Soc 2008:Freestyle 統合の最終テストビルド

投稿日時 2008年09月10日 | カテゴリ: テストビルド

SoC 2008プロジェクトの一つである、Maxime Curioni氏による Freestyle(トーンシェーディングなどの NPR 表現ツール)の Blender への統合の最終テストビルドが公開されています。
こちらにそのブログと、ビルド(Windows版)のダウンロード先のリンク、その他の注意が記述されています。
使用にあたっては、環境変数の FREESTYLE_BLENDER_DIR に、Blenderの Scripts ディレクトリまでのフルパスを設定する必要があるとのことです。
ただし、当方の環境では、パスに""が存在するとちゃんと動作しなかったため、以下のように書いた befree.bat というバッチファイルで動作するようにしました(すでにダウンロード先のコメントにも書かれていました)。
set FREESTYLE_BLENDER_DIR=C:\Users\yamyam\App\befree-win32\.blender\scripts
blender.exe

paper.jpg がないと怒られたりしますが、実際に同梱されていないので無視するか、同名のファイルを追加する必要があります。

実際の使用方法ですが、RenderButtons の Render パネルのレンダリング方法を選択するリストボタンに、通常の Internal Render、YafRay に続き、Freestyle が追加されます。

それを選択すると、Freestyle のパネルがあらわれます。Freestyle は描画方法をスクリプトで指定するのですが、あらかじめプリセットのものがファイルとして用意されています。それを指定してやり、通常どおり、[F12]などでレンダリングすればOKです。
ここで設定する.pyファイルは、こちらのページにありますが、現時点でもすべて動作はしていません。基本的に線画のみのようです。japanese_bigbrush.pyなどは結構いい感じ。




オリジナル




contour




cartoon




japanese_bigbrush




backbone_stretcher


また、最初のテストの記事なのですが、こちらも参考にどうぞ。



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