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元記事:blender.org - Data access


データアクセス



Data API



Blender 2.5の舞台裏で大きく変化した物の一つが、別々の Blender の部分からシーンデータにアクセスする方法です。以前の2.49までは、このデータの読み書きを行う統一された方法はなく、各ツールが自身固有の方法で行っており、各自のバグがあり、一貫性に欠けていました。
これはもっと複雑なツールや数年来のインターフェイスの開発ではでは制限要素の一つとなっていました。それがバージョン2.5で解決されました。

Blender 2.5にはツール間で一貫したデータのアクセスを行うための新しいデータ API(別名 'RNA')があります。これは以下の場合などに使用されます。

[wiki]-自動的にユーザインターフェイスをデータプロパティのリストから生成。

-Blender データへのプラグインによるアクセス。例えば Render API 内など。

-どこからからコピーしてきたような自前コードをわざわざ書くことなく、Blender データへアクセスする Python スクリプトを自動生成。

-ネイティブもしくはカスタム定義されたプロパティの統一インターフェイス。

-プロパティからアニメーションシステムへのコネクト。

-ドキュメント生成。
[/wiki]

旧データAPIと新APIの違い

ユーザが直接受ける恩恵は以下のようなものがあります。
[wiki]-「すべてがアニメーション可能に」― すべてのプロパティ(少しだけ例外あり)がアニメーションもしくは Drive 可能です。

-キー追加、Drive、ヘルプオプションは、プロパティUIコントロール上で右クリックオプションで統一されています。
Options for keying, driving and help as consistent right-mouse-click options on property UI controls

-深く、完成され、よくドキュメント化された Python スクリプト API ― Blender UI からアクセスできるどんなシーンデータも Python からアクセスできます。

-Blender 内の別々のサブシステム間でのバグと矛盾の減少。

-より先進的な未来のインターフェイス/ツール/スクリプトの開発の大きな可能性。
[/wiki]


Datablocks ビュー


データ API を通じてアクセス可能な、すべてのデータのフルリストを見るために、新しい 'Datablocks' ビューが Outliner に追加されました。これはデータタイプによって構成されるすべての Blender データを見せるもので、データのつながりの階層はその下に表示されます。また、リアルタイムでプロパティを編集するための UI コントロールも提供しています。これを使用し、データアクセスがどれぐらい深いところまで行えるかが明確になり、Mesh の頂点(Vertex)の位置やキーフレームのコントロールポイントの編集などがすべてこの同じリストビューからできます。

また、Datablocks ビューは 'Keying Sets(プロパティを一つに集めてグループ化し、まるごとキーフレーム化する機能)' の作成にも使用できます。



技術情報


Data API
RNA


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