テストビルド
テストビルド : bf-blender / Windows (2005/03/11)
元記事:bf-blender / Windows (2005/03/11)
gabio氏による3/11付bf-blender Windows版のビルドの配布です。
Transform関連が今週も継続して更新されています。注意:ローカル軸制限と平面制限は、[Ctrl]の代わりに[Alt]になっています。
多くのバグ修正とopenEXRフォーマットのサポートが行われています。ちなみに、"OpenEXR" は、Industrial Light Magic(ILM)がHDR画像を格納するのに作成したフォーマットです。
(訳注:アプリケーションも公開されています。こちらを参照してみて下さい。また、サンプルでHDRのレンジの広さを見ることもできます。今回のビルドにはありませんが…。:: roll ::)
P.S. openEXRはMSVCと衝突するためコンパイルされていません。現在この問題について作業中です。
新Transformについての詳細はこちらにあります。http://wiki.blender.org/bin/view.pl/Blenderdev/TransformRefactoring
SConsを使用した、MSVC 7によるビルドです。
-----------------------------------------
概要
- 新しいBPythonの型、Text3d。BlenderのFont Objectへのアクセス用です。(Pythonモジュール)
- ローカル軸制限の開発が開始。(Transformリファクタリング)
- WoodとMarbleが、三つの波形から選択できるように: Sine(矩形波)、Saw(のこぎり波)、Triangle(三角派)。
- バグ修正(#2292、#2296、#2062、#2288、#2309、#2301)
- Gernot Ziegler氏のパッチにより、BlenderにOpenEXRをサポートするように。(MSVCのサポートが激しくダメなため、このビルドには含まれていません)
Commit
stiv氏
Log:
新しいBPythonの型、Text3d。BlenderのFont Objectへのアクセス用です。
Joilnen Leite(pidhash)氏の貢献です。
ton氏
Log:
Proportional Editing(PET)の修正と、改良。
- 汎用の 'calc distance' 関数をPET用に作成。
- PETモードの計算速度向上のため、最初の選択時にTransDataのソートするための汎用の関数を追加。
- PETモードの例外処理のほとんどをコードから削除、現在は計算にのみ使用されるように。
- すべてのEditModeのtransdata変換関数の構造を同一に。
theeth氏
Log:
ローカル軸制限の開発を開始。
単一の選択(一つのObjectのみの選択)時、EditModeとObjectModeで動作します。
また、ヘッダに軸制限についての表示を始めました。現在は移動のみです。
[X]、[Y]、[Z]で(そして[Ctrl]版では)、グローバルとローカル、OFFの切り替えが以前のようにできます。
stiv氏
Log:
暗黙の宣言によるWarningを修正。
急いでいたので見落としていました。
ton氏
Log:
Chris Burt氏提供によるパッチ。
WoodとMarbleが、三つの波形から選択できるように: Sine(矩形波)、Saw(のこぎり波)、Triangle(三角派)。
Sawは特にColorBandとの組み合わせで、よりリアルな木目になります。blender3d.orgのリリースページにはこれについての記事を執筆中です。
追加:editmesh_add.cに、FaceSelectMode時のcircleのWarning削除のコミット。
Log:
バグ修正 #2292
Env氏のディノサウルスの皮膚のバンプが2.36ではあまりよく現れていませんでした。これはバンプマッピングの回転を正しくするバグ修正により、起こったもので、この回転はFlat/Cubeマッピングでのみ動作させるべきだったようです。Sphere/Tubeでも回転はしていましたが、バンプにとってあまりいい影響を及ぼしません。
よって、Tube/Sphereマッピングのバンプでは修正をスキップするようになりました。
desoto氏
Log:
新しいMarbleボタンのTooltipが(訳注:Woodに)コピペされていました。これは…エラーを起こします…えっと…Tooltipに。 最初のコミットです!
theeth氏
Log:
+ ローカル軸制限を複数Object選択時のSizeとRotで動作するように(一番簡単なもの)。
+ 移動時のヘッダの表示をリファイン。軸制限空間などの軸制限についての必要な情報のみを表示するように。(例:もしローカルX軸にそって1ユニット動かした場合、その方向には関係なく、"D: 1.000 along local X"と表示します)
まだ数値入力もこのようにする必要があります(ローカル軸制限で数値を入力すると、その軸にそって動く動くように。すでに元となるコードはあり、後は完成させるだけですが、現在遅れています)
+ TD_NOACTIONフラグ使用によるPET計算の最適化(正しくは、前回のコミットだったかも知れません)。
+ エレメントの方向を格納する、float axismtx[3][3]メンバをTransDataに追加。(ローカル軸制限に便利で、編集中にNormalなどにそって移動することもできるでしょう)
- EditMode中のSizeを修正。(いくつかの行列の乗算の順番が間違っており、軸制限を使用した時のみ見えていました)
- 軸制限の投影行列を修正。軸制限空間がグローバルでなかった場合、面制限が動作しませんでした(簡単にいえば、ローカル空間の面では、奇妙な結果が生じていました)。
- バグが修正された可能性(Tonへの注意:TransInfo内に、TransDataExtensionブロックを指すためのポインタ、extを追加しました。アロケート後のソートが終わったら、最初のtdポインタはextブロックの最初を指す必要がなくなるため、これを正しく解放するための新たな変数が必要だったのです)。
- いくつかのG.obeditによる残留テストを除去。
- 初期化からTransformコード後までの軸制限のリセットを移動(Ton、これは例えばメニューなどのように、Transform呼び出しの前に軸制限を作成できることを意味します。)
注意:
