Blender のコンポジターの募金が開始

投稿日時 2011年02月12日 | カテゴリ: 技術・開発関連

元記事:Blender compositor fund-raiser | BlenderNation

BNコミュニティレポーターによる記事です。

Blender開発者の Jeroen Bakker氏は、氏のツール、Blender-aid と、最近のCompositor のハードウェアアクセラレーションのデモで知られています。Joroen氏は(ハードウェアアクセラレーションを含む)コンポジターのアップグレードリストの提案をされており、その作業ができるよう、募金を行っています。このプロジェクトはいくつかの段階に分けられており、完全に終了するには$15,000が必要です。

Jeroen Bakker氏曰く、

最初の提案は技術とともに行われることを考慮し、IRC とメーリングリストで議論されました。この議論は、提案の影響を受けた機能の追加につながります。

このプロジェクトの目標は、現在と未来において、技術的な面において、そしてアーティストたちの要求に耐えうるよう、コンポジターのコアのアップグレードすることです。現在のコンポジターには両方の面について限界があることが知られています。Francois Tarlier氏とMatt Ebb氏はアーティストサイドにおいて非常にいい仕事をされています。これらの要望のいくつかは非常に価値があり、コアに非常に大きな影響があります。要望のいくつかについては、後の段階でそのノードの再作業をしてしまうことがないよう、すでに提案に追加されています。

このプロジェクトへ募金してもらった時、皆さんが得られる物:Blender に以下の物が付きます。



[wiki]
-コンポジティング中のアーティストへのダイレクトフィードバック。完了したコンポジットのパーツがすぐさま表示されます。プログレスバーが100%まで待つことはもうありません。見たらすぐに設定を変更できます。

-コンピュータのハードウェアをさらに活用します。これにより、ワークステーションのパフォーマンスを上げます。提案は OpenCL をベースとしています。

-OpenCL が使用できないシステム用の代替手段。すべてのハードウェアや OS が、OpenCL ハードウェアの恩恵を受ける能力があるわけではありません(例:レンダーファームやホームユーザ)

-超高解像度用の最適化。4Kや8Kムービーや、高解像度のポスターの考慮。もう解像度はメモリによって制限されたりしないでしょう。

-違うカラーモデルのサポート。
++RGB、HSV、CIE 1931など。
++コンポジターシステム用のデフォルトカラーモデルを設定可能に。これはノードごとに変更可能です。

-コンポジターノードの簡単な開発手段
++カラーモデル間の変換だけでなく、他のデータタイプもシームレスで行う予定。
++SDK を更新する予定。

-プロパティデータタイプの導入
++Camera 情報(Bokeh Blurで使用)のシーンデータとのシンクロが可能に。さらにファイルからも取り出し可能に。
++Frame 情報(オリジナルレンダー解像度、フレーム番号)

すべてのノードに修正が必要です。これはすべてのノードのアップデートと調整のチャンスです。
-Pre-mul V.S. key-alpha
-別々のブラーに共通のカメラレンズ。
[/wiki]
現在約1,900米ドルが集まっています! しかし、このプロジェクトが加速するにはもっと資金が必要になるでしょう。このプロジェクトに必要な資金の総計は15,000米ドルですが、プロジェクトは2,500米ドルが集まった時点で開始する予定です。

・プロジェクトサイト:http://ocl.atmind.nl/doku.php?id=design:proposal:compositor-redesign
・Blender VFX 希望リスト:http://www.francois-tarlier.com/blog/blender-vfx-wish-list-features/
・開発者ブログ:http://sicg.atmind.nl






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