CG Survey 2010の最初の結果公開
投稿日時 2010年04月20日 | カテゴリ: コミュニティ・話題
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元記事:CG Survey Initial Results In | BlenderNation
コミュニティレポーターによる記事です。
CGenie の Big CG Survey 2010の結果がでました。Blender は多くのエリアにおいて非常にいい結果を収めています。
David氏曰く、
数ヵ月前、BlenderNation のストーリーが私たちみんなに Big CG Survey 2010に投票するよう伝えました。それに対し私たちの多くはちゃんと耳を傾けていたようで、この調査への回答の約50%が Blender ユーザからのものでした。以下にカテゴリごとに、他の3Dソフトウェアと比べて Blender がどれぐらい健闘しているかを要約したいと思います。実際にこちらの CGenie の記事を読まれることをお勧めします。
去年から(ソフトが)どれぐらい変わったかのユーザ評価(Overall opinion of software since last year)では、Blender は4位になっており、その上位には Terragen、Modo、3D coatがあります。これは開発者たちが私たちを本当に幸せにしている、もしくは狂わせているのだという意味だと確信しています。Blender が全体的に改良されていると大半が評価していると考えています。
予想通り、Blender は マーケットシェア伸長(Market Share growth)のグラフでのランクは上がっていませんでした。Blender はいつも大半のプロからは趣味の3Dソフトウェアプログラムという認識をされていました。しかし、それは使用方法の結果に見られるように、技術的に遅れているという意味ではありません。
使用率の全体的なランキング(Highest usage rating?)では Blender は5位になっています。例えばテクスチャリングでは2位など、いくつかの領域では他に比べ勝っていますが、レンダリングでは8位どまりでした。
Blender は明らかに費用対効果が高く(Value for money)、フリーの3Dプログラムとして素晴らしい品質です。
その企業のファンであるかどうか(I'm a big fan of this company)では、Blender は3位になっています。私は Blender Artists のフォーラムの、アンチ商用ソフトウェアのプロパガンダのおかげでこのカテゴリでは1位だと思っていました。 しかしもっと注意すべきことは、Houdini と Terragen がこのカテゴリで Blender より上位にいることだと思います。 Blender Foundation の満足度は去年より少しだけ上がっており、一方 Softimage や Cinema 4Dのような他のソフトウェアの満足度は去年と比べ下がっています。
あと、CG Geniew のページの要約(Conclusions)を引用します。
今年の調査はいくつか面白い結果が明らかになりました。私にとって Modo はほぼすべてのデータで際立っており、ユーザの視点では非常に華々しい一年といえるでしょう。 私たちは Brad氏と話し、氏が Luxology HQ で何をしでかしたのかを探り出す必要があるでしょう。
Blender と Houdini はほとんどのカテゴリにおけるすぐれた成績により、その素晴らしいパフォーマンスが維持されています。 3DS Max も興味深いプラスの年であり、非常に大きいマーケットシェアと歴史のある製品から予測されたとおり、大幅な増加傾向にあります。しかしそれにもかかわらず、皆さんからご返答いただいた他の Autodesk 製品と比べ、ほとんどの動向が正反対になっています。そのためさらに調査可能なら、私たちは Marc Petit氏と Autodesk チームと会って話をすることを望みます。
もっと負の部分では、今年は Cinema 4D、Lightwave 3D、Softimage が全く違う理由で苦戦しています。私たちはこれらの結果をもっと掘り下げ、コアのアップグレードなどプログラムにより一時的に不安定になっているのか、それとももっと根深い問題が表に浮かび上がってきているのかを調査したいと思います。
さらに、私たちは別のアングルからデータに取り組み、個別の分析を一通り実行していく予定です。
これらはトピックごとの注目から、プロとアマチュアの視点の比較や、ソフトウェアの能力のようないくつかの領域での結果の、もっと細かな調査を行うための結果の分割に及ぶ予定です。
最終的に私たちは、働くのに一番いい企業としてどこに投票したか、この業界でキャリアを積むには商用・フリーソフトウェアのどちらが最適だと考えるのか、といった、その他の部分を公開する予定です。
その間、何か別の分析がありましたら、メールもしくはコメントをお寄せ下さい。私たちの計画への取り入れに全力を尽くします!
ちなみに Market share growth での肌色のバーは将来的に予測される伸び率です。
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