Blender.jp

First Pre-release of Blender 2.28

ton氏の投稿です。

これは最初のBlender2.28の先行リリースです。このリリースではBlenderの新しいPythonAPIのテストを目的としています。これらの先行リリースはすべての非互換性と問題のレポートのために使用され、最終的にBlender2.28が今までで最良のPythonAPIを持つために非常に重要なことなのです！

重要な注意：この先行リリースは新しいBlender Pythonの実装のベータテストと、安定したBlender2.28を作るのを助けてくれる、Pythonスクリプトを書く、あるいは興味のあるユーザにだけ意味があります。まだBlenderの新しいバージョンがでた訳ではありません。
Blender-NewPy1はBlender Python APIの新しい実装の最初のテストです。

簡単な歴史
スクリプトはBlenderにとって問題のある部分でした。最初は絶えず続けられたAPIの変更と機能の欠如でした。そしてversion2.25以降から、なんの更新もバグフィクスも行われていません。Buildの問題、多くの難解なマクロのトリックと読みづらいコードがすべての(新しい)Pythonの実装を始めた理由でした。そしてすぐ後にMichel Selten氏が新しい実装のための下地を終え、Willian Padovani Germano氏の助けを借りて現存する（blender2.23とblender2.25）モジュールを新しいAPIにする作業をスピードアップしました。Jordi Rovirai Bonet氏は途中参加して新しいArmatureとBoneモジュールを作り、Jacques Guignot氏もまた、過去の実装に存在しなかった、Effect、Metaball、そしてCurveの新しいモジュールを作りました。

Michel氏にとって最初の目標は理解しやすく、簡単に拡張でき、そして互換性に問題のない新しい基礎を得ることでした。
今はそれらの目標に達し、Michel氏はBlenderの開発の他の部分に目を向けたいとのことです。2.28リリース後、Michel氏はバグフィクスの補助をしますが、新しいPythonモジュールの開発はしないそうです。Willian氏は「モジュール管理者」の役目を引き継ぐでしょう。

どのAPI?
開発当初からblender 2.23と2.25APIとの互換性を持たせることに決定していました。blender210APIは誰かが挑戦しない限り戻ってこないでしょう。

2.25から何がなくなるのですか？
・Meshモジュール：実際には単なるNMeshのラッパーに過ぎず、Pythonで書かれており、かつまだ終わっていません。ということで私たちはNMeshのfixと改良の方をする方が好ましく、Meshを取り除く方が正しいと判断しました。
・Shadow Baseモジュールとクラス：2.25ドキュメントに記されています。これらの内部構造は私たちの再実装には存在しません。
・sysモジュールが完全ではない：Pathクラスはまだ追加されていません。

何が新しくなったの？
・まず最初に、新しいモジュールの追加：Armature、Curve、EffectそしてMetabal。以前はWorldモジュールにあったのですが、再実装されました。
・また基本のモジュールにも関数が追加されました。
・FileSelectorが復活し、Windowモジュールの一部として、ImageSelectorと集められました。 ・Drawモジュールに現在あるDraw.GetStringWidth(str,font='normal')とDraw.Text(str)に、fontのサイズを決めるパラメータを追加した、Draw.Text(str, font = 'normal')が追加されました。利用可能なサイズは"normal"(デフォルト)、"small"と"tiny"です。この関数は描画される文字列の横幅を返します。

私たちはまた2.25PythonDocの代わりとして新しいリファレンスガイドを作成中です。それが終わるまで、Pythonインタプリタから読める文字列を集めた2.25PythonDocもしくはソースファイルを見るのが適切です。

どこからダウンロードできますか？
http://download.blender.org/release/Blender2.27-newpy/

どこに問題を報告すればいいのですか？
Python forums上に、すべての問題を報告できる特別なトピックをつくります。

他の関連リンクはありますか？
The Blender Python development mailing list (including archives):
http://www.blender.org/mailman/listinfo/bf-python/

謝辞(敬称略)
Manuel Bastioni、Jacek Poplawski、Yann Vernier、Florian Eggenberger、Jonathan ThambiduraiそしてPython開発の様々な討論に活発に参加された方々に感謝します！

New demos, new OSX version, new gallery... and WWDC

ton氏の投稿です。

やがて開催されるApple WWDC conferenceは www.blender3d.org サイト更新のいい機会となるでしょう。さらに「正式な」代表者として、カンファレンスを歩き回り、もちろんBlenderのかっこいいTシャツを着て、コンタクトを取るためそこでBlenderのデモをします。

みんなが楽しめるように、新しいギャラリー、そして特別に前NaNのアーチストであったRandall Rickert氏が作成し用意していた、新しいBlenderのランタイムデモがあります。オースティンパワーズが嫌いな人は、'Naughty Nurse' デモを走らせないで下さい。:)

そしてOSXユーザのためには、現在のベータ以外の公式の中間リリースがあります。楽しんでくださいOSXユーザの皆さん！

An introduction to the Blender source

broken氏の投稿です。

Kent Mein (SirDude)氏が、Blenderのコードを触りたいが、どこからはじめていいかわからない新しいプログラマのために素晴らしいドキュメントを書き上げました。

そのガイドはここにあります。An introduction to the Blender source

新しく手伝って下さる方は歓迎します。もしこのドキュメントに更なる貢献を望む、もしくは何かを書き上げるのを手伝って下さるのであれば、私にemailを送って下さい―broken (at) mke3.net.

参加要項のお知らせ

Blender Foundationの活動内容と参加に関する情報がまとめられて公開されています。
また、現在進行中のプロジェクトのリストも公開しています。興味のある方はどうぞ。

Functionality board

非常に遅くなりましたが、ton氏の投稿です。

Blender functionality board(Blenderの機能に関する委員会)の設立についての議論は、そのすべてを組織化する方法についての総意がすぐには得られませんでした。それでも私は進めたいと思っています。たとえわずかな前進であろうと。

functionality boardのコンセプトは、Blenderの機能のレビューと開発の手助けをするために、Blenderのアクティブユーザのフィードバックと環境のリサーチを組織化するものです。

まず最初の段階として、誰もが参加できるメーリングリスト（bf-funboard＠blender.org）を作成しました。ここにあります。

近い将来、他のツールがたとえば、projects.blender.orgのプロジェクト(cvs, 一時的なwebフォーラム, feature tracker(機能の追跡))や、blender.orgのwebページ同様に追加できるでしょう。

最初の目標として、二つの重要なトピックを設定します。
1.委員会の組織化について：決定の手続き、目標、作業の割り当て等。
2.Blender2.28-2.50シリーズの実行可能な概念について、現在コーディングしているプログラマ達の支援と励まし。

見直されるべき焦点と範囲
- エンドユーザの行動の意図の中にある機能性。
- 技術的でない議論。とはいえ、時には実行可能かどうかの討論は必要ですが。
- 現在のblenderでできることすべて。非常に興味深いBlender3、もしくは'NGB'トピックは他の環境、またはもっと後のことです。

さらに私は二人の人物にこのプロジェクトの最初の目的の、組織化と管理の支援を依頼しました。
-> _broken (Matt Ebb)、すでにwww.blender3d.orgの設立に活動し、blender.orgフォーラムの管理、そしてメディアデザインを研究しています。
-> basse_ (Bastian Salmela)、ユーザコミュニティで活動し、頑強なblenderユーザであり、偉大なアーティストです。

私はBlender functionalityに興味をもつ皆さんの意見が聞きたいです。そして参加と活動を望みます。

-Ton-