ファイル間のライブラリのリンクを視覚的に表示する Blender-aid

投稿日時 2009年10月29日 | カテゴリ: 関連ソフトウェア

元記事:Blender-aid helps manage Blender productions - BlenderNation

B@rt氏による記事です。

皆さんの Blenderのプロジェクトで、Linked Library がクモの巣のようになってはいませんか? Blender-aid がそれを助けてくれるかも知れません。

Jeroen Bakker氏曰く、

Blender Conference 中、私たちは Blender ユーザ、その制作物と Blend ファイルを支援するツールを公開しました。多くの熱狂的な反応と多くの質問を受けました。




ライブラリシステムの作成は難しいです。ファイルのリネームのような、ライブラリシステムへの変更は更にやっかいなものになります。どのファイルが変更されたかを知るまで、数時間、さらに数日かかることもあります。

このツール、Bleder-aid はそれを支援します。制作物をこのツールに入れた後は、すべてのファイルの全体と、これらのファイルがお互いにどう関係しているのかを見渡すことができます。更にファイルの一つをズームし、どんな Material や Group があるかなど、何が入っているのかを見ることもできます。また、Blender-aid はファイルのリネーム、ファイル内の要素のリネーム、制作物内の他の場所へのファイルの移動のような簡単な機能も提供しています。リンク切れも Blender-aid で探知できます。



Blender aid - 制作物の閲覧




Blender-aid によるライブラリシステムの変更



リンク
Blender-aid の詳細とダウンロード


Pythonフルインストール必須です。オプションで PIL をインストールすれば、サムネイルが作成されるとのこと。
リンク先の右の Download から、利用している Python のバージョンに合わせたアーカイブをダウンロードし、解凍して下さい。
インストールはこちらをご覧下さい。
Windows環境の場合、まず先に settings.py をメモ帳やIDLEなどで開き、
SQLITE3_CONNECTIONURL="/var/tmp/sql.bin"

を適切な場所に変更して下さい(例:c:\\tmp\\sql.bin)。sql.bin ファイルは後で作成されます。¥マークは二回書かないといけないことに注意。もしくはc:/tmp/sql.bin でもOKです。

呼び出し先とポート番号を変更したい場合は下記も変更して下さい。
WEBSERVER_BINDING=("localhost", 8080)

保存したら、コマンドプロンプトでインストールフォルダから、
python server.py

と入力後、Firefoxなどから http://localhost:8080/ を呼び出します。
接続に成功すれば、コマンドプロンプトに通信している旨表示され、下記のような画像が出現するはずです。



その後、Production name にそのプロジェクトの名前、locationに場所を入力してAddをクリックすると、そのプロジェクトの名前が表示され、クリックできるようになるので、さらにクリックすれば(適切な場所であれば)、コマンドプロンプトにインデクサがファイルを見つけたと表示し、しばらくのちにブラウザにもその内容が表示されます。

一応念のために書いておきますが、自己責任で利用して下さい。万が一ファイルが壊れても大丈夫なように、バックアップはとっておいて下さい。



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