元記事:2.42 Features & Fixes
2.41 のリリース以来、CVS へのコミットは約3000を数えました。BugTracker には1000を超える報告があり、半分がバグと証明され、修正されました。
そのすべての作業、修正のリストの非常に長いものとなり、恐らく誰も読みたくはないでしょう…したがって以下に小さな新機能と CVS での非常に重要な修正を要約します。
[wiki]
''新機能''
-Duplicator(複製)システムが書き直され、Draw Type が Parent Object から継承されるようになりました。また、すべての Child Object を選択できるように。
-Camera View で[Shift]+中マウスドラッグすると、表示領域を移動できるように。
-Empty Object タイプに二つの描画方法が選択可能になり、オプションにより表示サイズの変更ができます。
-[Ctrl]+[C]の "Copy Attributes" メニューに多くのオプションが追加。
-Object の変形データのキャッシュにより、SoftBody システムの衝突判定がスピードアップしました。
-Paint 用の新しいマウスカーソル。
-SCons ビルドシステムが書き直されました。
http://mediawiki.blender.org/index.php/BlenderDev/SconsRefactoring
-Curve Object に "render resolution(レンダリング解像度)" がつき、3DWindow に低い解像度で表示することができるように。
-以前の Image Texture のミップマッピングが大きいファイルでは異常に処理速度が遅くなっていました(5,000×5,000で25秒)。これはフィルタコードがダメだったためで、書き直した結果、10倍高速になりました。現在、Mipmap のフィルタリングは Texuture Buttons のオプションになっています。フィルタなしでは50倍のスピードになります。
-Shadow Buffer にフィルタリングオプションがつきました。
http://www.blender.org/bf/filters/index2.html
-"Copy Scale" Constraint が追加されました。
-EnvMap(環境マップ)に、平面ミラー用の "planar" が追加されました。現在のデフォルトでは、キューブマップの Z 軸の正方向を向いている面をレンダリングします。新しい "Zoom" 値は、反射の最適な解像度を探すためにズームイン・アウトできます。
-SoftBody が Local 座標での Bake ができるようになり、Bake された Object を再利用したり、さらにアニメーションできます。
-選択中のすべての SoftBody の Bake:3DWindow で[Ctrl]+[B]。
-Bevel はあるが、Front/Back もしくは Extrude Depth のない Curve Object が、2つの半円ではなく、完全な円としてレンダリングされるように。
-Text Object がデフォルトで "filling groups" を持つようになり、他と重なるキャラクタが、フィルによる衝突を引き起こさないようにします。
-[Alt]+[C]の "Convert to Curve" で、それをこのまま使用し続けるかどうかを選択できるように。
-上下矢印キーの+10・-10フレーム移動の移動量(Steps)が設定可能に(Scene-Anim/playbackButtons)。(訳注:Time Window メニューは確認できず)
-3DWindow に、軸の方向を回転表示するアイコンがつきました。
-PoseMode 中の Object への WeightPaint で、テンキー[0]により、アクティブな Bone を中心に持ってくることができるように。
-3DWindow での Texture Space Transform([T]キー)が、軸制限をサポートするように。
-"Re-open Last Saved File"([Ctrl]+[O])オプションが、10ファイルの履歴を保持するように。
-Material のマスキングオプション "Env" が、ZTransp の Face もマスキングするように。
-Fly モード([Shift]+[F])が再デザインされ、三つすべての View タイプ、Ortho、Perspective、Camera で動作するように。ヘッダにホットキーの使用方法のヒントが表示されます。
-Color Picker に「スポイト」ツールが追加。Color Picker を開き、'Sample' ボタンを押すことで、Blender 内のスクリーン上の任意の色を取得できます。いいクロマキーノードが待たれている今、Compositor に非常に便利です!
-AO の天球ライトプローブ画像に、Sampling Filter が使用されるように。
-"Transform Properties" パネルに、Object の実際の寸法が表示されるように。
-Texture タイプ "Stucci" が Intensity も返すように。プレビューに便利です。
-Outliner が Driver Object も表示するように。
-レンダリング画像の拡張子(オプションが選択されている場合)が、スクリーンキャプチャおよび ImageWindow の保存にも使用されるように。
-Weight Paint: 新しいオプション "Soft"。Vertex への Weight の設定を一度のクリックで行えます。OFF にすることもできます。
-[Ctrl]+[F3]のスクリーンキャプチャ作成オプションが、(ポップアップ)メニューでも動作するように。単にこのホットキーを二回押すだけです(OSX では[Alt]+[Ctrl]+[F3]です)。
-Play オプション(アニメーションプレイヤー):左クリックで、何 Frame めが表示されているのかを見ることができます。
''重要なバグ修正''
-Repeat を設定した Image texture が、完全におかしいフィルタでレンダリングされていました(2.41のバグ)。
s with repeat rendered with completely wrong filter (2.41 bug).
