V-RayとBlender統合スクリプトが更新
投稿日時 2009年11月22日 | カテゴリ: YafRay(&外部レンダラ)
|
元記事:V-Ray/Blender integration update - BlenderNation
B@rt氏による記事です。
Andrey Izrantsev氏の V-Ray/Blender 統合スクリプトが登場し、長い月日が立ちました。(ビデオチュートリアルで有名な)Sebastian Konig氏がそのレポートをされています。
Sebastian氏曰く、
皆さんこんにちは! 少し扇情的かつここ数年の新しい有名人を紹介するような感じでいきます!
レディースアンドジェントルメン、(ここでドラムロール)Blender と V-Rayの登場です!
Andrey Izrantsev氏が Blender 内から V-Ray にレンダリングする素晴らしいスクリプトを書かれています。もちろん、これはニュースではないことはわかっていますし、すでにこことここに記事がありますが、それでもなお私はこのスクリプトの素晴らしい動作に非常に驚き、感銘を覚え、自分のこの体験を皆さんと共有したいと思いました。
V-Ray をご存じでない方のために説明すると、これは商用のグローバルイルミネーションレンダラで、そのスピードと出力の美しさで知られています。何人かの方々は Bertrand Benoit氏の美しいレンダリング画像をご存じだと思いますが、そうでない方は今すぐチェックしてみて下さい!
Andrey氏は V-Ray を Blender に統合するという、本当に素晴らしい仕事をされました。V-Rayの多くのチュートリアルとマニュアルを読んだ後、機能と範囲の点において、V-Ray の Blender への統合の実装は、Max や Maya での実装と違いがない、という結論に達しました。 このスクリプトから、Maxや Maya から使用できるすべての機能にアクセスできます。つまり、様々なイメージサンプラやレンダーサンプラ、イラディアンスマップ、ブルートフォース、ライトキャッシュ設定に加え、ネットワーク中で画像をレンダリングできる分散レンダリング、そして(ここでまたドラムロール)レンダーベイキングも! そう、つまり V-Ray を使用して、すべての素晴らしいグローバルイルミネーションをテクスチャマップに焼き付け、Blender で使用することができるのです! 実にクールだと思いませんか? V-Ray のレンダリングについてのほぼすべてのチュートリアルを Andrey氏の V-Rayスクリプトに適用できます。見たところほとんど違いはありません。
そして私はこのスクリプトの GUI が大のお気にいりです。実際作業中、私は時々これがスクリプトだと忘れてしまいそうになります。近日登場する Blender 2.5では更にいいことに、統合がもっと直接的かつ直観的になります。Andrey氏はすでに作業中で、スクリーンショットも見ることができます。
更にいいのは値段です。もちろん、破格に格安の Blender とは比べ物にはなりませんが、コストパフォーマンス的には非常にいいです。 Maya用 V-Ray プラグインの値段は約? 700(税別)です(約9万円)。ええ、これは確かに安くはありません。でもここは Blender王国であり、少し事情が変わってきます。V-Ray を Blender で使用する場合、Maya for V-Ray のスタンドアローン版を買うだけでよく、その値段はたったの? 245です(約3.2万円)。これなら安いと思いませんか? しかも更にいいことに、10(!)の分散レンダリングライセンス付きなのです。非常にクールです。 Indigo の場合、これは触れておくべきことですが、これもまた優秀なレンダラの一つであり、少しだけ高価(? 295: 約4万円)で、2つだけ追加のレンダーノードライセンスを提供しています。
そういうわけで、V-Ray も現在のレンダリング用ツールの選択肢の一つなのです。Blender 2.5の登場で、他のパッケージから Blender に移行しようとするユーザがたくさん増えると思われますが、彼らはお気にいりの商用レンダラからは移行したくない、もしくは Luxrender、Yaf(a)Ray、Indigoなどを試す時間がなく、高速で、信頼性の高い、テストされたしっかりした GI レンダラを必要としているため、思いとどまってしまうことでしょう。 少なくとも私は Blender を愛していますし、多くのことが Blender の内部レンダラでできますが、特に建築物の視覚化を行う時など、本当のグローバルイルミネーションがない事が常に問題の一つとして存在しています。 Andrey氏のおかげで、この問題はもうなくなりました。VRay for Blender が Blender をもっとたくさんのプロの制作パイプラインに広げてくれることを私は確信しています。
この素晴らしいエクスポータスクリプトを作成された Andrey氏への感謝と賛辞を述べる前に、この広告のような記事についてお詫びしたいと思います。でも、私は単に V-Ray の統合に興奮しているだけなのです。
OK、それでは:Andrey氏に感謝します! これは非常に素晴らしいです!
興味をもたれた皆さん、是非 Andrey氏のサイトに行き、チェックしてみて下さい。ギャラリーも忘れずに。 V-Ray のテストには、登録後、V-Ray-demo for Maya をダウンロードし、その下のインストラクションに従ってインストールして下さい。本当にその価値があります!
|
|