Scupt 用ブラシとストロークの改良

ブラシの改良

新しいブラシセレクタ

パフォーマンス

Brecht氏の Multires の PBVH の作業に加え、アルゴリズム的な作業と最適化がされ、パフォーマンスが大幅に向上しています。

インターフェイス

素晴らしい新アイコン、新しいブラシとテクスチャポップアップセレクタ、
多数の新 Curve と Curve の選択肢があります。各ブラシには多数の新オプションもあります。

この新しいブラシとテクスチャセレクタはタイプ入力により検索可能です。

ショートカット

最初の20のブラシを[0]〜[9]と、[Shift]＋[0]〜[9]で選択できます。
ブラシに対して[Shift]はスムージング、[Ctrl]は反転です。

新しいツール

Grab
Grab は Symmetry時に重なっている部分で非常によく活躍してくれます。

Snake Hooks
Grab のバリエーションの一つで、動かすたびに、最も外側の Vertex をいくつか解放します。

Thumb
Grab のバリエーションの一つで、皆さんの指でそのブラシの押すような感じです。

Nudge
Grab のバリエーションの一つで、Vertex群を短い時間移動し、解放した後、新しい Vertex 群を移動させます。

Flatten / Contrast
Flatten はブラシ範囲内の Face をその領域の Normal 平面の方向に移動します。この平面はブラシ範囲内にあるすべての Face の Normal の平均から算出されます。

Contrast はブラシ範囲内の面をその領域の Normal 平面の方向から離します。

Clay
おそらく他と比べ非常にいい結果になるでしょう。多用されるブラシの一つです。

Fill / Deepen
Fill はブラシ範囲内の Face の Normal の平均により定義された平面下の Face を取り、その平面に向かって移動させます。

Deepend はその平面下の Face を取り、これらの Face をその平面より遠ざけます。

Scrape / Enhance Peaks
Scrape は Face Normal の平均により定義された平面の上にある Vertex を取り、これらの Vertex をその平面の方に移動します。

Enhance peaks は Face Normal の平均により定義された平面の上にある Vertex を取り、これらの Vertex をその平面から遠ざけます。

Crease
このブラシは非常にシャープなフォールオフを持つ中心に押し込み、非常に弱くひねります。

ブラシのオプション

ビューポート上でのステンシルオーバレイ
ビューポート上で画像やテクスチャのオーバレイを行い、スカルプティングとテクスチャリングに使用する画像を拡大縮小、移動、回転できます。

Trim - Max travel distance
ブラシに関連する平面の影響を、その平面の上もしくは下の一定の高さ以内の Face に制限します。

Plane depth offset
断面を深くもしくは浅くできる度合い。

オリジナル平面の保持(鍵アイコン)
そのブラシストローク開始時のオリジナル平面を保持してスカルプトします。

ストロークオプション

Radial Symmetry

Radial Symmetry
スカルプトのストロークを、XYZ平面のミラーリングに制限するのではなく、そのオブジェクトの周りの空間に放射状のパターンで配置することができます。

Spacing
ブラシのスケーリングとビューのズームで、同じ相対的な間隔を維持できるよう、ブラシ間隔が、ブラシ半径のパーセンテージを元にするようになりました。

Anchor Edge
Anchor ブラシが、縁から縁へドラッグできるようになりました。

Direction
ビューのベクトルをスカルプトの方向にできます。
（原文：The view vector to be sculpted towards. Sculpt Planeの話？）

スカルプトがモディファイアスタックとともに動作するように
もしポーズのついた、もしくは他のモディファイアを持っているモデルでもスカルプトすることができます。