bf-blender / Windows (2004/04/08)

投稿日時 2004年04月13日 | カテゴリ: テストビルド

bf-blender / Windows (2004/04/08)

かなり遅れましたが、Gabio氏による4/8分のbf-blender Windows版のビルド配布です。
-バグ修正。
-Blender playerが少しだけ復活しています。
-runtimeで保存可能。(訳注:最下段参照)

Commits:
- ton氏
バグ修正#1119

MotionBlur使用時、レンダリングされた座標が正しく調整されず、新しいAO(Ambient Occlusion)や通常のRay-shadowに不自然なものが表示され、Mblurレンダリングでアンチエリアスができませんでした。

blurのオフセットをrenderloopに渡すためのグローバル変数2つで現在は解決しました。
この処置のままでは…完全な方法をjitter/AA/blurで使うには改造が必要です。
- jiri氏
バグ修正#1101 MetaballでDuplivertに制限があったのを修正。

MetaElemの数の制限をなくしました(以前は1024)。

Edit Buttons内の"MetaBall"パネルがすべてのMetaBall(MetaBallを元にしたものだけでなく)で使用できるようになりました。

-blendix氏
バグ修正#1007
Object ButtonsのWireとBounds(Cylinder、Cone、Sphere)表示をONにしているとき、Wireの表示がおかしくなるのを修正。

- ton氏
バグ報告#1007
メニューに'make duplis real'が抜けていました。これをObjectメニューとToolboxのプルダウンに追加しました。

バグ#1003
3DWindowで[N]キーを押したとき、Parentのループを作ることができてしまい、Blenderがハングしてしまいます。
通常の[ctrl]+[P]のようにループをチェックするようにしました。

バグ修正#1009
カーソルキーでアイテムを選択したとき、Buttonsタイプメニューが反転していたのを修正。

- stiv氏
バグ修正#1110
epydoc更新。BezTriple.getTriple()関数。
ソースのNOARGSにprototypeを設定。

- ton氏
バグ修正#1093
PolyタイプのCurveオブジェクトを編集時、いくつかのコードがNurbsと思い込み、knots配列がおかしくなっていたのを修正。
また、Curve編集中のボタンのredrawイベントを修正、これですべて正しく終了したわけではなく、UIが存在しないデータを表示してしまいます…。

バグ修正#1073
Bezier Curveオブジェクトに[CTRL]+[SHIFT]+[A](apply lattice deform)が実装されていなかったので、追加。

注:Curveが2Dの場合は結果も2Dのままで、3次元の変形を無視します。

バグ修正#1064
クレジットはblendix氏です!お疲れ様!

報告はプロシージャルテクスチャを"Map input"がUVの場合に使用したときのエラーについてです。
uv[2]メンバが初期化されていなかったのと、これが実際に座標反転のためにtexture.cで使用されていたことによります。

バグ修正#928

Logic buttonsがPanelになっておらず(これは難しいので放置)、そのため'Home'と自動的なビューの制限が働いていませんでした。
これにより、LogicBrickがWindowのスクロールでアクセスできませんでした。

ビューの制限のコードを更新することにより修正しました。
(訳注:Thanks!)

- blendix氏
'Replace Image'がImage Windowで動作しておらず、"Load Image"として動いていました。
修正パッチがCarsten Wartmann氏により提供されました。'unused variable'WARNINGも取り除かれました。

- ton氏
バグ修正#953
これは品質向上の問題です…変更点は以下のとおり。
- 3DView(平行透視状態)で、ウィンドウのアスペクト比を変更してもズームレベル(極端な表示アスペクト比ではズームアウトされます)を保つように。
- 3DWindowで[home]を押すことにより、極端なアスペクト比の状態でもすべてのオブジェクトを表示するようになりました。

- ton氏
バグ修正#1127
radiosity時に四角形の法線の計算を3つの頂点のみで行っていました。これにより、計算時におかしくなり…blenderはハングアップしていました。
CalcNormFloat4()を代わりに使用することにより回避しました!

- ton氏
- プレビューレンダリング時にバンプマップの法線が反転して(バンプが穴になって)表示されていました。単純に反転を追加しました!

