2.6の前に削除される機能の提案書がBF-Committersに提出される

投稿日時 2010年07月10日 | カテゴリ: Blender.org

元記事:Proposal to Remove Features before 2.6 - BlenderNation

B@rt氏による記事です。

Blender Institute のフルタイム Blender 開発者である Brecht van Lommel氏が、あまり使用されていない機能をいくつか Blender から削除する提案をしています。このアイデアは2.6リリースにあたり、Blender をより簡単に安定化させるためのものです。Brecht氏は皆さんの意見を必要としています。もし、リスト中に皆さんの作業に必要な物があれば、以下(BlenderNation)のコメントに投稿して彼に知らせてください。


上のリンクから機能の一覧を転載してみます(2010年7月10日AM9:30時点のもの)。

[wiki]
***ほぼ合意が得られているもの
-''Vertex normal flip'': すでにRenderブランチからは削除済。

-''レイトレースの Instances オプション'': 単にデフォルトに

-''Edge レンダリング'':Compositeノードで代用可。

-''B-Bone Rest'': 少なくともUIからは削除すべき。

-''フローティングパネルの固定'':もはや意味がないため。

-''Transform時に常に Snapする設定'':3Dビューのヘッダで代用可能。

-''3Dビューの Outline Selected、All Object Origins、Relation ship Lines'': User Preference に移動すべき。

-''User Preference の Relative Paths と Save オペレータの Remap Relative オプション'':デフォルトで ON にすべき?

-''Fileブラウザ'': デフォルトで隠しファイルとフィルタタイプを非表示にすべき。

-''Multires と SubSurf の Optimal 表示'': デフォルトにONにすべき。

-''Mesh の All Edges オプション'':細かいMeshに便利だが、細かすぎると消えてしまうため意味がない。単に常にONにすべき。

-''Particle jittered Particle/Face オプションと Jittering amount オプション'':貧弱な分布に対処する。
options: workarounds for poor distribution behavior.

-''Grid Mesh プリミティブ'':Planeで代用可。

-''Classical shadow buffer'': デフォルトを Classical-Halfway に。

-''Time Offset 機能のいくつか'':これ自身は便利だが、その他のいくつかのオプションはそうでないため。
--Particle用: 数年間何もしていない。
--Edit用: 2.5ではもう何もしていないため、少なくともUIから削除もしくは修正。
--Parent: これも2.5では廃止としてマークされており、UIから削除もしくは修正。


***まだ合意が得られていないもの

-''Windowsでのコンソールウィンドウ'':これは MacとLinuxでは使用されておらず、開発者用のメッセージしか含まれていないため。もし Python 開発者がメッセージが欲しいなら、Blender をコンソールから実行すればいい。

-''Texture と Sequencer プラグイン'':プラグインは確かに便利だが、2.5に適したもっといいシステムを作成可能。いずれにせよすでに2.4xであまり使用されていない、もしくは適切に対応されていない(ちなみに2.5では動作していない)。

-''World stars'': 80年代の宇宙アニメーションにはいいが、見た目を考えるならテクスチャを使うべき。

-''Texture mesh'': 誰か使ってるの? 代替案として、Texure mapping パネルに移動し、もっと機能を明快にする。

-''Object Color'': ゲーム用には便利だが、その他には混乱の元。ゲームエンジンモードでのみ表示するようにすべき。

-''Sticky texture 座標'':実際にはもうあまり使われていないと思われる。パースペクティブ補完は補正されていて便利だが、UVのオプションとして追加できる。

-''Object レイヤのアニメーション'':依存グラフと互換性がない。代わりに Visibility(可視)/renderability(レンダリング可・不可)がアニメーション可能。

-''Curve parent アニメーション'':Constraint でリプレース。

-''UV/Image エディタでの Curves'':Exposure スライダでリプレース。必要なら Composite ノードを使用。

-''Irregular Shadow Buffer'': スピードアップしたレイトレースで代用可。

-''Particle Line レンダリング'':あまり綺麗ではないため。

-''Sequencer の Glow effect'': 不要と思われる。

-''Slow Parent'': 便利だが、現在のアニメーションシステムではただしく動作しない。ゲームエンジン用では動作可能。

-''Invert Z Depth Material オプション'':必要?

-''Fields レンダリング'':誰か Blender で TV 用コンテンツを作ってる人はいるのか? Composite では動作しない。

-''Image の Fields オプション'': 上記同様。数年間壊れたままだが誰も気づかない。


***リプレースできそうなものがあるまで削除されないもの

-''Environment Map texture''

-''Blend Sky (horizon/zenithをなしにし、単なる一色に)''

-''Fresnel ディフューズシェーダ''
[/wiki]





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