いくつかランダムでSegfaultを新しいヘッダ表示コードで得ました。非常にランダムで、デバッグバージョンでは再現できませんでした。私は失われたと思われるいくつかの初期化を行いました(これがクラッシュを起こしたとは疑わしいのですが)。軸制限の使用とリンクしていましたが、これらによって起こったわけではありません。恐らく最近のばかげたコーディングミスが原因でしょう。
ton氏
Log:
新Transformプロジェクト:
- 'Warp'([Shift]+[W])の復活。入力モードや[Ctrl]/[Shift]同時押しも含め、以前のように動作するようになったと思います。
- [Ctrl]イベントをキューに追加、これを押した時に再描画するように。いい感じです。
zuster氏
Log:
- project_short_noclipへのコールをそのまま実装に置き換えました。
理由は project_short_noclip は、値がクリップ境界の近くであった場合、計算を行わないからです。background画像については、これについて心配はありません。
Log:
- draw_bgpicを、ウィンドウ位置をfloatで計算するように切り替え。background画像がスムーズにズームされるように。
Log:
バグ修正 #2296
- Background画像がATiカードなどでは極端に遠くにズームアウトした際、ジッターを起こしていました。可視画像のクリッピングの前に、いくつかの地点でのズームと、この時の値にとどまることにより、ドライバが画像の横幅を乗算するため、この現象が現れていました。
とにかく、これはズームのクリッピングの時にフィードバックしていました。
修正は単にGLにスクリーン上に見える縦か横のピクセルの小さい方の番号を告げることだけです。これは、glaDrawPixelsSafe のすべてのユーザに対する実用的な修正を行うための、通常の悪い方法ではないからです。
Log:
- min()をMIN2()に、max()をMAX2()に置き換え…私のミスです。
ton氏
Log:
- Objectの中心でのみrot/scaleができる、'align mode'を復活。
- Theethのデバッグ出力をコメントアウト。
Log:
Transformプロジェクト:Transform後の "Auto key" を復活。
常にloc/rot/size ipoを挿入するように。古い方法は差異を発見する方法が全体的に疑わしいもので、復活が望まれていたか確信がもてません。
コードに注意を追加、後のdep graphによる再コーディングの有力候補です。
Log:
ボタン画像を更新。
Log:
- アイコン画像にさらにスペースを追加。(blenderbuttons.png)
現在は21ボタンの行を1つ増やしているだけです。これ以上も単純に追加するだけです。
- Proportional Editing(PET)オプションのRoot、Liner、Constant用のアイコンを追加。
- プルダウンとポップアップメニューが新しいPETオプションで動作するように。
- Transformの修正:PETのサークルがObejctModeで描画されていました。
Log:
バグ修正#2062
buf[32]への文字列のコピーで文字列のサイズをチェックしておらず、エラーが発生していました。
すべてのクレジットはこれを見つけてくれたMartin P(Theeth氏)です。私はアシスタントコミッターです。
theeth氏
Log:
重要な注意:軸のロック(面制限)は[Ctrl]の代わりに[Alt]で動作するようになりました。[Ctrl]は早かれ遅かれ問題を起こしていたかもしれません。正確には、[Ctrl]を押しっぱなしにしている人がロックしたくない場合には、軸のキーを押すために[Ctrl]から指を離す必要があります。
複数のObjectへのローカル軸制限の追加が終わりました:Object群のうちの一つの軸が他の物より明るくハイライト表示されます。これをマウスでコントロールすると、他の物はそれぞれが参照する軸に動きをコピーします。
コード変更: TD_OBJECTフラグは新しいT_POSE、T_EDIT、T_TEXTUREとともに、TransInfoのフラグの一つになりました。
sirdude氏
Log:
いくつかrgbaの代わりにabgrと仮定した、混乱したコードを発見。
SequenceプラグインのBlurで使用されているIMB_gamwarpにありました。
恐らく今は直っていると思います。また、gccのWarningも修正しました。
Kent
Log:
[Ctrl]+[M]を削除。
バグ#2288。
Kent
ton氏
Log:
バグ修正#2309
EditModeとPoseModeを抜けるときのコールを "set_scene()" に移動。PoseMode時に、空のSceneに切り替わるとエラーが発生していました。
theeth氏
Log:
正しくフラグを設定すると、何もクラッシュが起こらなくなるのは面白いです。
ton氏
Log:
バグ修正 #2301
画像の左右もしくは上下部分でのHaloレンダリングのクリッピング範囲が狭すぎでした。2.36への修正によって生じたもので、距離に対するクリッピングが不正確でした…。
距離はOKでしたが、XもしくはYクリッピングに対する古い改造がまだあったようです!
(Thank you!)
sirdude氏
Log:
Gernot Ziegler氏の、BlenderにOpenEXRのサポートを追加するパッチ。
使用には、OpenEXRをダウンロードし、インストールする必要があります。
Makefileでは、WITH_OPENEXR=true とし、NAN_OPENEXR をOpenEXRをインストールした場所を指すように設定する必要があります。
SConsでは、新しいオプションを使用するには config.opts を削除する必要があり、そうすればOpenEXRを使用できますが、私はSConsでBlenderをリンクできておらず、SConsを少し調整する必要があるかもしれません。しかし、動作すると思います。
他のプラットフォームマネージャでは、OpenEXR関係はQUICKTIMEと似ており、WITH_OPENEXRの定義とライブラリの設定、そしてこのコミットでは二つの新たなファイルがあることに注意が必要です。
Kent
zuster氏
Log:
- dna_errorがmakesdna内の二つのエラーで設定されず、悪いコンパイルが可能になっていました。
Log:
- makesdnaを、アラインメントエラー時に構造体に何バイトパディングすべきかを出力するように、簡単に修正。
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