SLiM - download alpha 2 - 22/08/03

投稿日時 2003年08月23日 | カテゴリ: スクリプト・プラグイン

SLiM - download alpha 2 - 22/08/03

flippyneck氏作のエッジレンダリングスクリプト、SLiMのα版が公開されました。

サンプルのblendファイルのTextWindowの上で[Alt]+[P]を押すとGUIがでてきます。
上から[Silhoutte][Folds][Hidden]といったボタンがならんでいて、その横にスライダがあります。これはそれぞれ、描線のレンダリング、MeshのEdgeのレンダリング(陰線消去)、そして隠れた線のレンダリング(ただしこのサンプルでは本体に隠れてみえません)です。[Thick]は太さ、RGBのスライダは色を決定します。
そして設定がすんだら、[ Run ]を押すと実際に線が描画されます。これらはMeshとして生成されます。[Purge]を押すと削除、[Quit]で終了です。

なお、現在のバージョンでは以下の制約があります。
- 線が繋がっていないところがある。
- cameraをY軸方向に向けておかなければいけない。
- アニメーションに対応していない。
- 対象オブジェクトはMeshのみ。
- すべてのオブジェクトについてApply Size/Rot([Ctrl]+[A])しておく必要がある。
- latticeのArmatureの変形はサポートしているがすべてのケースで動くとは限らない。
- Purgeがうまく動かないときは、一旦quitで終了してから再び起動させるとうまくいく場合がある。

原理としては先ほども書きましたとおり、カメラから線として見える部分をMeshで生成しているようです。力技ですが面白い方法です。残念ながら現在は制約が多いですが、将来に期待したいと思います。

ちなみに、元記事の下の方でリンクされているblender_brk_expui_20030813.zipというのは新しいボタン(スクリーンショットにもあります)のblenderバイナリです。
興味のある方は自己責任でどうぞ。




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