Blender.jp

ここに Ton による新たなミニレポートと写真がいくつかあります。彼曰く、

これは Blender ブースのたった5分間のできごとです。多数の注目を浴び、人々は楽しみ、Bassam は彼が見せたがっている Tube のトレイラーの最後の変更の編集をしているところです。

私たちは先ほど、SIGGRAPH 2009にいる ton から画像と短い注釈を少しもらいました。

Ton 曰く、

Blender Foundation は昨日 SIGGRAPH で、Blender 2.5と、その Durian との関係についての情報についてプレスリリースを発行しました。そして今までで初めて、リリース日の予定が掲載されました！

新しいリリースは、フルカスタマイズ可能な新インターフェイスと、完全に刷新されたアニメーションシステムを提供しています。

ニューオリンズ、8月3日 ― Siggraph 2009 ― Blender Foundation、フリーかつオープンソースの3D作成統合環境、Blender の背後にあるこの団体が今日、Blender が提供するすべてのツールやオプションへの先進的なアクセスを行う、フルカスタマイズ可能なインターフェイスレイアウトシステムといった、Blender 2.5プロジェクトの成果を披露しました。

約2年間の設計、レビュー、アーティストフィードバックを経て、Blender チームは新しいコアアーキテクチャを Blender に実装しました。この重要な変更には、インターフェイスとツールのハイレベルなカスタマイズ性、さらにオリジナルのオーバーラップもブロックもしない、並列動作する UI システムが必要となります。
Blender のインターフェイスのすべての要素が、スクリプトが使用可能なレイアウトエンジンで設定されるようになり、Blender が提供するすべてのデータにスクリプトでアクセスします。ホットキーとユーザ入力用のキーボードのレイアウトも動的に変更可能で、マクロ定義や、ツールの設定を調整後に再適用することもできます。
Blender 2.50はアップグレードされたアニメーションシステムも提供しています。すべての設定とオプションはファンクションカーブや、より高度なレベルの Action、ノンリニアアニメーションミキサー、スクリプトによりアニメーションできます。

また、Blender Foundation は3つめのオープンムービープロジェクト、"Durian" の準備を進めており、このプロジェクトでは、4Kディジタルシネマにおける壮大なアクションコンテンツを探究する予定です。6人のアーティストたちと2人開発者たちが Blender Institue のスタジオで6-8ヶ月間働く予定です。Durian の重要な目的の一つが、Blender 2.5シリーズがプロダクションですぐに使えることを裏付けることです。

最初の公式バージョン2.5は10月に、アムステルダムで第8回を迎える Blender Conference の間にリリースされる予定です。Blender チームは定期的な更新を計画しており、この2.5プロジェクトは Durian の映画のプレミアが行われる、2010年の第二四半期に完成する予定です。

リンク
・プレスリリース全体 [PDF]
・2.5の特長についてのデータシート [PDF]
・Blender 2.5 開発版テストビルドのダウンロード

他の Blender Foundation によるオープンプロジェクト同様、プロジェクト Durian も映画、そのリソースと、膨大なドキュメント、そして(動画)トレーニング素材を収録した DVD のプレセールにより資金の一部を得る予定です。もし、9月15日以前にプリオーダーした場合、皆さんの名前がこの映画のクレジットに記載される予定です！

Durian ブログには、クールなセールスメーターが表示されるようになり、その動向をみることができます。皆さんはもうオーダーしましたか？

リンク
・Durian blog announcement
・Blender E-shop

以前お伝えしましたが、重要なことがありますのでもう一度。
blender.org - Blender 2.5 projectページには、リリース日以外の2.5に関する必要な情報すべて含まれています。これが大きく更新され、素晴らしい情報源となっています。