Starting to organize the third conference
ton氏による記事です。
2004年の目標のひとつに、アムステルダムでの素晴らしいカンファレンスを再び開催することがあります。特に今年こそ、もっといいドキュメント、ビデオ、レポートを提供したいと思っています。そのための前提条件として、今のように早い段階でことを始めることにしましょう!
参加と提出の呼びかけを行う前に、私たちは過去二年間を評価したいと思います。7月12日までの二週間、助言と評価をAngela Plohman(angela AT blender.org)に送って下さい。
ちなみに私たちはすでに再びDe Waagへの10月22-24日の分の予約をすませています! そして、EUがスポンサーになっており、ささやかながら、私たちは前回よりもより自由になりました。
bf-blender / Windows (2004/06/25)
Gabio氏による、bf-blender6/25分ビルドの配布です。
24日はケベック州立記念日(St.ジャン・バプティスト)でしたので、たくさんのパーティがありました。ビールを片手に、もう片方はマウスをにぎって―今週のcommitを見ていきましょう。
概要
- 新しいSequencerエフェクト・機能: sweep、rename strip。
- バグ修正。
- アウトライン選択の更なる向上。
- フローティングパネルのワークフローの改良。
- Tooltip描画の改良。
- スクリプト更新。
- 新しいPython関数:World.GetActive()
- レンダリング時間が残って読めるように(おおっ!)- 新しいZoomオプションがすべての種類のWindowで動作するように。
- Game EngineのReflection Mapの修正。
- Relative Path(相対パス)が動作するように!
- 新しいSequencerエフェクト:Glow
- スクリーン端のsplitルーチンの改良。
- 新しいスクリプト:KlopUtilsと新しいPython関数:Blender.sys.join(dir, file)
Commit:
goofster氏
Log:
Sequence EditorのSequence Stripに命名できる機能を追加。以前はすべてのタイプでこれが不可能でした。
- Stripの[N]キーメニューでStripの名前が変更できます。
- もしStripが名前を持っている場合、以前表示されていた物(画像の場所、長さ、その他)の代わりにStrip内に表示されます。
TODO: 新しいエフェクトをSequencerに追加している間、私はこれをEffect Stripにも追加するつもりです。現在はまだ、何を[N]キーメニューに入れるべきかははっきりしていません。
guitargeek氏
Log:
このパッチはVertex loop Selectツールを、二つのFaceの一部のEdgeだけを選択するようにするもので、Mesh内の削除されたFaceがあった場所の周辺のツールがつくってしまった不適切な選択をクリーンアップします。
クローズのバグ#1343
goofster氏
Log:
新しいSequenceエフェクト:Sweep。
1つのStripから他方への、22の違う方法のスイープからなります。もしあなたがWindows信者なら―これはPowerpointの"ブラインド"のようなものです。
- [N]キーメニューでvertical、horizontal、in/outなどの表現方法を選択できます。ここで述べるには数が多すぎます。
この機能についてのクレジットは私がコードをひっぱってきたSequence PluginをコーディングしたKent 'Sirdude' Mein氏にあります。
また、あるSequenceエフェクトが設定を持つことを可能にするため、私は"varstr"voidポインタをSequence DNAに追加し、それぞれのエフェクト用の特製の構造体へのポインタとして使用できるようにしました。これはPluginを取り扱う方法に似ています。
もっと素晴らしいエフェクトも登場します…。
ton氏
Log:
- Font ObjectにSolid Draw+選択時のアウトライン表示を追加。
- Font ObjectはまだDraw Extra Wireはサポートしていません。
- MBall Objectの円の描画をEditMode以外は廃止しました。
- draw_object()呼び出しの小さなクリーンアップ。mball描画時に妙な例外が発生していました。
Log:
人気のリクエスト:フローティングパネル([N]キー)は現在二回目の[N]キーコマンドで閉じることができます。これは現状のデフォルトのすべての[N]キーメニューについて機能します。これからtoggle_blockhandler()を使用することにより、それぞれのホットキーでコントロールするパネルの標準にすることができます。
次の人気のリクエスト:ホットキーで開くパネルはオプションで、マウスの下の代わりに前回の位置に開くようになりました。このオプション"Pinned"はUser Preferenceにあります。後々のためにことによってはパネルごとのオプションがつく…かもしれません。
最後のリクエストは、マウスがパネルから外れた時に閉じるものですが、実装はされないでしょう。パネルの一貫性を邪魔し、現在は[N]-[N]でほぼ解決されるからです。
Log:
Tooltips:
