポートするようになりました。圧縮率が大きく向上し、アルファレイヤ、チャネル毎16ビットのHDR カラーがサポートされました。Sequencer、Compositor、UV/Image エディタと、Blender のどこでも JPEG 2000を使用することができます。



■Python スクリプトによる拡張



新しいスクリプトが追加されました。景観やボルトのジェネレータのようなツール、そしてインポータ・エクスポータなどもいくつか更新・修正されています。
また、私たちの Wiki上にある、ほぼ完璧な(300以上の)スクリプトカタログもご覧下さい。



その他の機能と修正

■その他の機能と修正



2.49には多くの小機能とバグ修正も行われています。大量の報告が過去6ヶ月間に処理されてきました。



元記事:blender.org - Blender 2.49
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