Blender 開発者の Winter Camp への参加とその成果

投稿日時 2009年03月14日 | カテゴリ: 技術・開発関連

 3月3日〜7日、Institute of Network Culturesにより、WinterCamp が行われ、Blender の開発者たちがそこに招待されしました。以下はその概略と成果です。

 このイベントは、それぞれの5人から15人までのネットワークが多数参加し、各自が特定の議題について作業するもので、Blender の開発者たちは、新しいインターフェイスと、コミュニティに大事な5つのポイントについてプレゼンしたそうです。
 まずはインターフェイスの話です。Wintercamp Results- Area Manager at BlenderNationの Nathan氏のレポートから引用します。
Winter Camp中、私たちは重要な候補である GUI について、多くのことを話し合いました。その会議の中の一つについて、私たちは二つのグループで作業をしました。私たちのグループ、Matt氏、William氏、Jean-Luc氏、そして私は、GUI のコンセプト、エリア管理、自動レイアウトなどについて作業しました。

私は二つの非常に小さな機能を議論を元に実装しました。それが下の動画です。



簡単にいえば、エリアの角を[Alt]キーを押しながら好きなエリアに左ドラッグすることで、エリア全体を交換できます。

他の機能は、すでにホットキー([Ctrl]+[Alt]+[R]キー)を押し、確認のダイアログでOKを押すとみることができます(訳注:2.50)。これは Rip Area と呼ばれていましたが、Duplicate Area と改名しました。[Shift]キーを押しながら、いずれかの角から左ドラッグすることで呼び出せます。閾値(現在は12ピクセル)以上移動すると、エリアが新しいウィンドウに分割されます。


 そしてコミュニティのプレゼンテーション。Ton は(余談ですが先ほどの wintercamp のブログでは Tom になってますね(笑))コミュニティについて大事なポイントを以下のようにあげました。

 まず一つめのポイントは、人々が自分自身について、いったい何に興味を持っているのかを理解するのを助けること。
 二つめは深刻にならないこと(こちらの BlenderNation の記事の画像参照)、
 三つめはただし、大きな目標を持つこと。
 四つめは独りで思い悩むのはやめ、象牙の塔から飛び出し、新しいことをはじめ、そして自分が誰であるか、とか、どれだけ違ったことをするとか、そんな抽象的なことをあまり考えず、実際に物事が起こるところに行くことということ。
 そして最後のポイントは、人々の話を聞く代わりに、実際に彼らが行っていることを見ること、だそうです。



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