- Tooltip更新のdelay loopが0.02秒(以前は0.05秒)に減らされました。これはtooltipがプルダウンメニューの上に「引きずられる」ように見えるからです。
- Tooltipのサイズ計算を変更、(高さが)大きめに描画されていました。また、文字列がちゃんと中央に表示されるようになりました。
- デフォルトでTooltipがボタンの12ピクセル下に表示されるように。
Log:
バグ修正#1326。
Shadedモード中にSubSurfレベルを変更した際、そのMeshが多くのObjectで共有されていた場合…他のMeshのShaded Displistが混乱し、クラッシュを起こす危険性がありました。
そして、Select outlineの小さな改良:Drawタイプでextra Wireが設定されていると、スキップするように。必要なことではありませんが、少し見苦しいので。
jandro氏
Log:
Win32で動作させることに成功した、Luis_F氏が送ってきた変更があります。そのプラットフォームへの適用と、yafray.dllで見つかった問題の修正のみ行っています。
ianwill氏
Log:
- Scripts:
Campbell Barton氏が彼のWavefront OBJスクリプトを、Ben Omari氏が彼のDirectX7と8のスクリプトを更新されました(両氏に感謝します)。他のリストにあるスクリプトはメニュー変更の都合によりマイナーアップデートが行われています。
- メニュー中のスクリプト:
Objectのリネームツール、ジェネレータ、そしてMeshの変形(Metaball、Curve、Surfaceも後に追加できます)がインタフェイスに統合されています。
- Blender.sys.makenameの修正:ファイル拡張子の最後の文字がカットされていました。
ton氏
Log:
修正:MeshプリミティブのUV Sphereを作成するとき、remove doublesで継ぎ目を取り除いていました(Spinコマンドで作成されているのです!)。その閾値が0.01では簡単にエラーになりやすくなっていました。現在は0.0001になっています。
Log:
報告#1376。
Rayshadowがlampのオプション'layer'で正しく使用できませんでした。Objectがlampのレイヤにないとき、影が(光も)できないようになりました。
Log:
報告#1391。
法線(特にディスプレイスメント)関連のレンダリングの私が最後に行った作業が屈折コードの動作をおかしくしていました…。探すのに時間がかかりましたが、単にいくつかの行を多めに削除しすぎていただけでした。
これが何か、そして削除すると危険だというコメントをはっきりと追加しておきました。
jiri氏
Log:
- Scripts:
ideasman氏のObjインポート・エクスポートスクリプトが少し更新(smooth faceのサポートを追加)。
guignot氏
Log:
Worldモジュールに新しい関数を追加:GetActive()。Sceneに関連付けられたWorldか、Worldが存在しない場合はNoneを返します。
ton氏
Log:
小さな機能のリクエスト:headerのレンダリング時間がレンダリング後に消えていたのを現在はずっと一部に表示されるようになりました。
Log:
他の古いバグの修正:ファイル読み込み時、(Info headerに表示されている)総数が更新されていませんでした。また、アクティブなWindowレイヤをカウントしていたのをやめ、Sceneレイヤを使用するようにしました。
Log:
報告#1387(todo)。
Ipo、OOPS、Sound、Sequencer、NLA、Actionに一貫したZOOMを追加しました。これは新しいユーザ設定にも準じています(Continue、dolly、scale)。
kester氏
Log:
ライティングがされていないFaceのReflection マッピングの修正:法線が送られなかったため、Reflectionマッピングは正しく描画されませんでした。(バグ#1385)
ディフューズMaterialカラーとライティングされたbrightnessをblenderによりマッチするように設定しました。(バグ#1385)
goofster氏
Log:
- 新しいSequenceエフェクト、Sweepの書き込み・読み込みの修正(Ton氏に感謝、あなたがいなければどうすればいいかわかりませんでした)。
- SweepエフェクトはSweepのタイプを変更後に更新されるようになりました。
ton氏
Log:
機能リクエスト:
- relative path(相対パス)"//"の使用がfileselect headerのボタンでコントロールできるようになりました。
- relative pathのサポートをlinked Libraryファイル用に追加しました。
注:OOPS WindowではLibraryのファイル名をみることができ、Headerの最後のアイコンボタンを選択することでブロックが表示されます。
goofster氏
Log:
更にSequenceエフェクトの追加:ご存知のGlowエフェクトです。
ianwill氏
Log:
BPython:
- Blender.Save(filename)を.blendファイルの保存のために追加。
- script linkに関連するメソッド(get、clear、add)をSceneとMaterialsに追加。removeメソッドとWorld、Object、Camera、Lampへのこれらのメソッドの追加はまだです。