-SDL スレッドコードを、pthread ライブラリで置き換え、報告されている多くの問題を解決しました。いくつかのケースでコードがスレッドセーフでなかったのも解消されました。
-Nurbs Surface と Bevel された Text が、テクスチャが循環する場合において、正しい "Orco" と UV 座標を持つように。
-ライブラリファイル内の画像の相対パスが動作するように。
-Vertex/Weight Paint で、ウィンドウ境界の外側がペイントされた場合に異常が発生(もしくはクラッシュ)していました。
-AutoSmooth が、変換されていないオリジナルの座標を使用することにより、アニメーションする Object でも上手く動作するように。
-レンダリングされる Face 数の上限が800万(四角形)から1億2800万に増えました。
-ファイルネーム文字列の取り扱いに関する、すべての OS 用の複数の修正。
注意:内部のファイルネームの最大長はまだ240バイト(char)のままです。
-複数のレベル Chain された "Set" Scene の使用が正しく動作するように。
-EnvMap のレンダリングが、参照 Object の大きさが変化してもちゃんと処理するように。
-Color Picker が使用時にすべてのスライダを再描画していませんでした。
-いくつかのディストロの Linux で、[Esc]によるレンダリングの中止が動作していませんでした。
-Jpeg 画像の保存時、Alpha が書き込まれなくなりました。これは Jpeg の仕様に準じていませんでした。
-[Alt]+[A]の Playback がキューにイベントを追加し続け、約一日間 Play したまま放置すると、メモリに問題が発生していました(クラッシュ)。
-Halo が、ソートのコードがそこにあるのにソートされずにレンダリングされていました…今はまた動くようになっています。
''既知の問題''
-翻訳システムは、どのボタンを翻訳すべきか否かを決定するという、大きな問題を抱えています。また、特殊文字のあるファイルネームの正しい表示もできません。
-過去に作業が行われたにもかかわらず、Blender のコードはまだ完全に64ビットセーフな物ではありません。実際の使用において、あなたが自身で64ビットの Blender をコンパイルすることはお勧めしません。これは次のリリースの目標の一つとなるでしょう。
-Yafray: 2.42 用に YafRay もアップグレードする必要があります。
-Windows: UserPreference(Info Window)の TEMP のパスを設定しなければ、"Save Buffers" オプションが使用できません。
-Render: AO のオプション "Use Distances" が色つきの AO では動作しません。"Plain" のみです。
-Intel のオンボードグラフィックチップを採用しているシステムでは、UI のボタンや、メニュー、Border 選択時の更新が上手くいかない可能性があります。
[/wiki]
Last update: Jul 15 2006.
This section is maintained by Ton Roosendaal.
元記事:2.42 Features & Fixes
2.42 の新機能と修正
2.41 のリリース以来、CVS へのコミットは約3000を数えました。BugTracker には1000を超える報告があり、半分がバグと証明され、修正されました。
そのすべての作業、修正のリストの非常に長いものとなり、恐らく誰も読みたくはないでしょう…したがって以下に小さな新機能と CVS での非常に重要な修正を要約します。
[wiki]
''新機能''
-Duplicator(複製)システムが書き直され、Draw Type が Parent Object から継承されるようになりました。また、すべての Child Object を選択できるように。
-Camera View で[Shift]+中マウスドラッグすると、表示領域を移動できるように。
-Empty Object タイプに二つの描画方法が選択可能になり、オプションにより表示サイズの変更ができます。
-[Ctrl]+[C]の "Copy Attributes" メニューに多くのオプションが追加。
-Object の変形データのキャッシュにより、SoftBody システムの衝突判定がスピードアップしました。
-Paint 用の新しいマウスカーソル。
-SCons ビルドシステムが書き直されました。
http://mediawiki.blender.org/index.php/BlenderDev/SconsRefactoring
-Curve Object に "render resolution(レンダリング解像度)" がつき、3DWindow に低い解像度で表示することができるように。
-以前の Image Texture のミップマッピングが大きいファイルでは異常に処理速度が遅くなっていました(5,000×5,000で25秒)。これはフィルタコードがダメだったためで、書き直した結果、10倍高速になりました。現在、Mipmap のフィルタリングは Texuture Buttons のオプションになっています。フィルタなしでは50倍のスピードになります。
-Shadow Buffer にフィルタリングオプションがつきました。
http://www.blender.org/bf/filters/index2.html
-"Copy Scale" Constraint が追加されました。
-EnvMap(環境マップ)に、平面ミラー用の "planar" が追加されました。現在のデフォルトでは、キューブマップの Z 軸の正方向を向いている面をレンダリングします。新しい "Zoom" 値は、反射の最適な解像度を探すためにズームイン・アウトできます。
-SoftBody が Local 座標での Bake ができるようになり、Bake された Object を再利用したり、さらにアニメーションできます。
