Blender 開発者ミーティングノート

投稿日時 2009年08月11日 | カテゴリ: 開発者ミーティング

元記事:Blender Developers Meeting Notes - BlenderNation

B@rt氏による記事です。
Blender の開発者たちは毎週日曜日 IRC に集まり、Blender の開発における「決定、アクション、進行状況の報告」の議論をしています。このノートは開発者メーリングリストにて公開されています。Ton はこれらのノートを開発者以外の人たちにも読めるよう提供しており、今後も同様です。私たちは毎週月曜日の朝(日本では夕方ぐらい?)、これらを BN で公開する予定です。

[wiki]''2.49b の更新?''
-まだ実際のニュースは無し…Windows Python は更新要(__future__ モジュールの欠落)。
-Campbell氏はすべてを2.49bに更新することを提案しています。BGE はオブジェクトの開放をせず、Python の Mesh コードは初期化されていない変数を使用し、FBX の問題、Windows プレイヤーエクスポートが壊れているなど…。
-Peter氏は Windows での音声のバグの修正が必要だと提案しています(BugTracker [[#18956:https://projects.blender.org/tracker/index.php?func=detail&aid=18956&group_id=9&atid=125]])。
-提案:8月末までの、全プラットフォーム用の2.49bの作成。

''Google summer of code''
-Lukas氏の高速版 Mesh 描画の完成が間近、現在最終テスト段階への移行とユーザフィード待ちです。[[リンク:http://wiki.blender.org/index.php/User:Imbusy1/User_specs_for_Viewport_performance_improvement]]
-Windows ビルドが利用可能で、他のプラットフォームも続くことでしょう。[[リンク:http://www.graphicall.org/builds/builds/showbuild.php?action=show&id=1091]]
-GSoC の Collada の結果が、Collada の設立者の Remi Arnaud氏によって Siggraph で公開されました。テクスチャ付きの Spore(ゲーム)のモデルと Armature が Blender 内に読み込まれています。Arystan氏、Chingiz氏、Nathan氏はこのデモで素晴らしい仕事をされています。

''2.5 プロジェクト''
-Thomas Dinges氏は UI レイアウトのガイドライン案を作成され、bf-taskforce ML でフィードバックを受け付けています。[[リンク:http://wiki.blender.org/index.php/Dev:Py/Blender2.5/Layouts/Guidelines]]
-Siggraph で私たちは、すべてのプラットフォームの2.5で同じバッファスワップシステムをスムーズに使用できるよう、Intel のドライバ開発者と ATi の代理人との実用的な接点を築いています。フォローアップは今週に行う予定です。
-Python 3.1への移行:オールグリーンとなりました。しかし、Scons を使用したビルドでは、Scons が移行するまで、まだ Python 2.6を維持する必要があります。これについては、私たちが SVN にライブラリと include するものを入れているため、大した問題ではありません。ですので、Python 3.1をインストールする必要はないでしょう。
-Campbell氏は互換性のためのみにくい #ifdefs を明日にも削除する予定です。
ご注意下さい! 彼はアドバイスもしくは支援のため、IRC にいる予定です。

''その他の現在のプロジェクト''
-FFMPG: まだ Win64用はビルドしていません。
-FFmpg を SVN に保持するかどうかについての議論は保留中です。これはパッチが許容できるかどうかに依存しています。後日再開予定です。
-Jorg氏は新しい Blender 2.5のサウンドシステムを用意しており、評価は上々でした。2.5ブランチへのマージもまもなく完了するでしょう。正しくビルドされるようになるには、各プラットフォーム保守担当者からの配慮が必要でしょう。

''Siggraph 終了''

ニューオリンズにいた皆にとって非常に素晴らしい時間でした! 私たちはたくさんの興味を持つ人々に出会い、すでにどれぐらい多くの人々が Blender を使用しているかが確認できてクールでした。最も印象的だったのは、Blender とともにビジネスをするために、サポート・統合・コンサルタント会社からの関心でした。これは素晴らしい働きをしているオープンソースビジネスモデルであり、私たちにとっても本当に素晴らしいことになるでしょう![/wiki]




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