Blender 2.8ベータとロードマップ
投稿日時 2018年10月26日 | カテゴリ: Blender 2.8
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元記事:Blender 2.8 Beta and Roadmap - Blender Developers Blog
順序が逆になってしまいましたが、brecht 氏による記事の翻訳です。
私たちは現在、2.80ベータバージョンのリリースを2、3週間先と見ています。これには2.80安定リリースにある主な機能が、すべて入る予定です。
現在、まだ少数のエリアが完成しているだけです。 アドオン開発者向けの Python API の安定化と十分なドキュメント化。 3Dビューでのコレクション用ユーザーインターフェイス 新しいツールシステムでうまく動く左クリック選択用キーマップと、他のソフトウェアと互換性のある新しいキーマップ。 画像エンプティオブジェクトの機能を充実させ、従来の(廃止された)背景画像(Background Images)を置き換える。 新しい依存グラフでの物理演算システムの対応をすべて復活させる。 Pixar の OpenSubdiv を元にした、新しいサブディビジョンサーフェス(細分割曲面)とマルチレゾルーション(複数解像度)モディファイアーの実装。
現在、多数のグラフィックカードでの Blender 2.80のビューポートと Eevee の動作が改善していますが、様々なグラフィックドライバの挙動の発見と対処、パフォーマンスの最適化と、まだまだ道のりは遠いです。一方で、バグ修正やユーザーインターフェイスのポリッシングも進行中です。安定版リリースは2019年初頭を予定しています。
その後の予定 最初の安定版リリース後、頻繁なリリースサイクルに戻り、さらに Blender 2.81、2.82と順次機能を追加する予定です。作業開始が目前に迫れば、もっと細かくロードマップを決めるでしょう。
2.80に入らない機能は少しだけで、特に Asset Management(アセットマネージメント)と Overrides(オーバーライド)などは以降のリリースに追加を予定しています。両プロジェクトは開発の点ではいえば非常に先進的で、テストやデザインが必要です。 さらに、プランの初期段階にある二つの重要なプロジェクト、Interactive Mode(インタラクティブモード)と、Blender のアニメーションやパーティクル、モデリングツール群をさらにパワフルな物にする、Everything Nodes(すべてをノード化)プロジェクトがあります。
フィードバック しかし私たちは優先順位において最も重要な物を集めるため、皆さんやコミュニティの声も聞きたいのです。Eevee の機能の充実? テクスチャペインティングやスカルプティングツールの改良? 大きなシーンでのパフォーマンスの改善? それとも他のソフトウェアとの連携の改善? 将来的なリリースに取りかかるにはまだしばらく先ですが、(元記事の)コメントに、皆さんの最優先を教えてください。
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