Spring オープンムービーチームも Blender 2.8を制作に使用しており、新しい依存グラフとツールが複雑な制作シーンを処理できる裏付けとなるのに役立っています。
Blender 2.8でレンダリングされた Spring の一コマ(Blender Animation Studio 作)
約ひと月前の最初の Alpha リリース以来の大きな追加は、Blender を本格的な2Dアニメーションツールに変える新しい Grease Pencil です。他にも、Pixar の OpenSubdiv を使用したサブディビジョンサーフェス、EEVEE 用のライトキャッシュ、付属 MapCap の改善、新しい Blender benchmark などがあります。3つの Google Summer of Code プロジェクト、Principled Hair shader for Cycles(Cycles 用のプリンシプルヘアーシェーダー)、bevel modifier improvements(ベベルモディファイアーの改良)、normal editing tools(法線編集ツール)も統合されました。
今後の予定は、
今日:Blender 2.80 Alpha 2。builder.blender.org からダウンロード。
10月終わり:Blender Conference にて Feature Complete Blender 2.80 Beta を披露。
2019年初頭:Blender 2.80 安定版。
2019年:Blender 2.81、2.82、… 最初のリリースでできなかった機能用。
来週から、さらに以下のような機能の完成に集中する予定です。
ツールシステムとギズモ。
Pixar の OpenSubdiv を用いた、Subvision surfaces(細分割曲面)と multi-resolution(多重解像度)モディファイアー。
トップバー、ステータスバー、ツール設定と関連 UI のポリッシング。
さらに多くの GPU への EEVEE とビューポートの対応と、小さな新機能。
プロキシシステムを置き換える、実作業に使えるスタティックオーバーライド。
編集モード内でのモディファイアー。
デフォルトワークスペースと、環境マップ。
また、私たちが残りの作業をチェックするのに使用している developer.blender.org のワークボードにはもっと詳しい情報があります。
Blender Developers チャンネルの動画による告知もご覧ください。