1年と少したち、Blender for Robotics にいくつか更新がありました! 過去数ヵ月、舞台裏では多くのことが起こりました。Blender for Robotics は複数のヨーロッパのロボット工学研究所からの、Blender ゲームエンジン上に、新しい汎用シミュレータなどのロボット研究家のためのツールを構築するための活動です。
K.U.Leuven で始まった開発の最初の期間では、Benoit Bolsee氏が去年6ヶ月間、ゲームエンジンを考慮した IK Solver のリライトのために作業され、その結果、iTaSC と呼ばれるブランチになりました。そのデモ動画が下です。
新しい iTaSC IK Sover と外部のターゲットが、Blender ゲームエンジン(BGE)内でリアルタイムに使用できる様子。円錐はロボットが到達・回転しようとするターゲット。動画の最初のパートではターゲットは Ipo アクションで移動し、次のパートではこれがキーボードで操作されています。ロボットの動作は完全に自動です。
その後、2009年の初頭には、二つのフルタイムのエンジニア、ONERA の Nicolas Lassabe氏と LAAS-CNRS の Gilberto Echeverria氏(ともにツールーズ)が自作のシミュレータの作業を開始されました。私たちはこれを OpenRobot シミュレータ(ORS)と呼んでいます。
ORS は汎用(ロボット工学のフィールドでのシミュレーション、屋内ロボティクス、マルチロボットシステム)で、センサーの生出力からセンサー側やアクチュエータ側の高レベルのセマンティック情報まで、物理エンジンにより処理される基本的な Raw のコマンドからハイレベル(より仮想的な)モーションまでと、違うレベルでのシミュレーションが可能です。