トーン補正とガンマ補正で画像をもっと綺麗に

投稿日時 2008年03月12日 | カテゴリ: リソース・チュートリアル

元記事:Improve the Quality of Your Renders using Tone and Gamma Corrections at BlenderNation

Kernon氏による記事です。
皆さんが今までレンダリングしたシーンは、毎回素晴らしいできばえだっただと思います。しかしもちろん、たいていの場合、レンダリング結果を本当に「完成品」と呼ぶことのできる物に推し進める作業を行う余地があります。

ポストプロセスは数冊の本や多くのオンラインリソースに及ぶほどのテーマであり、多くの場合、答えより多くの疑問を残していきます。
ここにあるトーンとガンマの補正チュートリアルは、そのいくつかの疑問を解決するのに役立つでしょう。

この Yves Poissant氏による、アプリケーションに依存しないチュートリアルは、3DCG レンダリング画像のトーン・ガンマ補正がなぜ必要なのか、そして画像制作のすべての段階において、これをどう考慮すべきかを説明しています。

Yves氏によると、

トーン・ガンマ補正は非常に難解な議題です。全くシンプルな解決策ながら、議題が難しいことから、たいていの人々は理解していない、もしくは適用したがりません。
しかし、このシンプルな解決策の適用は、リアルな3Dレンダリング画像の作成への、非常に重要なステップの一つなのです。すべてのメジャーなスタジオはそれを理解しています。彼らは、FXやCGを含むフィルムの制作のすべての段階において、皆のためにこの方面を処理するライティング技術者達を雇っています。しかし、3DCGアーティスト達は自身の機器に頼るしかなく、自分自身で試行錯誤していかなければなりません。
このテーマに関する希少なチュートリアルがいくつかウェブ上にあります。"Linear workflow" で Google 検索すると、サンプルがいくつかでてきます。しかし、これらすべては、答えよりも疑問が多くわいてくることでしょう。このテーマについて Hash Inc のフォーラムで議論した私の経験でもそうです。
そのため私は、このチュートリアルを非常に系統だった方法で書き、私が議論で見た疑問に答えてみようと思いました。


このチュートリアルでは以下をカバーしています。
[wiki]-トーン・ガンマ補正
-ガンマ補正
-ヴァーチャルカメラとして3Dをレンダリング
-ダイナミックレンジ補正
-3Dレンダリングのトーン補正は必要?
-3Dレンダリングされたシーンへのトーン補正の適用
-テクスチャの修正
-テクスチャリング用の作業環境
-トーン補正を考慮したテクスチャ
-結論[/wiki]
チュートリアルは Yves Poissant氏のサイト上のこちらにあります。

このチュートリアルでは、修正前と修正後の画像を並べ、それぞれを比較することができるようになっています。元記事にも画像の例がありますので見比べてみてください。
コメントでは、適用前画像の方がいい、という意見もあります。結局のところ、個人の好みや感性によるところも大きいということですが、こうした知識を持っていてもムダにはならないと思います。
また、光の距離や面の角度による照度の変化をわかりやすい動画で解説しています。

このチュートリアルでは、モニタのガンマを2.2にキャリブレーションすることを推奨しています。QuickGamma などのフリーのツールもいくつか紹介されています。そちらもご覧下さい。



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