バグダッドの軍事調査機関用の MetaVR に Blender が使用される

投稿日時 2007年07月27日 | カテゴリ: サイト・活動紹介

元記事:MetaVR uses Blender in Detailed VR Training for Baghdad Combat Studies at BlenderNation

このKernon氏による記事によると、多数のスクリプトの作者、そして Blender の開発メンバーの一人として有名な Campbell Barton(ideasman42)氏が Blender と Gimp、Python を使用し、3年に渡りシミュレーション会社(MetaVR)のコンテンツを制作されているとのことです。
下記は元記事からの Campbell氏の文章の引用です。
私たちは最近、非常に詳細なシーンを Blender で作成しました。私は Blender を駆使し、いくつかの画像内にある200の異なる購入済のキャラクタモデルの WeightPaint をなんとかやり遂げました。

この作業のため、最終的には、Blender 内のいくつかのツールを私が書く羽目になりました。Weight/Location Mirror や、"Bone weight copy" などです。

…これらのいくつかのプロジェクトの一部や全体を Blender で作成しています。

これらの画像(訳注:元記事に掲載)は Blender でレンダリングされたものではないことに注意して下さい。すべて私が保守しているエクスポータで、私たち独自フォーマットで出力されています。

氏はインタビューの中で、TURBO SQUID で買ったモデルをインポートするため、3DS、LWOの保守とObj のサポートを書く羽目になったこと、あまりの多くのデータがあったが、Groups の導入と、氏が Python でそれをサポートするコードを書いたおかげで作業が非常に楽になったこと、5つのモデルは Google Earth で使用可能なこと、そして現在氏が進めている PythonAPI のリファクタリングで、Apricot プロジェクト(オープンゲーム)の受け入れ態勢を整えたいことなどを述べています。

すばらしい機能やスクリプト発展の影にこんな事情があったとは驚きです。これも戦争が文明を発展させた一つの例なんでしょうかねぇ。



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