bf-blender / Windows (2004/06/25)
投稿日時 2004年06月28日 | カテゴリ: テストビルド
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bf-blender / Windows (2004/06/25)
Gabio氏による、bf-blender6/25分ビルドの配布です。
24日はケベック州立記念日(St.ジャン・バプティスト)でしたので、たくさんのパーティがありました。ビールを片手に、もう片方はマウスをにぎって―今週のcommitを見ていきましょう。
概要 - 新しいSequencerエフェクト・機能: sweep、rename strip。 - バグ修正。 - アウトライン選択の更なる向上。 - フローティングパネルのワークフローの改良。 - Tooltip描画の改良。 - スクリプト更新。 - 新しいPython関数:World.GetActive() - レンダリング時間が残って読めるように(おおっ!)- 新しいZoomオプションがすべての種類のWindowで動作するように。 - Game EngineのReflection Mapの修正。 - Relative Path(相対パス)が動作するように! - 新しいSequencerエフェクト:Glow - スクリーン端のsplitルーチンの改良。 - 新しいスクリプト:KlopUtilsと新しいPython関数:Blender.sys.join(dir, file)
Commit: goofster氏 Log: Sequence EditorのSequence Stripに命名できる機能を追加。以前はすべてのタイプでこれが不可能でした。 - Stripの[N]キーメニューでStripの名前が変更できます。 - もしStripが名前を持っている場合、以前表示されていた物(画像の場所、長さ、その他)の代わりにStrip内に表示されます。
TODO: 新しいエフェクトをSequencerに追加している間、私はこれをEffect Stripにも追加するつもりです。現在はまだ、何を[N]キーメニューに入れるべきかははっきりしていません。
guitargeek氏 Log: このパッチはVertex loop Selectツールを、二つのFaceの一部のEdgeだけを選択するようにするもので、Mesh内の削除されたFaceがあった場所の周辺のツールがつくってしまった不適切な選択をクリーンアップします。
クローズのバグ#1343
goofster氏 Log: 新しいSequenceエフェクト:Sweep。 1つのStripから他方への、22の違う方法のスイープからなります。もしあなたがWindows信者なら―これはPowerpointの"ブラインド"のようなものです。 - [N]キーメニューでvertical、horizontal、in/outなどの表現方法を選択できます。ここで述べるには数が多すぎます。
この機能についてのクレジットは私がコードをひっぱってきたSequence PluginをコーディングしたKent 'Sirdude' Mein氏にあります。
また、あるSequenceエフェクトが設定を持つことを可能にするため、私は"varstr"voidポインタをSequence DNAに追加し、それぞれのエフェクト用の特製の構造体へのポインタとして使用できるようにしました。これはPluginを取り扱う方法に似ています。
もっと素晴らしいエフェクトも登場します…。
ton氏 Log: - Font ObjectにSolid Draw+選択時のアウトライン表示を追加。 - Font ObjectはまだDraw Extra Wireはサポートしていません。 - MBall Objectの円の描画をEditMode以外は廃止しました。 - draw_object()呼び出しの小さなクリーンアップ。mball描画時に妙な例外が発生していました。
Log: 人気のリクエスト:フローティングパネル([N]キー)は現在二回目の[N]キーコマンドで閉じることができます。これは現状のデフォルトのすべての[N]キーメニューについて機能します。これからtoggle_blockhandler()を使用することにより、それぞれのホットキーでコントロールするパネルの標準にすることができます。
次の人気のリクエスト:ホットキーで開くパネルはオプションで、マウスの下の代わりに前回の位置に開くようになりました。このオプション"Pinned"はUser Preferenceにあります。後々のためにことによってはパネルごとのオプションがつく…かもしれません。
最後のリクエストは、マウスがパネルから外れた時に閉じるものですが、実装はされないでしょう。パネルの一貫性を邪魔し、現在は[N]-[N]でほぼ解決されるからです。
Log: Tooltips: - Tooltip更新のdelay loopが0.02秒(以前は0.05秒)に減らされました。これはtooltipがプルダウンメニューの上に「引きずられる」ように見えるからです。 - Tooltipのサイズ計算を変更、(高さが)大きめに描画されていました。また、文字列がちゃんと中央に表示されるようになりました。 - デフォルトでTooltipがボタンの12ピクセル下に表示されるように。
Log: バグ修正#1326。 Shadedモード中にSubSurfレベルを変更した際、そのMeshが多くのObjectで共有されていた場合…他のMeshのShaded Displistが混乱し、クラッシュを起こす危険性がありました。
そして、Select outlineの小さな改良:Drawタイプでextra Wireが設定されていると、スキップするように。必要なことではありませんが、少し見苦しいので。
jandro氏 Log: Win32で動作させることに成功した、Luis_F氏が送ってきた変更があります。そのプラットフォームへの適用と、yafray.dllで見つかった問題の修正のみ行っています。
