訳注：原文のレイアウトから順序など変更されています。
スプラッシュ by @ndy氏
Blender 2.44
Blender 2.44は大量のバグ修正を主としたアップデートリリースの予定でしたが、開発者達の努力により、少しではありますが、興味深い新機能を追加することができました。
このバージョンは完全に64ビット互換となり、新しいモディファイアの追加、二つの Composite ノードの追加、古い Mesh プリミティブの刷新が行われました。しかし、Blender 2.44に関する最大のニュースは、長く待ち望まれていた、しかし誰も予想しえなかった新機能：サブサーフェススキャッタリング(SSS)のサポートです！
2007年5月12日
Sculpt と Multires
前回のリリースが、3Dスカルプトと Multi-res の最初の Blender バージョンでした。ありがたいフィードバックとレポートにより、多くのバグ修正と改良が行われました。
サブサーフェススキャッタリング
サブサーフェススキャッタリングは新しい Material オプションで、皮膚や大理石、牛乳のような材質をレンダリングします。これらの材質はサーフェス下で光の散乱が起こり、別の場所から出ていきます。これにより、サーフェス上の光がぼやけ、柔らかな感じになります。
新モディファイア
二つの新しいモディファイア、"Smooth" と "Cast" が利用可能になりました。
新Composite ノード
二つの新しい Composite ノードが追加されました。Add → Color メニューで追加でき、Composite Node Editor の可能性を更に広げます。
Mesh プリミティブ の更新
Mesh プリミティブ がの更新され、ユーザビリティが向上、以前の状態から少しだけ進歩しました。
64ビットへの対応
Blender はすでに1998年、64ビットの Dec Alpha に移植されていますが、2002年以来、64ビット準拠の大部分がほこりをかぶっていました。大掃除の時間です！
キャラクタアニメーション
Action と NLA Editor で、可視のチャネルのコントロールが改良されました。新しい Constraint も追加され、"preview range"(プレビュー範囲)オプションも追加されました。
物理エンジン
Bullet 物理エンジンにいくつか変更があり、物理シミュレーションの再現性と正確さ、品質が向上しました
Python スクリプトと API
大量のスクリプトの追加と、現存のスクリプトの更新があり、API も前回リリースから改良されました。
その他の新機能と修正
このリリースで大量に行われた、比較的小さな機能の変更と修正。
元記事：blender.org - Blender 2.44