SPE 0.5.1.G Python IDE with Blender and wxGlade support

投稿日時 2004年11月14日 | カテゴリ: スクリプト・プラグイン

元記事:SPE 0.5.1.G Python IDE with Blender and wxGlade support

stani氏のBlender用 Python統合開発環境、SPEが更新しています。
現在WindowsとLinux上で動作を確認しており、OSXなどの他の環境では動作は確認できていないとのことです。また、Python2.3ではBlender内での利用(spe.blend)はできません。
以下元記事からの引用です。
SPEは自動インデント、自動入力補完、Tip呼び出し、構文カラーリング、構文ハイライト、クラスエクスプローラ、ソースインデックス、自動Todoリスト、付箋、pycrustシェルとの統合、Pythonファイルブラウザ、最近のファイルブラウザ、ドラッグ&ドロップ、コンテクストヘルプなどの完全な機能を備えた、安定したPython IDE(統合開発環境)です。特筆すべきことは、Blenderの3D Objectブラウザと、Blender内でインタラクティブに走らせることができるBlenderのサポートです。SPEはwxGlade(GUIデザイナ)、PyChecker(ソースコードドクター)、Kiki(正規表現コンソール)を同梱してリリースされます。SPEはwxGladeで拡張可能です。


今回の修正は以下のとおり。

- tabのインデントを修正。
- ActivePythonのドキュメントがディストリビューションを考慮して結合されるように。
- ソースへのジャンプの修正。
- エクスプローラでdef*の関数名が切り取られていました。
- "Save changes to"がドキュメントを表示していませんでした。
- File|Exitで[X]キーをショートカットキーとして使用。
- [Ctrl]+[F]が"Find"ダイアログへの切り替えをしませんでした。
- シェルへのモジュールのインポートにバグがありました。
- Preferenceの編集ができるように。

:含まれているツール:
- Kiki:
正規表現(regex)コンソール。詳しくはこちらへ: http://project5.tk

- PyChecker:
PyCheckerはPythonのソースコード上のバグを発見するツールです。一般的に、CやC++のようなあまり動的でない言語のように、コンパイラでひっかかる問題を見つけだします。lintに似ています。
詳しくはこちら:http://pychecker.sourceforge.net

- wxGlade:
wxGladeはPythonで書かれたGUIデザイナで、ポピュラーなGUIツールキットのwxPythonを使用しています。wxWindows/wxPythonユーザインタフェイスを作成するのを助けます。名前から想像できるように、有名なGTK+/GNOMEのGUIビルダであるGladeをモデルとしており、wxGladeは思想とルック&フィールを共有しています(しかしコードは共有していません)。
詳しくはこちら:http://wxglade.sourceforge.net

利用には
- Python2.2.x以上のフルシステム
- WxPython2.5以上

Blender内で利用するにはこれに加え、
- Blender2.31以上
ただし、前述したとおり、Python2.3.xではBlender内での利用はできません。また、右クリックメニューにSPEを起動する項目が追加されるらしいのですが、当方の環境ではされなかったため、自前で登録してやる必要があるようです。
スタンドアローンで使用する時は、Pythonのディレクトリ\Lib\site-packages\_spe\SPE.py、Blenderで使用する時は同ディレクトリにあるSPE.blendを実行して下さい。




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