ianwill氏 Log: - Scripts: Campbell Barton氏が彼のWavefront OBJスクリプトを、Ben Omari氏が彼のDirectX7と8のスクリプトを更新されました(両氏に感謝します)。他のリストにあるスクリプトはメニュー変更の都合によりマイナーアップデートが行われています。 - メニュー中のスクリプト: Objectのリネームツール、ジェネレータ、そしてMeshの変形(Metaball、Curve、Surfaceも後に追加できます)がインタフェイスに統合されています。 - Blender.sys.makenameの修正:ファイル拡張子の最後の文字がカットされていました。
ton氏 Log: 修正:MeshプリミティブのUV Sphereを作成するとき、remove doublesで継ぎ目を取り除いていました(Spinコマンドで作成されているのです!)。その閾値が0.01では簡単にエラーになりやすくなっていました。現在は0.0001になっています。
Log: 報告#1376。 Rayshadowがlampのオプション'layer'で正しく使用できませんでした。Objectがlampのレイヤにないとき、影が(光も)できないようになりました。
Log: 報告#1391。 法線(特にディスプレイスメント)関連のレンダリングの私が最後に行った作業が屈折コードの動作をおかしくしていました…。探すのに時間がかかりましたが、単にいくつかの行を多めに削除しすぎていただけでした。 これが何か、そして削除すると危険だというコメントをはっきりと追加しておきました。
jiri氏 Log: - Scripts: ideasman氏のObjインポート・エクスポートスクリプトが少し更新(smooth faceのサポートを追加)。
guignot氏 Log: Worldモジュールに新しい関数を追加:GetActive()。Sceneに関連付けられたWorldか、Worldが存在しない場合はNoneを返します。
ton氏 Log: 小さな機能のリクエスト:headerのレンダリング時間がレンダリング後に消えていたのを現在はずっと一部に表示されるようになりました。
Log: 他の古いバグの修正:ファイル読み込み時、(Info headerに表示されている)総数が更新されていませんでした。また、アクティブなWindowレイヤをカウントしていたのをやめ、Sceneレイヤを使用するようにしました。
Log: 報告#1387(todo)。 Ipo、OOPS、Sound、Sequencer、NLA、Actionに一貫したZOOMを追加しました。これは新しいユーザ設定にも準じています(Continue、dolly、scale)。
kester氏 Log: ライティングがされていないFaceのReflection マッピングの修正:法線が送られなかったため、Reflectionマッピングは正しく描画されませんでした。(バグ#1385) ディフューズMaterialカラーとライティングされたbrightnessをblenderによりマッチするように設定しました。(バグ#1385)
goofster氏 Log: - 新しいSequenceエフェクト、Sweepの書き込み・読み込みの修正(Ton氏に感謝、あなたがいなければどうすればいいかわかりませんでした)。 - SweepエフェクトはSweepのタイプを変更後に更新されるようになりました。
ton氏 Log: 機能リクエスト: - relative path(相対パス)"//"の使用がfileselect headerのボタンでコントロールできるようになりました。 - relative pathのサポートをlinked Libraryファイル用に追加しました。
注:OOPS WindowではLibraryのファイル名をみることができ、Headerの最後のアイコンボタンを選択することでブロックが表示されます。
goofster氏 Log: 更にSequenceエフェクトの追加:ご存知のGlowエフェクトです。
ianwill氏 Log: BPython: - Blender.Save(filename)を.blendファイルの保存のために追加。 - script linkに関連するメソッド(get、clear、add)をSceneとMaterialsに追加。removeメソッドとWorld、Object、Camera、Lampへのこれらのメソッドの追加はまだです。 - ドキュメント更新と少し修正。
ton氏 Log: スクリーン端のsplitルーチンでglFlushの呼び出しが4回以下になりました。 これはテストcommitです…削除されるか、より作業を進めるかのどちらかになるでしょう。
ianwill氏 Log: Scripts: - Carlos Lopez氏のKlopUtilsと、Campbell Barton氏のBatch Object Name Editが追加されました(両氏に感謝!)。
BPython: - 私が最近Blender.sysを壊してしまったのを修正、Blender.sys.join(dir, file)を追加。 - ドキュメントと他を少し更新。
ton氏 Log: XORラインの描画の他の修正。Windowの端のドラッグも同様に修正されました。 主な「改良」はgl_util関数を使用しなくなったことで、描画をすべて自前で行うことにより、flush呼び出しの量を最小(4回)にしました。
jandro氏 Log: CVS YafRayのインタフェイスとの同期のためにマイナーチェンジ。クリーンなMSVCのビルドに近づきました。
P.S.: YafRayパネルの新しいXMLボタンは先週からありますが、Windowsでは動作していません(訳注:下記のjesterking氏の記事をお読み下さい)。困難ですが、動作させるための作業は続けられています。簡単に説明すると、このボタンはYafRayのレンダリング画像をRender Windowに直接視覚化する権利を得るため、そして[ESC]キーでYafRayを止めるために、新しいプラグインシステムを使用しているからです。すでにOSXとLinuxでは動作しています。私たちのところで動作しないので書けないのです…ここのcommitを読んでみて下さい。
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