VirtuaLightの作者により開発が進められていた新しいレンダラー
MetropoLightがやっとDL可能になりました。
http://www.3dvirtualight.com/mlt/
予定だと、去年末にはアップされる予定だったのですが、大幅に
遅れたようです。

Blenderとの連携を含めて、まだDLホヤホヤなものですから、
どうなるかは不明ですが（主体はVirtuaLightと同じようにMaya）、
今回はMetropolis Light Transport algorithmによるイメージレンダリ
ングをめざしたものとのことです。
ただ、このレンダラー、コマンド･プロンプトからなんですね。
サンプルのレンダリングをどうやるか？ちょっと？？です。

とりあえず、MetropoLightのサンプルのレンダリングをしてみました。
使用する前に、以下の環境変数を設定することが必要みたい。
マイコンピュータを右クリック、プロパティ→詳細タブをクリック
→環境変数
すでにPATHという項目ある場合は・・変数値に以下の様な記述を追加します。
；C:\Program Files\Metropolight\Metropolight.exe;C:\Program Files\Metropolight\3ds2mlt.exe
(訂正：変数値の方は、C:\Program Files\Metropolightのみを入力します)
さらに新しい変数名をたてて･･･。
METROPOLIGHT_ROOTとして
環境変数値を
C:￥Program Files\Metropolight
とします。
これでレンダリングの準備終了。

あとはコマンドプロンプトを起動。
C:と入力
ｃｄ \Program Files\Metropolightと入力
サンプルファイルのCornellをレンダリングするので、
metoropolight cornell -t -w 512 -h 512 i
と入力すると、時間は少しかかりますが、以下のような画像がMetropolight内のデクトリーに吐き出されます。
（他にもいくつかオプションがありますので、付属のドキュメントを
ご参照のこと）

ちなみに現時点では画像形式はTGAフォーマットのみです。
フォルダー内にある3ds2mlt.exeというのは、３DSファイルを
独自ファイルに変換するDOSプログラム。
となると、うまくやれればBlenderからの画像もレンダリングできるかもしれません（これはまだ未検証）。

引用：実行ファイルはPATHに含めちゃダメです。他のプログラムでPATHが使用される場合、問題が起きる可能性があります。

よって、
として下さい。(C:\Program Files\Metropolight にMetropolishtの実行ファイルがある場合)

すみません。うっかりしてました。
Metropolightの場合は、Binフォルダーがないので、yamyamさんの
ご指摘の通りに改めました（汗）。
しかし、コンヴァーターはBlenderから3DSでエクスポートしたもの
を使ってみても、Cameraデータが厳密でないらしく、はねられました。

VIrtualightの場合は、独自ファイルに変換できたんですが･･･。

PS:3DS変換作業に際して、lib3dsというプログラムを使っているようです。これは実際に試してはいませんが、C言語によるもののようです。使い方が分からないので、こちらの方は断念しました（05/09/04追加）。

MetropoLightがv0.6.0に更新されています。
（05/08/23）
http://www.3dvirtualight.com/mlt/

Blender.org に作者の albedo氏自身によるスレッドが立っていました。
New MetropoLight (free MLT renderer) release 0.6.0

まだ Blender からのエクスポータはなく、むしろ、誰かに書いて欲しい、というお願いの投稿なんですが。
氏によると、Wavefront .obj に近いシンプルなフォーマットなので、簡単に書けるのでは、とのこと。ただし、氏はBlenderに詳しくないらしいです。

以下に元記事からの、機能についての概要を引用しておきます。

yamayamさん、追加＆周辺情報ありがとうございます。
まだ新しいレンダラーなので、こうした情報は結構参考になります。
引用：確か、日本のサイトでも、そのようなコメントがあった記憶があります。
付属のコンヴァートツールは３DSからの変換ですが、Camera情報が正確、あるいはない？ということで、はねられましたので、スクリプトができると、いいですね。もし本当にアップされたら早速、トライしたいです！
ちなみに、MetropoLightのレンダリングは、すごくゆっくりしたものです。レンダリング中は、何か作業するとレンダリング･ウィンドウが正常に作動しないようなので、ゆったり待っていることをオススメします。

引用：Gallery の 2000mutation が10時間半とか、Cornell Box の49分の画像を見たのでそれはもう。(笑)

とりあえず最適化はこれからなのでしょうね。すでに0.5.0から0.6.0の間ですでに5〜8％の速度向上はされてるんですが。でもバックグラウンドでちゃんと動かないのは辛いなぁ…。orz

ご紹介のページを辿っていくと、あれはどうもレンダリングスピードが
遅すぎるので、スクリプトは必要ないのではないか、という話になったとか、WinOSIと比較されているほどですから、ヴァージョンがあがって、スピードが改善されてからのお話になりそうな・・・。

まだ全然本体のレンダラー自体はスピードその他、改善すべき点は多いのですが、なんとMetropolis Light Transport Scriptがアップされていました。
これはBlender2.40用のスクリプトです。
http://www.elysiun.com/forum/viewtopic.php?t=54636
私は、なお2.37に対応していないスクリプトがあるせいか？
2.36と平行して使用しており、2.40関係は手を出していないのですが、
多分、レンダリングには超時間がかかるだろうな、と想像しています。