Big Buck Bunny がオランダの新聞に掲載
投稿日時 2008年04月25日 | カテゴリ: Blender.org
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元記事:BBB In Major Dutch Newspaper at BlenderNation
B@rt氏による記事です。
オランダの大手新聞の Het Parool が、先週土曜日に "Big Buck が映画業界を震撼させる" といった記事を書きました。2ページ(!)もの記事がオンラインにアップロードされています(オランダ語版、Peachサイト、Parool サイト) 英語版がこちらにkimme氏とrgpsimmaster氏により翻訳・アップロードされています。
実際には1ページ半ですが、見開きカラーという、かなり大きな扱いです。 さすがに長すぎるため日本語訳はしませんが、少し要約します。
最初は草をリアルに作成することの難しさを説明する Ton の話から始まり、7人が7ヶ月で、フリーでダウンロードできるソフトウェアで制作したこと、以前のこのBlenderにはファーがなく、ファーの技術は難しく、Monsters,inc. でピクサーが数年と多額と費やして行ったものを Blender はどうにかメインキャラクタと、重要な鳥のキャラクタで実現したことを書いています。
また、本作は単なる技術的な実験的な物というだけでなく、この作品はハリウッドの作品と肩を並べるほどの映像と脚本とも書かれています。ストーリーは「バグズライフ」や「森のリトルギャング」に、「ランボー」のアクションを混ぜたものだそうです。音楽はドイツのプロの作曲家により担当されています。
制作費は以前も書いたように制作費は150,000ユーロ。ピクサーのレミーのおいしいレストランの7秒分にあたるそうです(笑)。一枚の画像だけにもかかわらず、800人のユーザが30ユーロの DVD を予約しています。 レンダリングには Sun がスーパーコンピュータを40,000時間無償で提供したとのこと。
現在、この作品のゲーム化であるApricotプロジェクトが進行中で、半年後をめどに制作が進められています。また、次のムービープロジェクトは、ベオウルフのような、剣と魔法、モンスターや忍者(?)のでてくるようなアクションになるとのことです。Tonはスペシャルエフェクトを駆使した映画にしたいと語っています。
そして最後に、Blender はハリウッドの技術を持った、皆が使えるアニメーションソフトすることが目的と述べており、アメリカでは実際に高校生のグループが30分のSF映画を Blender で製作していることを述べています。
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