Development Digest, 21 June - 20 July

投稿日時 2004年07月21日 | カテゴリ: Blender.org

元記事:Development Digest, 21 June - 20 July

jesterKing氏による記事です。
前回のDevelopment Digestから一ヶ月が過ぎ、ここには多くのニュース、特にまもなく公開される2.34リリースについての情報があります。(Blender.orgの)フロントページの右側を見てください。リリースステータスが現在B-Con3で、7/25の日曜日あたりにはB-Con4へ移行するでしょう(リリースサイクルの詳細はこちら(英文))。では6/21〜7/20までに何が起こったかを見ていきましょう。

2.34ステータス
リリーススケジュール決定(8/2-3)
Particle system
Yafrayプラグイン
重み付きsubsurf creases


クイックリンク
参加方法
新しい画像
プロジェクト
開発
2.33からの変更
FAQ
LSCM展開
Jens Ole Wund氏とBrecht van Lommel氏は新しい展開に残っているすべての問題の解決に全力を注ぎ、ついに公式Blender CVSに持ってきました。これにより、改良されたSuperLUとOpenNL(Brono Levy氏作)がBlenderに追加されます(commitのログをご覧下さい)。ツールについての解説はこちらをご覧下さい。

Python APIとスクリプト
Willian Padovani Germano氏はdemoloopを作成するため、BPy APIコードについての過酷な作業を続けています。このdemoloopは、PythonスクリプトからBlenderの膨大な量の新しい機能を使用し、視覚的に見せるものです。これはBlenderがスクリプトを使用することにより、自身の機能をみせることができるということを意味します。長期的には、これをインタラクティブなTutorialやプレゼンテーションを作成するのにも役立たせることができます。

Yann Vernier氏はgetMaterialsとUIに一貫性を持たせるパッチを提供されました。また、ImageモジュールがAndrew Corrigan氏とSatish Goda氏によるパッチによって追加されたgetBindCode()により拡張されました。

そして多くの素晴らしいスクリプトが再び追加・更新されました。CVSに現時点のコレクションがあります。

UI
Emilie McDavids氏、Chris Burt氏、Matt Ebb氏により多くの修正が再び、UIやそれ以外にされました。Alexander Ewering氏は彼のInstinctive BlenderのObjectの中心点のみに働くalignmentモード(Object自身の回転はせずに複数のObjectの中心点を回転)のようないくつかの機能を移植し、Trackball View rotationの修正をしました。Willian氏はPythonスクリプトをUIとの更なる統合を果たしました(View3D: ObjectとMeshメニュー)。

Game Engine
Kester Maddock氏はgame Engineの作業を続けており、大量のPythonリファレンスドキュメントを追加し、シャドウマッピングやマルチテクスチャなどのクールな新機能や、blenderplayerのコンパイルと動作、そして少数の意見を取り入れOrthoカメラのサポートをしています。


シャドウマッピング

Yafray
YafRay統合作業は継続中で、Alfredo de Graaf氏がついに復活、レンダリングデータ変換とXMLエクスポートの多くの修正をcommitしました。また、YafRayレイトレース被写界深度のサポートのような新しい機能も提出しています。TuhopuuのAqsisのコードと同じように、カメラの'ShowLimits'がONになっている場合、実際の焦点が同様にクロス(+)で表示されます。現在のCVS Blenderでこの機能を使用するときは、現在のCVS YafRayも必要になります。

他の機能
Ton Roosendaal氏はColorボタンをクリックしたときに出る、ColorPickerを追加しました。Blender UI toolkitの一部になったため、他の部分でも使用することができます。例えばVertexPaint時に[N]キーでColorPickerを開くことができます。

他のTon氏による追加はディフューズとスペキュラのRampシェーダ(Rampシェーダ参照)と、Textureの新しいブレンディングオプション、Divide、Screen、Difference、Lighten、Darkenです。ブレンディングオプションは現在ポップアップメニューになっています。

変形された(SubSurf)Mesh上でのStatic particleの使用もできるようになり、毛髪や毛皮のエフェクトを作ることができます。これらのParticleエフェクトはレンダリング時に毎フレーム再計算されます。

(@ndy氏作)

その他の作業
Ray Wells氏はDistributed Ray Tracing(分散レイトレーシング)のパッチをCommittersメーリングリストに送りました。投稿されたレンダリング画像は非常に素晴らしいものです。氏はまた、コースティクスの作業を始めています(Elysinのスレッド参照)。

耳寄り情報
もうすぐ公開されるリリースのため、私たちはリリース前テストの最終段階に入ろうとしています。すでに序章で述べたように、私たちは25日あたりにB-Con 4に入ります。これはバグ修正を例外としてCVSが凍結されることを意味します。テストはすでに始まっており、ビルドはもちろんTesting Buildsフォーラムで利用可能です。
必ずリグレッションテストスィートでチェックして下さい。これには新機能のテストファイルも入っています。Blender2.34ではblenderplayerが復活し、runtimeを保存することができます。gameengineとruntimeもテストして下さい。demogamesでテストできます。リリース日は8/2-3あたりを目標にしています。

次回のダイジェスト
できるだけ多く確かな情報を集めようとしていますが、数名の名前を忘れているかもしれません。恐らく興味深い投稿も忘れているかもしれませんが、記載漏れをしてしまった方々にも感謝しています!もし次のダイジェストへの情報をお持ちの方は、あなたの情報をjesterking (at) letwory (dot) netに、件名のはじめを必ず[DIGEST]にしてMailで送って下さい。また、もし新機能を使用し素晴らしい作品を作成されたのであれば、私に送っていただければ、それを次回分に掲載します。

それでは次のダイジェストまでごきげんよう。

Nathan Letwory.






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