- ドキュメント更新と少し修正。
ton氏
Log:
スクリーン端のsplitルーチンでglFlushの呼び出しが4回以下になりました。
これはテストcommitです…削除されるか、より作業を進めるかのどちらかになるでしょう。
ianwill氏
Log:
Scripts:
- Carlos Lopez氏のKlopUtilsと、Campbell Barton氏のBatch Object Name Editが追加されました(両氏に感謝!)。
BPython:
- 私が最近Blender.sysを壊してしまったのを修正、Blender.sys.join(dir, file)を追加。
- ドキュメントと他を少し更新。
ton氏
Log:
XORラインの描画の他の修正。Windowの端のドラッグも同様に修正されました。
主な「改良」はgl_util関数を使用しなくなったことで、描画をすべて自前で行うことにより、flush呼び出しの量を最小(4回)にしました。
jandro氏
Log:
CVS YafRayのインタフェイスとの同期のためにマイナーチェンジ。クリーンなMSVCのビルドに近づきました。
P.S.: YafRayパネルの新しいXMLボタンは先週からありますが、Windowsでは動作していません(訳注:下記のjesterking氏の記事をお読み下さい)。困難ですが、動作させるための作業は続けられています。簡単に説明すると、このボタンはYafRayのレンダリング画像をRender Windowに直接視覚化する権利を得るため、そして[ESC]キーでYafRayを止めるために、新しいプラグインシステムを使用しているからです。すでにOSXとLinuxでは動作しています。私たちのところで動作しないので書けないのです…ここのcommitを読んでみて下さい。
bf-blender / Windows (2004/06/28) and YafRay Windows
jesterKing氏によるbf-blender6/28分とYafRay.dllの配布です。
こんにちは。
jandro氏はWindowsのプラグインインタフェイスを通じたYafRayとBlenderの、素晴らしい協力関係が抱えるバグの発見と修正といった偉大な仕事を終えました。
http://www.letwory.net/cvsbuilds/bf_blender_windows_20040628_yafray.zip
(今回はzipですが、私はあまり好きでないため、次回の私によるビルドは再びtar.gzで圧縮しようと思います)。
このパッケージはすべてが最新のCVS(私のところで28日に変わる数分前の更新)で、jandro氏の修正が含まれています。パッケージにはまた、実行可能なYafRayがサブディレクトリに入っており、これも28日になる数分前に私がYafRay CVSからMSVCでビルドしました。
これを使用するにはすでにYafRayがインストールされていなければなりません。あなたの現在YafRayがインストールされたディレクトリからバックアップコピーをとり、このパッケージのyafrayディレクトリの内容をあなたの現在のyafrayディレクトリへとコピーして下さい。その後blenderを使用し、YafRayをレンダラとして指定後、XMLをOFFにします。そして驚くべき更新をしているYafRayレンダラでは、フォトンのフェイクパスなどをみることができます。
話は変わりますが、これではひとつのプロセッサのみサポートしているため、マルチプロセッサで試しても動作しないでしょう。
それでは!
Blender.org front page: Release Status
すでにご存知の方も多いと思いますが、リリース状態を表示するインジケータがBlender.orgのトップに追加されています。
それぞれの状態はB-Con(もちろんBlender Condition。DefConのもじり)で表示され、大きくなるにつれてリリース状態が近づいていきます。最高レベルは5で、Slashdotによるアタックが開始されてる状態だそうです。:)
Development Digest, 1st of June - 20th of June
Jesterking氏による記事です。
今回もBlenderの世界の開発と出来事、特にBlender自身の開発についてお送りする時間がやってきました。2002年以来、Blenderはオープンソースとなり、とんでもない量の進歩をして来ました。今日もそのスピードは衰える様子すらみせず、逆に、新しくエキサイティングな機能が世界中の偉大な開発者により、さらなるBlenderの改良のために加えられ続けています。SoftBodyの作品がどこかにあるかどうかちょっとわかりませんでした。こちらあたりかと思っていたのですが。こちらにも見当たらないし。ちなみに前者のスレッドによるとRipSting氏も作っていたらしいです。にしてもセルフコリジョンと、もっと簡単で確実な頂点固定は是非ともほしいところです。
このダイジェストはForumやいくつかの別のメーリングリストの投稿などを検索する必要なく、人々がその情報を得る助けになるでしょう。ダイジェストは少なくとも月に一度に公開されます。
2.34ステータス
決定リリースターゲット
- Particleシステム
- Yafray plugin
- 重み付きsubsurf creases
クイックリンク
- 参加方法
- 新しい画像
- プロジェクト
- 開発
- FAQGame engine
