トップ  >  1. Blenderリリースノート翻訳  >  Blender機能別  >  Blender2.34 UV展開
元記事

UV展開


LSCMによるUV Textureの配置計算


LSCM(Least Squares Conformal Map: 最小二乗法による等角マップ)は任意のサーフェスを展開する能力がある、新しいUVツールです。ローカルな角を保持することにより動作します。他に存在するUV展開と同じように、単にFaceSelectMode内で選択されたFaceを展開するだけです。[U]キーを押し、"LSCM"を選択することによっても利用できます。

多くのサーフェスは展開を可能にするために「切断」する必要があります。私たちはこの切断されるEdgeを"Seams"と呼んでいます。EditMode中、[Ctrl]+[E]により選択されたEdgeをSeamsとしてマーキングもしくはクリアすることができます。ここにSeamsがついた立方体があります。LSCM適用後のUVマップの結果をご覧下さい。




しばしばMeshを一つのFaceのグループとして展開できず、複数のグループに切断しなければならないことがあります。もしSeamsが選択されたFaceを複数のFaceグループに分割した場合、LSCM展開はこれらを別々に展開し、UVEditor内のこれらの位置を重ならないようにします。Faceグループの選択を簡単な方法は、FaceSelectModeで、UVEditor内でSelect Linked([L]キー)を使用すれば、Seamsで分割されていなければ、つながっているすべてのFaceが選択されます。この方法により、あるグループ内の一つのFaceを選択し、Select Linkedを実行すれば、Faceグループ全体を選択することができます。




さらに結果を調整するために、UV Editor内のUVの位置を固定するためピン止めできます。もしLSCMを実行してもこれらのUVはその場所にとどまり、UVマッピングの結果はピン止めされたUVに対応しています。UV Editor内の選択されたUVは、[P]や[Alt]+[P]を押すことでピン止め(pinned)もしくはピン止め解除(unpinned)できます。同じくUVEditor内で[E]を押すと、可視FaceのLSCM展開がUV Editor内で行われます。ピン止めされたUVは赤いマークが付いています。



EditModeとFaceSelectMode中のSeamsの描画は"Draw Seams"で制御できます。FaceSelectModeでの他の新しい描画オプションは"Draw Edges"と"Draw Hiden Edges"です。Seamsの色はとこれらのEdgeはThemeオプションで変更可能です。FaceSelectModeの"Draw Faces"はEditModeのように、選択されたFaceを半透明の紫(もしくはThemeの色)で表示します。



下記のデモ画像はDerek 'BgDM' Marsh氏によるものです。



この新しいツールはBruno Levy氏の協力とともに、Brecht Van Lommel氏とJens Ole Wund氏によりコーディングされています。
プリンタ用画面
友達に伝える
投票数:89 平均点:10.00
前
Blender2.34 Rendering engine
カテゴリートップ
Blender機能別
次
Blender2.34 YafRay Plug-in

ログイン

ユーザ名:

パスワード:



パスワード紛失

クイックリンク

2021/07/01版
●Blender.org
BlenderFoundation
- Blenderのダウンロード
- 公式チュート等
- 公式マニュアル(和訳)

●ニュース(英文)
BlenderNation

●Blenderコミュニティ
blenderartists.org

●Blender Q&A
- Blender Stack Exchange

●テストビルド
Buildbot(自動生成)


●開発関連
公式開発サイト
Blender開発blog
Blender Wiki