初代Macbookのグラフィック性能改善
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初代Macbookのグラフィック性能改善 (TKSG8086, 2009/6/23 22:48)
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- Re: 初代Macbookのグラフィック性能改善 (yamyam, 2009/6/26 2:06)
- Re: 初代Macbookのグラフィック性能改善 (TKSG8086, 2009/10/17 12:23)
TKSG8086
投稿数: 17
新しい13インチMacbook proをうらやましく思いつつ、いまさら感もありますが
現在使用している初代MacBookのグラフィック性能を改善できないか?と思いチューニングを行ってみました。
もしここで上げた方法の他にも改善策があれば教えてください。
既にご存知だったり、試した方もおられるかもしれませんが以下の3つを試してみました。
1. OpenGL profilerによるpixel formatの最適化
2. Quartz関連の設定変更 (Quartz 2D Extreme と Quartz GL の有効化)
3. GPUのクロックアップ
効果はblenderのベンチマークの値で下記のような結果になりました。
チューニング無し:約6.7ops/s → チューニング有り:約134.3ops/s
3つのうちで一番効果があったのはpixel formatの最適化でした。これでほぼ130台です。
残りの2つの効果は誤差程度かもしれません。
ただ数値は改善していなくてもUIのレスポンスやモデルやライトを移動した際の追従性など
体感速度は速くなっているような気が・・・。
(きっとプラセボ効果とか、気のせいとかの可能性が大です )
・使用機材と効果測定の方法について
初代MacBook(CPU: Core Duo 2GHz、RAM:2GB、OS:OS X 10.5.7)にDVI接続の
UXGA液晶モニタをつないでLIDクローズドモードで測定しました。
使用したblenderは2.49aの公式ビルド( Mac OSX 10.4+ python2.5 intel CPU向け)です。
効果測定のためのベンチマークの値は、blenderを起動した直後のデフォルトの状態から
メニューの Help -> System -> Benchmark を選びdrawを実施したときの値(ops/s)です。
同一条件で3回測定した結果の平均値を掲載しています。
・チューニングの設定詳細について
1. OpenGL profilerによるpixel formatの最適化
Leopardが出たばかりのころGPUがGMA950の機種でblenderの動作が遅くなる問題がありましたが、
それの解決法としてこのpixel formatの最適化をすでに行っている方も多いかと思います。
OS X開発環境のXcodeに含まれるOpenGL profilerを使ってblender起動時のPixel Formatを設定します。
設定値は下記の通りです。
kCGLPFAACCelerated 1
kCGLPFAAuxBuffers 1
kCGLPFADepthSize 24
kCGLPFADoubleBuffer 0
2. Quartz関連の設定変更 (Quartz 2D Extreme と Quartz GL の有効化)
3DViewでのモデルの表示には効果が無いかもしれませんが、UIのレスポンスが良くなったりしないか
と期待しつつ設定してみました。
設定にはターミナルを起動してdefaultsコマンドを使って設定したり、Secrets等の機能拡張ユーティリティーでも
該当の設定を有効にできるものがあるようです。
3. GPUのクロックアップ
注意:ハードウェアの設定を適当かつ当てずっぽうにいじって、メーカーの想定しない設定で動作させることになります。
クロックアップにより発熱や消費電力が増大する可能性もあり、それにより想定外の不具合が発生することも考えられます。
ここから先はハードウェアの故障やデータの損失などを考慮して自己責任でお楽しみください。
初代MacbookやMac miniで使われているGPU、GMA950は仕様としては定格で400MHzで動作するようですが
実際にはもっと低いクロックで動いているようです。なので本来の400MHzで動作するように設定します。
動作クロックの設定にはGMA Boosterというソフトを使っても良いのですが、自分の使い勝手に合わせて
シェルスクリプトを書いてみました。(download:950tune.sh)