今月が始まって以来、Kester Maddock氏はGame Engineに多くの修正と改良をcommitしてきました。これはPython部分(Sceneモジュールの追加などのような)の改良やライティング(テクスチャの後にスペキュラを加えるように、別のライトプロパティ)の更新も含みます。また、彼はBlenderPlayerをSConsビルドシステムにターゲットとして使用可能にしました。
Python API and scripts
Stephen Swaney氏、Jacques Guignot氏、Joseph Gilbert氏、Willian Padovani Germano氏はPythonAPIとスクリプトの活動をされてきました。別々のモジュールにあるいくつかのバグが(Philip Wainwright氏によるパッチを通じ、#1347や#1345のような)修正され、いくつかのモジュール(Campbell Barton氏のパッチを通じ、ObjectとMetaball)は新しい機能を得ました。Willian氏は特にスクリプトを集め、CVSにcommitするといったスクリプトの活動をされ、そして各スクリプトの作家からのパッチを受けていました。
UI
Matt Ebb氏はUIの別々のパートをクリーニングし、ほとんどメニューに関して、より直感的かつ一貫性を増すための作業を行いました。Ton Roosendaal氏はSolid Draw時のアウトライン描画を導入し、また、Tooltip描画の改良も行いました。ATIカードの所有者はBlenderのインタフェイスがだんだん遅くなっていく体験をされていると思いますが、Kester Maddock氏がその治療法を発見されたようです。すでにうまく動作しているという多くの報告が寄せられています。さらにnVidiaカードでもスピードアップされます。
フローティングパネルが現在[N]キーで閉じることもできるようになり、トグルになりました。また、パネルはユーザ設定により、オプションで前回の場所に開くことができるようになりました。、[N]キー-[N]キーによるトグルができるので、マウスカーソルがはずれたときのフローティングパネルのクローズは実装されていません。
YafRay
Alejandro Conty Estevez氏はYafRayをBlenderのプラグインとして利用できるようにしました。トグルでXMLを禁止することで、最初のXMLファイルのエクスポートの代わりにYafRayをプラグインとして使用します。レンダリングは現在プロセスを見ることができるようになり、[Esc]でキャンセルできます。これは実際にはまだWindowsでは動作しないのですが、Alejandro氏は解決に近いところまで近づいている、と話しています。
Sequencer
新しいSequencerエフェクト"Sweep"はRoel Spruit氏によって追加されたもので、シーケンス間に22種類の違う種類のスイープを提供します。彼はまたSequence Stripの命名も可能にし、Stripに名前が表示されるようになっています。
その他の情報
Ton Roosendaal氏はBlenderのアーキテクチャのドキュメントと特定の部分の背景にある目的について執筆を始めました。ドキュメントはBlenderの少ししか解明されていなかった部分に光を放ちます。すべての開発者は必読です。
LCSM UV展開はまだ作業中で、Testing Buildsフォーラムのスレッドに進行状態が公開されつづけています。Jens Ole Wund氏とBrecht Van Lommel氏はここで素晴らしい仕事をされています。
Nathan Letwory氏はSoftBodyの機能をAlexander Ewerig氏のInstinctive BlenderフォークからBlenderへの移植を始めました。最初のビルドはTesting Buildsフォーラムにあり、ユーザはすでにこの機能をジェリーキューブ、クロスシミュレーション、SFエフェクトなどのエキサイティングな方法に使用しています。
DbBlenderはNathan Letwory氏によって始められたプロジェクトで、バックエンドでデータベースを使用することにより、Blenderにリモートレポジトリ(倉庫)機能を作成する方法を研究中です。最初のMeshはすでにリモートデータベースから保存と読込がされています。
Campbell Barton氏はTuhopuuにcommitされた、OOPS View用の興味深いパッチをみせてくれました。彼はまたInterface & Toolsフォーラムに静止画レンダリング用のエキサイティングなレンダーファームスクリプトを作成されています。
終わりに
私はできるだけ多くの正確な情報を集めようとしていますが、多分興味深い寄与の、一、二名の名前を忘れている恐れがあります。よって、これらの人々への感謝の文も消えてしまっています! もし次のダイジェストの情報をお持ちの方は、題名を[DIGEST]で始めて、jesterking[at]letwory(dot)netへ送って下さい。また、もし新機能を使用した素晴らしい作品をお持ちであれば、送っていただければ次の回に掲載することができます。
次のダイジェストまでごきげんよう。
Nathan Letwory
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2021/07/01版
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