バグ修正#799
Styken氏が解決しました。感謝!

winqreadtextspace()関数がCTRL・ALTイベントを要求しますが、いくつかのキーボードにあるALTの後ろの特殊キャラクタ(スエーデンの'['']')も受容すべきです。

古いコードではすべてのALTイベントでAsciiコードが0になっていました。現在はそれをispunct()で最初にチェックしています。

- stiv氏
バグ修正#1115
これはBezTripleタイプに問題がありました。
BezTripleへの'pt'メンバ変数による書き込みアクセスが動作していませんでした。

BPyタイプのメンバ変数へのアクセス方法、特に書き込みアクセスはむしろget*/set*メソッドを推奨します。

BezTriple.setPoints()はx、y座標をタプルとリストの両方を受け取ります。

IpoモジュールドキュメントのBezTripleセクションを更新しています。

- jesterking氏
SConsによるGamePlayerのビルドの事前サポートを追加。GPG_ghostとGPC_commonは現在ビルドされています。これらはconfig.optsのBUILD_BLENDER_PLAYERをtrueに設定することによりビルドできます。BUILD_GAMEENGINEもtrueにする必要があります。

- kester氏
resolveCombinedVelocities()関数を追加。
drot Actuatorを修正。回転行列がfloat[12](3x4)のかわりにfloat[9]とすりかわって掛けられていました。

- kester氏
NaN時代に私(後述のCarsten氏)がMessage SensorのPython関数でMessageのsubjectを取得できるようにとPython関数について提言しました。

これはもし複雑なMessageを一つのPythonスクリプトで扱いたい場合に便利です。単にすべてのMessageを取得し、subjectをチェックすればいいのです。現状では一つのSensorとスマートなスクリプトの代わりにいくつかのMessage SensorをPythonスクリプトにつないで済ますことになります。

ある開発者(誰かは失念)がその関数を実装していましたが、しかしながら私の望む方法ではありませんでした(多分私が十分把握してないのでしょうが)。getSubject()関数はMessage Sensorの"Subject:"フィールドに何が入力されたかを返すのです。実際にはあまり役に立たないと個人的に思います。

よって私はgetBodies()に似た新しい関数、getSubjects()を追加し、実際にそこからコードを拝借してきました。

getSubject()は下位互換性のために残して置きました(未だ誰かが使ってるのをみたことはありませんが、しかし…)。

将来:
接続詞、ワイルドカードつきのsubject:フィルターフィールドを持つgetSubjects()関数であればより役立つでしょう。

例:Player*はPlayerScore、PlayerKillなどのフィルター

-- Carsten Wartmann

- ton氏
バグ修正#823
(例えば)IpoのあるオブジェクトにParentedされた、アニメーションするメタボールがフレームが変わっても正しく更新されないのを修正。
その修正は3つの部分からなります。

- test_displist()の呼び出しでdisplistを今は再生成せず、解放しています。この動作は、mballオブジェクトを描画する際、displistをチェックし、必要な時に作成するからです。
- メイン描画ルーチンdrawview3d()のループを、最初すべてのオブジェクトをwhere_is_object()で更新する部分と、その後描画する部分とに分離しました。
これはmballsのラグを解決するのに効果的です。他のラグも改良されているでしょう!
- テンキー9(NumPad-9)呼び出しをtest_displist()に強制的に3DViewをすべて更新するために入れました。

- kester氏
GamePlayer用にSConscriptを修正。

- ton氏
バグ修正#1003
どのオブジェクトもアクティブでない時(削除後など)、IpoWindowのパネルの描画がおかしくなっていました。このような状況ではパネルの描画を禁止することで解決しました。br>

- kester氏
ファイルメニューに"Save Runtime..."を復活。

- ton氏
バグ修正#1016
メニューの項目をカーソルキーで選択する際([I]キーのIpoメニューなど)、マウスポインタがアイテムの上に乗っていたり、タイトルに乗っているだけでも項目が正しく選択されませんでした。

ボタンイベントサブループ中の'RETKEY'イベントをキャッチすることにより修正しました。
(edit) 既知の問題:メニューの"save runtime"エントリは動作しません。まだPlayerがないのでruntimeは生成されません…。





Blender.jpにて更に多くのニュース記事をよむことができます
https://blender.jp

このニュース記事が掲載されているURL:
https://blender.jp/modules/news/index.php?page=article&storyid=177