自然を Blender で表現しようとした開発者、自然に襲われる
投稿日時 2008年09月12日 | カテゴリ: コミュニティ・話題
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以前、真のボリューメトリックを開発されている Farsthary氏の記事を書きましたが、その後氏は皮肉にも、自らが表現しようとした自然により悲劇に見舞われてしまいました…。
氏はその後、テストビルドのWindows版と、Linux版を公開されました。
その後、氏は煙のリアルなシミュレーションについても開発を続けていたりと、自然の表現を追求されていました。
しかし、自然はそんな氏に対し牙を向いたのでした。キューバ在住の氏が Gustav ハリケーンに見舞われたのです。 氏の家に電気の供給がなくなり、開発をストップするしかありませんでした。BlenderNation でも募金を募ったのですが、日本を始め、多くの国でキューバへの送金ができないという、残念な結果になってしまいました。
そしてその後、今度は Ike ハリケーンが再びキューバを襲いました。しばらくブログも再開されず、コミュニティでは心配されていたのですが、昨日エントリがあり、氏の無事が確認されました。こんどは幸い被害が少なかったのですが、やはり氏の家には依然電気が供給されないままのようです(ブログは大学で更新してるとのこと)。
この二回のハリケーンについて、氏はブログでこう述べています。
誰かが言うには、僕がボリューメトリックを開発し、その僕を自然が、最も強力なボリューメトリックの象徴で襲ったことは皮肉だ、と。でも心配はいらない。僕は(電気のない)夜を大昔のように、ろうそくとペーパープログラミングですごすからね。
(中略)
来週あたりからもっとマシになると思う。僕は僕を助けてくれたコミュニティと友人たちに、そして、僕を襲った多くのハリケーン(と、ボリューメトリックの象徴たち)に、こんなことに僕は負けないと伝えたいと思う。
氏の環境が一日も早く復旧することを願うばかりです。
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