ゲームエンジンの更新+新しいYo Frankieのビデオが公開
投稿日時 2009年05月23日 | カテゴリ: gameBlender
元記事:BGE Updates + New YoFrankie Video! - BlenderNation Alex Delderfield (AD-Edge)氏によると、Blender のゲームエンジン(以下BGE)が Entertainment Arts Research による、大規模な開発が進行中 だそうです。以下に現在確認できる新機能と、Yo Frankie によるデモ動画をご紹介します。
まず、Ben2610氏による、約5つの BGE の最適化。現時点ではシーングラフ、ラスタライザ、Logic が最適化され、モディファイアがサポートされるようになりました。こちら のスレッドに各最適化についての詳細が得られるリンクがあります。また、現在もオクルージョンカリングや錐体カリング、その他多くの改良や修正がされています。こちら のページをご覧下さい。 以下は BlenderArtists にあるその他の新機能のデモスレッドです。 ・新シェーダ ・ソフトシャドウ+α透過シャドウ ・反復視差マッピング(Iterative Parallax Mapping) ・急勾配視差マッピング(Steep Parallax Mapping) ・調整可能な視差マッピング(Tweaked Parallax Mapping) また、Collision Sensor の改良版 や 'Tap' Sensor (Collision Sensor のオプション)もあります。この Tap Sensor については、Campbell氏がこう説明しています。「皆さんはおそらく新しい "Tap" オプションに興奮すると思います。これは2つの Sensor と1つの Actuator だけでジャンプの Logic を簡単に行えるようにするもので、以前のようにプロパティもステートも Python も必要ありません」 また、'2.49 demo pack' がコンテンツの募集をしています。これは Blender.org からダウンロードできるグラフィックや物理デモと置き換えるもので、こちらのスレッド で応募受付をしています。 そして、MatrixNAN氏が、もうすぐお目見えする機能についてこう記しています。今月の Benoit氏による Logic スピードアップの次はラスタライザです。ラスタライザの問題はわかっており、10ぐらいのエリアに最適化が必要で、ゲームエンジンではなく、Blender 自身にも最適化が必要なものもいくつかあります。BGEのライティングにも作業が必要で、私はライティングにも最適化が必要だと考えています。 今月、Benoit氏は LOD システムを実装する予定です。そのため、LODシステムについては心配ありません。LOD システムについては多くのプランがあり、これは非常にいいものの一つです。また、Campbell氏は経路探索ロジックシステムを完成させています。非常にクールです。 Jason Fu氏は反復(視差)マッピングの作業も行っています。Mike Pan氏はリアルタイムのリアルな SSS スキンシェーディングの作業中で、非常にいい感じです。私たちはこのマネージドシェーダシステムを研究し、いくつかの機能の実装をスタートしました。どれぐらい多くの機能が実装できるかわかりませんが、できるだけ多くの機能を実装したいと考えています。 いよいよホワイトボックス(テスト)が登場します。このホワイトボックスのテンプレートについて、コミュニティからの支援に本当に感謝しています。 物理演算への関与は大歓迎です。物理演算については作業していないため、どんな改良や、Bullet の Blender への更なる統合でも大歓迎です。 また、私たちは Benoit氏にマルチスレッドの作業を頼んだため、今月末から3ヶ月以内に(完成が)期待できます。Campbell氏は経路探索システムの実装が終わった後、DXT5の実装を行う予定です。 また、Yo Frankie サイトに新しい動画が公開 されています。ただし、これは2.49の新機能を使用していないものです。 Blengine氏曰く、これは Blender ゲームエンジン版の新しいランスルーで、今回は音楽も再生されており、4xアンチエリアス、フレームレートを落としています。また、最後にはマルチプレーヤーデモもあります。再生ボタンを押す前に、HQボタンをONにして下さい。 BGE プロジェクトと Apricot 後の開発が大きく盛り上がっているのを見ましたか? 私たちはトレンドを仕掛けるロックスターなのです