テストビルド
テストビルド : And now: Area lights!
And now: Area lights!
遅くなりましたが、ton氏の手により、今度はエリアライトが実装されたようです。
なお、Windows版のバイナリについてはelysiunのスレッドにあります。OSX版はBFのスレッドにあります。Linux版は上記のスレッドの40ページあたりにあります。また、ここにはBF-Committersを覗いていた人ならお分かりと思いますが、Yafrayとの統合(?)作業が始まっています。なお、こちらのLinux以外のバイナリについては未確認です。まだアルファ段階ということですが、非常に楽しみです。なお、利用は自己責任にてお願いします。大事なデータに上書きはしないで下さい。
話を元にもどしまして、ton氏によるエリアライトのLogの翻訳を。
Area light
- 新しいlampタイプとして"Area"が追加。これはラジオシティの公式(ストークスの法則)をplaneから受け取るエネルギーの量を計算するのに使用しています。結果は非常にいい局所光源になり、いい感じで広がってくれます。
- Area lampは'gamma'オプションを持ち、光の広がりに使用します。
- Area lampの形状は正方形、長方形、立方体&箱型です。最初の2つだけ実装済みです。タイプを設定し、エリアの大きさを決めます。
- Lamp Buttonsにあるsizeはエネルギーの量に影響しません。しかし、3DWindowでのlampのサイズ変更は影響します。これはもしあなたがシーン全体のサイズを変更したとき、光量を同じにしたいケースをカバーするためです。
もしシーンを明るくも暗くもせず、単にArea lampサイズを変更したい場合は、Lamp Buttonsの方を使用して下さい。
- Area lightは現実的には距離(二次式)に敏感であるため、及ぼす効果はすぐに大きくなりすぎ、あるいは小さくなりすぎてしまいます。これにはLamp Buttonsの"Dist"の値を用いることができます。Dist=10に設定すると、10Blender単位の距離において適正な光量が得られます(lampオブジェクトの大きさを変えていないと仮定した場合)。
- 私は四角のスペキュラに挑戦しましたが、変な表示になる結果に終わってしまいました。committはしていません。
- 今後の計画として、三次元のarea light、boxとcubeを拡張したいと思います。
- Area lightは片面、-Z方向のみということに注意して下さい。何かいい表示方法を考える必要がありそうです。
Area Shadow
- 多くの変数がソフトシャドウと連係しているため、これはArea lightでのみ利用可能です。spotとnormal lampがソフトシャドウを持つことは考えられますが、Lamp Buttonsを再構築する必要があるでしょう。まだ調査とフィードバックを行うべき点です。
- Areaのsizeとは別に、独立してXとY方向('Rect'指定時用)のサンプル量を設定することができます。これはboxタイプのArea lampのため、三次元になる予定です。
- Area Shadowには4つのオプションがあります。
- "Clip circle": サンプリングの形状に円のみを使用します。スムーズな結果が得られます。
- "Dither": 2x2のディザマスクを使用します。
- "Jitter": pseudo乱数値をオフセットにしてサンプルをずらします。
- "Umbra": 影の中の完全に影になっている部分をさらに強調します。
Raytraceのスピードアップ
- オクトツリー内のfaceのフィルを改善しました。大きなfaceが占めるノードが多すぎでした。
- 干渉チェックを追加:光線が最初から最後まで同じオクトツリーのノードに連続して発射され、かつそれが交わらない場合、即座に排除されます。
- shadowをレンダリングするシーンでは、これで20-40%の恩恵を受けます。私のmonkey像ファイルのテストでは現在レンダリングが19秒になっています(以前は30秒)。
その他
- スペキュラの最大値を511に調整、Blinnのspecがこのとんでもない小さなspecサイズを再び持っていたことを確認しました。
- UIのrounded theme: "button"のcolorでRGBカラーが暗く表示されていたのを修正。
- countall()関数をSubsurfのトータル数を含め修正。
- テンキーのドットキーを押すことにより、'near'クリップが設定されるのを削除。
- Buttons Windowの'Shading Context'アイコン(訳注:球体のアイコン)を押した場合、内容が自動的にホットキーの[F5]を押したように切り替わるように。
これが正式なリリースでないことに注意して下さい…ファイル中の設定が働かないかもしれませんし、リリースされた時に働く保証もありません。:)
- Blender 2.92RCがリリース (2021年02月19日)
- Blender 2.80RC3がリリース (2019年07月26日)
- Blender 2.80RC2がリリース (2019年07月20日)
- Blender 2.79 リリース候補2が公開 (2017年08月19日)
- Blender 2.79 リリース候補1が公開 (2017年08月03日)
- Blender 2.79 Testbuild2が公開 (2017年07月16日)
- Blender 2.79 Testbuild1が公開 (2017年06月15日)
- Blender 2.78 RC2が公開 (2016年09月16日)
- Blender 2.78 RC1が公開 (2016年09月04日)
- Blender 2.78 Testbuild2が公開 (2016年08月24日)
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