Caminandes VR デモが公開
投稿日時 2016年05月31日 | カテゴリ: オープンムービー
元記事:Caminandes VR Demo - Blog - Blender Cloud Francesco Siddi氏の記事の翻訳です。 ここ四か月間、Blender Institute は Google VRチームと共同で、私たちの最新 Llama アニメの冒頭シーケンスを360度 VRエクスペリエンスに変換する作業を行っていました。彼らのサポートと Render Power のおかげで、Caminamdes VR デモを公開できてうれしいです。もし今スマートフォン上で閲覧しているのであれば、YoutTube アプリでご覧ください。 VIDEO この制作により、いくつかの目標を完遂できました。
Blender を VR 制作(リアルタイムプレビュー、レイアウト、アニメーション)できるようにする Cycles による球状ステレオレンダリング対応 高解像度の連番画像のレンダリングワークフローの改善(私たちが提供していた解像度は4096×4096ピクセルでした) 制作ファイルと最終フレームは Blender Cloud 内の Caminandes: Llamigos プロジェクトで利用可能です。Blender と VR レンダリング VR 制作を始める前に、すでに多数の作業が Dalai Felinto 氏の手により、氏のBlender-HMD ブランチで作成されていました。 Joey Ferwerda 氏、Julian Eisel 氏、Sergey Sharybin 氏の尽力により、Blender のシーンのリアルタイム VR プレビューのテストがスタジオで可能になったのです。 Dalai 氏の Spherical-Stereo ブランチでオリジナルが開発され、Sergey 氏のよってマージされたパッチのおかげで、球状ステレオレンダリングも利用可能になりました。 球状画像には極に向かい「ピクセル密度」の減少があるため、Sergey 氏は極近くで、計算するサンプル数を減少するオプションを実装しました。これは大幅なレンダリング時間の短縮に役立ちました。 このシーケンスをレンダリングできるよう、私たちは Google Cloud Compute インフラストラクチャーで実行する、Flamenco レンダーマネージャーを使用しました(Cosmos Laundromat 中に開発)。 最終的なフレーム(フレーム毎に二つの4K画像)はフレーム毎に8時間かかるため、私たちは Cycles をレジューム可能にする新しいレンダリング機能を使用し、サンプルチャンクでレンダリングしました。これは複数回のレンダリング画像を一度にマージできるようにするもので、すべてのチャンクはコンポジターを使用して完成させました。来たる開発 多数の重要な VR 関連の機能は最新の Blender で利用可能になっており、次の2.78リリースで提供される予定です。ただしいくつかの機能はまだマージ待ちです(HMD リアルタイムビューポート統合)。 皆さんがこのプロジェクトを楽しみ、共有することを祈ります!