このスクリプトと合わせて、レジスタを読み書きする為のCHUD Toolsが必要になるので事前にインストールしておきます。
起動時のオプションには0、1、2のどれかを指定します。1:250MHz、2:400MHz、0:デフォルトにリセット(だと思う)となっています。
起動後にスクリプト内でreggie_seを実行するのに管理者権限が必要なのでパスワードを入力する必要が有ります。
設定はシャットダウンやスリープでリセットされてしまうので、クロックアップが必要であればその都度スクリプトを実行してください。
現在使用している初代MacBookのグラフィック性能を改善できないか?と思いチューニングを行ってみました。
もしここで上げた方法の他にも改善策があれば教えてください。
既にご存知だったり、試した方もおられるかもしれませんが以下の3つを試してみました。
1. OpenGL profilerによるpixel formatの最適化
2. Quartz関連の設定変更 (Quartz 2D Extreme と Quartz GL の有効化)
3. GPUのクロックアップ
効果はblenderのベンチマークの値で下記のような結果になりました。
チューニング無し:約6.7ops/s → チューニング有り:約134.3ops/s
3つのうちで一番効果があったのはpixel formatの最適化でした。これでほぼ130台です。
残りの2つの効果は誤差程度かもしれません。
ただ数値は改善していなくてもUIのレスポンスやモデルやライトを移動した際の追従性など
体感速度は速くなっているような気が・・・。
(きっとプラセボ効果とか、気のせいとかの可能性が大です )
・使用機材と効果測定の方法について
初代MacBook(CPU: Core Duo 2GHz、RAM:2GB、OS:OS X 10.5.7)にDVI接続の
UXGA液晶モニタをつないでLIDクローズドモードで測定しました。
使用したblenderは2.49aの公式ビルド( Mac OSX 10.4+ python2.5 intel CPU向け)です。
効果測定のためのベンチマークの値は、blenderを起動した直後のデフォルトの状態から
メニューの Help -> System -> Benchmark を選びdrawを実施したときの値(ops/s)です。
同一条件で3回測定した結果の平均値を掲載しています。
・チューニングの設定詳細について
1. OpenGL profilerによるpixel formatの最適化
Leopardが出たばかりのころGPUがGMA950の機種でblenderの動作が遅くなる問題がありましたが、
それの解決法としてこのpixel formatの最適化をすでに行っている方も多いかと思います。
OS X開発環境のXcodeに含まれるOpenGL profilerを使ってblender起動時のPixel Formatを設定します。
設定値は下記の通りです。
kCGLPFAACCelerated 1
kCGLPFAAuxBuffers 1
kCGLPFADepthSize 24
kCGLPFADoubleBuffer 0
2. Quartz関連の設定変更 (Quartz 2D Extreme と Quartz GL の有効化)
3DViewでのモデルの表示には効果が無いかもしれませんが、UIのレスポンスが良くなったりしないか
と期待しつつ設定してみました。
設定にはターミナルを起動してdefaultsコマンドを使って設定したり、Secrets等の機能拡張ユーティリティーでも
該当の設定を有効にできるものがあるようです。
3. GPUのクロックアップ
注意:ハードウェアの設定を適当かつ当てずっぽうにいじって、メーカーの想定しない設定で動作させることになります。
クロックアップにより発熱や消費電力が増大する可能性もあり、それにより想定外の不具合が発生することも考えられます。
ここから先はハードウェアの故障やデータの損失などを考慮して自己責任でお楽しみください。
初代MacbookやMac miniで使われているGPU、GMA950は仕様としては定格で400MHzで動作するようですが
実際にはもっと低いクロックで動いているようです。なので本来の400MHzで動作するように設定します。
動作クロックの設定にはGMA Boosterというソフトを使っても良いのですが、自分の使い勝手に合わせて
シェルスクリプトを書いてみました。(download:950tune.sh)
このスクリプトと合わせて、レジスタを読み書きする為のCHUD Toolsが必要になるので事前にインストールしておきます。
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