コンピュータグラフィックスとアニメーションの歴史

投稿日時 2007年04月30日 | カテゴリ: 3D全般

元記事:A Critical History of Computer Graphics and Animation at BlenderNation

brian氏による記事です。
今までスタンフォードバニーの名前を聞いたことはありますか? ユタのティーポットについては? そして、コンピュータグラフィックスとアニメーションの歴史において、南カメルーン、ガボン、赤道直下のギニア、コンゴの熱帯雨林の中に見つかる霊長目マンドリルが何をしたのかご存知ですか?

興味が沸きましたか? オハイオ州立大学美術学部(Universities College of the Arts)には、コンピュータグラフィックスとアニメーションをカバーする、信頼できる素晴らしい Web ページがあります。この興味深い、彼らが話す事に目を向けてみて下さい。まずは霊長目マンドリルから始めましょうか。

オハイオ州立大学美術学部の記載から引用すると、
画像処理とコンピュータグラフィックスは長年に渡り、多くの似た論点、理論、アルゴリズムによりリンクしています。また、これらは独特のカラフルな顔を持つ類人猿、マンドリルの画像の代表的な使用法でも共通しています。この画像は画像圧縮、画質の向上、処理テストに非常に適しており、CGI 用途のテクスチャマップや背景画像としても高い頻度で使用されています。


「1950年代末期と、1960年代の10年間は、コンピュータグラフィックに関する計算、表示、入出力ハードウェアで重要な進歩が見られました」というこの興味深い引用についてどう思われますか?

この時期に重大な進化があったというを多くの人は信じないかもしれませんが、写真のデジタイズから「サーフェスパッチ」による飛行機のデザインにいたるまでの全ての道程がこの10年間から始まったのです。
この期間は、描画方法の提示、数学的素地、そして Bスプラインサーフェスや NURB サーフェスなどを、今日一般的に使用されているサーフェスの描画の最終的な土台となったアイデアを直感的に解説した、"Coons Patch(クーンズパッチ)" の定式化により Steave Coons氏が注目された時なのです。

1950年代と1960年代というのが疑わしいとお思いの皆さん、もし、CGI の始祖がA.D.1200 まで遡るといったらどうしますか? 恐らくコンピュータグラフィックスとアニメーションの歴史は更にもっと遡ると思います。そして、私も更にもっと遡るでしょう。ただし、ここを読むより、オハイオ大学が書かれたこちらの素晴らしい文章をチェックした方がいいと思います。

直接的には役に立たないかもしれませんが、たまにはこういうのもいいのではないかと。でも算盤まで持ってくるのはちょっと…。(笑)



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