-選択中のすべての SoftBody の Bake:3DWindow で[Ctrl]+[B]。
-Bevel はあるが、Front/Back もしくは Extrude Depth のない Curve Object が、2つの半円ではなく、完全な円としてレンダリングされるように。
-Text Object がデフォルトで "filling groups" を持つようになり、他と重なるキャラクタが、フィルによる衝突を引き起こさないようにします。
-[Alt]+[C]の "Convert to Curve" で、それをこのまま使用し続けるかどうかを選択できるように。
-上下矢印キーの+10・-10フレーム移動の移動量(Steps)が設定可能に(Scene-Anim/playbackButtons)。(訳注:Time Window メニューは確認できず)
-3DWindow に、軸の方向を回転表示するアイコンがつきました。
-PoseMode 中の Object への WeightPaint で、テンキー[0]により、アクティブな Bone を中心に持ってくることができるように。
-3DWindow での Texture Space Transform([T]キー)が、軸制限をサポートするように。
-"Re-open Last Saved File"([Ctrl]+[O])オプションが、10ファイルの履歴を保持するように。
-Material のマスキングオプション "Env" が、ZTransp の Face もマスキングするように。
-Fly モード([Shift]+[F])が再デザインされ、三つすべての View タイプ、Ortho、Perspective、Camera で動作するように。ヘッダにホットキーの使用方法のヒントが表示されます。
-Color Picker に「スポイト」ツールが追加。Color Picker を開き、'Sample' ボタンを押すことで、Blender 内のスクリーン上の任意の色を取得できます。いいクロマキーノードが待たれている今、Compositor に非常に便利です!
-AO の天球ライトプローブ画像に、Sampling Filter が使用されるように。
-"Transform Properties" パネルに、Object の実際の寸法が表示されるように。
-Texture タイプ "Stucci" が Intensity も返すように。プレビューに便利です。
-Outliner が Driver Object も表示するように。
-レンダリング画像の拡張子(オプションが選択されている場合)が、スクリーンキャプチャおよび ImageWindow の保存にも使用されるように。
-Weight Paint: 新しいオプション "Soft"。Vertex への Weight の設定を一度のクリックで行えます。OFF にすることもできます。
-[Ctrl]+[F3]のスクリーンキャプチャ作成オプションが、(ポップアップ)メニューでも動作するように。単にこのホットキーを二回押すだけです(OSX では[Alt]+[Ctrl]+[F3]です)。
-Play オプション(アニメーションプレイヤー):左クリックで、何 Frame めが表示されているのかを見ることができます。
''重要なバグ修正''
-Repeat を設定した Image texture が、完全におかしいフィルタでレンダリングされていました(2.41のバグ)。
s with repeat rendered with completely wrong filter (2.41 bug).
-SDL スレッドコードを、pthread ライブラリで置き換え、報告されている多くの問題を解決しました。いくつかのケースでコードがスレッドセーフでなかったのも解消されました。
-Nurbs Surface と Bevel された Text が、テクスチャが循環する場合において、正しい "Orco" と UV 座標を持つように。
-ライブラリファイル内の画像の相対パスが動作するように。
-Vertex/Weight Paint で、ウィンドウ境界の外側がペイントされた場合に異常が発生(もしくはクラッシュ)していました。
-AutoSmooth が、変換されていないオリジナルの座標を使用することにより、アニメーションする Object でも上手く動作するように。
-レンダリングされる Face 数の上限が800万(四角形)から1億2800万に増えました。
-ファイルネーム文字列の取り扱いに関する、すべての OS 用の複数の修正。
注意:内部のファイルネームの最大長はまだ240バイト(char)のままです。
-複数のレベル Chain された "Set" Scene の使用が正しく動作するように。
-EnvMap のレンダリングが、参照 Object の大きさが変化してもちゃんと処理するように。
-Color Picker が使用時にすべてのスライダを再描画していませんでした。
-いくつかのディストロの Linux で、[Esc]によるレンダリングの中止が動作していませんでした。
-Jpeg 画像の保存時、Alpha が書き込まれなくなりました。これは Jpeg の仕様に準じていませんでした。
-[Alt]+[A]の Playback がキューにイベントを追加し続け、約一日間 Play したまま放置すると、メモリに問題が発生していました(クラッシュ)。
-Halo が、ソートのコードがそこにあるのにソートされずにレンダリングされていました…今はまた動くようになっています。
''既知の問題''
-翻訳システムは、どのボタンを翻訳すべきか否かを決定するという、大きな問題を抱えています。また、特殊文字のあるファイルネームの正しい表示もできません。
-過去に作業が行われたにもかかわらず、Blender のコードはまだ完全に64ビットセーフな物ではありません。実際の使用において、あなたが自身で64ビットの Blender をコンパイルすることはお勧めしません。これは次のリリースの目標の一つとなるでしょう。
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