Joeri Kassenaar氏が、Sintel のコミック版を作成されました。

Joeri氏曰く、

何人の方はご存じだと思いますが、私はフィリップ・K・ディックのファンで、リドリー・スコットマニアでもあり、彼の細部への注意は圧倒的です。そしてディックの人々への偏執的な観点は非常に印象的で、私自身、シニカルに皮肉屋になり、自分の家が彼の世界にあるように感じることができます。私は Dust-to-dust に感銘を受けました。少なくとも、Boom氏による iTouch版では。このコミック自体はもうありません。似たようなものを作れないでしょうか？

次に、iPad のAlice in wonderland がありますが、ご存じでしょうか？ 私は作りたいと思いますがどうすれば？ 自分で本を作り、執筆し、描き、動かす？ 自分の空き時間で？ 自分の子供が成長するのも見ないで？

これは2102年、2102年、2103年に棚上げされました。

7月19日、私は Sintel のプレビューに行きました。私はスケジュールの都合でプレミアに行くのが無理とわかっており、ゴールドスポンサーとなったので、顔を見せる必要があると思ったのです。
Ton と再会するのはいつもいいものです。鑑賞はいいものでしたが、すこしギャップを感じました。Martin氏のファンではありますが（氏の Storm はすべて持っており、これもそうです）、この映画には氏のビジョンは見えませんでした。私は酔っ払いながら Esther氏と話し、氏は私を頑固者だと考え、私がMartin氏ではなく、彼女のストーリーを侮辱したと思ったようです。私の落ち度です。

以前、私はラース・フォン・トリアーの「ダンサー・イン・ザ・ダーク」で落ち込みました。私はこの映画がハッピーエンドではないことを知らず、監督は救いもないまま、多くの悲しみを私に植え付けたと感じたことがありました。プレミアがまだ来ていないため、私たちはオンラインでこの映画（Sintel）について語ることもできません。

もともと私は Sintel の映画内で問題を解決してほしいと思っていました。そのため、PNG の連番画像をこのビデオ DVD 制作のために受け取った時、私はそれをするチャンスがありました。バーチャルブック用のコンテンツを作成することも。しかし、DVDの作業を行っているうちに、私はこのストーリーがそんなに悪いものではないことに気づきました。映画にすべてを詰め込むと30分も必要になり、私のような古い人間にとっては展開が遅いのです。そこでピクチャーブックの登場です。

Sintel がショットの中心にいることが多いように思われます。なぜかはわかりません。おそらく空が多くを占めることで、孤独感をより表現できるのでしょう。しかし、好きな CG ガールのショットではありません。Google で CG girls を検索し、ほとんどの人々がどんな風にフレームに人を入れているか見てみて下さい。私も同様にしたいと思いました。背景は使用します。24ページを予定していましたが、映画にはアクションがいっぱいあります。そしてまだ多くを省かなければなりませんでした。コミックを制作するのに、この大量の作品への敬意を払うと非常に大きくなってしまいます。

映画全体には不備のある画像は見つかりませんでした（いくつかのマスクされていない髪の毛と、一度の足踏みで現れた奇妙なほこりなど以外は）。しかし全体的に細部への配慮は、単純に見事なものであり、映画内ではすぐさま通り過ぎてしまいます。このような短編映画にとってたくさんのセットは驚くべきものです。顔の表情は非常に素晴らしいです。などなど。

二つのコピーを印刷会社に持っていきましたが、問題が起こり、残念ながら Blender Conference で Ton にコピーを見せることができませんでした。たぶん今年はサンタが彼にいいプレゼントを持ってくるでしょう。

これは動かないバージョンであり、皆さんが印刷できるよう PDF にしています。インタラクティブバージョンについていいアイデアがあるとうれしいです。おそらく Jan氏の音楽を追加するでしょう。

いずれにせよ、私は自分の作った本を他の Sintel ファンの方々と共有したいと考えました。Martin氏の出版社は印刷したいと思うかもしれませんｗ

ではお楽しみ下さい。

Joeri Kassenaar

リンク
・Sintel Comic Book: オンラインで読む
・Sintel Comic Book: PDF版 (4.0MB)