アメリカ特許の悪夢

投稿日時 2004年11月05日 | カテゴリ: 技術・開発関連

元記事:Raytracing Patent

こちらの記事によりますと、主要ゲームメーカーがアメリカの1987年の3Dグラフィックスの特許4,734,690を侵害していると訴訟を起こしています。

この特許は概要(Abstract)によると、端末(PC)からのビューの中心点によるパンニングと、端末に格納された3Dの命令による、上記の再変換、そして表示された画像の自由なズーム機能についてのものです。実際の手続きや定義をちゃんと読んでいないのですが、下手をすれば米国のすべてのFPS等のゲームはもとより、視点回転やズーム機能をもつ3Dアプリケーション(3DCGソフトを含む)が影響を受けることになりそうです。

原告のMcKool Smith法律事務所は、このゲームメーカーに、Electronic Arts、Activision、Take Two、Ubisoft、Atari、THQ、Vivendi Universal、Sega、Square Enix、Tecmo、Lucasarts、Namcoの名前をあげています。

これはもちろん日本国内とオランダ産であるBlenderには影響はしないようですが、正直こういうのが通っているアメリカという国が心底嫌になってしまいました。




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