Blender 2.8 プランニングアップデート

投稿日時 2018年08月14日 | カテゴリ: Blender.org

元記事:Blender 2.8 Planning Update ? Blender Developers Blog

Brecht 氏の記事の翻訳です。



現時点では希望していた8月中の、Feature Complete(機能実装済)Beta リリースの用意が出来ていません。その代わり、私たちの時間の大半をすでにある機能の改良と、Bug Tracker に追いつくことに費やしました。これにはビューポートと EEVEE に対応するグラフィックカードとプラットフォームの拡大も含まれます。



Spring オープンムービーチームも Blender 2.8を制作に使用しており、新しい依存グラフとツールが複雑な制作シーンを処理できる裏付けとなるのに役立っています。



Blender 2.8でレンダリングされた Spring の一コマ(Blender Animation Studio 作)


約ひと月前の最初の Alpha リリース以来の大きな追加は、Blender を本格的な2Dアニメーションツールに変える新しい Grease Pencil です。他にも、Pixar の OpenSubdiv を使用したサブディビジョンサーフェス、EEVEE 用のライトキャッシュ、付属 MapCap の改善新しい Blender benchmark などがあります。3つの Google Summer of Code プロジェクト、Principled Hair shader for Cycles(Cycles 用のプリンシプルヘアーシェーダー)、bevel modifier improvements(ベベルモディファイアーの改良)、normal editing tools(法線編集ツール)も統合されました。

今後の予定は、
  • 今日:Blender 2.80 Alpha 2。builder.blender.org からダウンロード

  • 10月終わり:Blender Conference にて Feature Complete Blender 2.80 Beta を披露。

  • 2019年初頭:Blender 2.80 安定版。

  • 2019年:Blender 2.81、2.82、… 最初のリリースでできなかった機能用。


  • 来週から、さらに以下のような機能の完成に集中する予定です。
  • ツールシステムとギズモ。

  • Pixar の OpenSubdiv を用いた、Subvision surfaces(細分割曲面)と multi-resolution(多重解像度)モディファイアー。

  • トップバー、ステータスバー、ツール設定と関連 UI のポリッシング。

  • さらに多くの GPU への EEVEE とビューポートの対応と、小さな新機能。

  • プロキシシステムを置き換える、実作業に使えるスタティックオーバーライド。

  • 編集モード内でのモディファイアー。

  • デフォルトワークスペースと、環境マップ。


  • また、私たちが残りの作業をチェックするのに使用している developer.blender.org のワークボードにはもっと詳しい情報があります。

    Blender Developers チャンネルの動画による告知もご覧ください。







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