BURP 分散レンダリングプロジェクトがアルファに
投稿日時 2007年04月28日 | カテゴリ: リソース・チュートリアル
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元記事:BURP Distributed Rendering Project Enters Alpha at BlenderNation
B@rt氏による記事です。
BURPプロジェクトは、Blender 用の公的にアクセスできる分散レンダーファームを提供することです。構築には BOINC(the Berkeley Open Infrastructure for Network Computing)を使用します。このソフトは現在、Seti@Home のようなプロジェクトでも使用されています。
もし、Windows もしくは Linux を使用されているのであれば、クライアントをダウンロードし、ネットに参加できます。残念ながら、現時点ではまだ OSX の BURP クライアントはなく、参加して楽しむことはできません(BOINC 自身は OSX をサポートしています。もしお望みなら、他のプロジェクトで実験されるといいでしょう)。
まだアルファなので、いくつか制限があります。
- セッションはレンダリング用にキューに入るか、少なくとも90%の確率で48時間以内に拒否されるでしょう。
- ダウンタイムがアナウンス、計画される予定です(ただし、突然の計画にないダウンタイムが時々起こるかもしれません)。
- このシステムは、一時間にせいぜい一つのセッションしか抽出しないでしょう。そのため、ジョブを送ることはできますが、それがレンダリングされる保証はありません。
私はこのプロジェクトに注目していました。そして彼らから近い将来、よい進行状況が聞けることを本当に願っています。このようなフリーのレンダーファームにアクセスできるのであれば、Blender の未来は素晴らしい物になるでしょう!
ただ、少し重大な忠告があります:最近の Blender のセキュリティについての議論(コメント)を鑑み、私はこのシステムのアタックに対する脆弱性がどれぐらいなのだろうかと考えています。簡単に危ない Python スクリプトのある .blend ファイルをアップロードできてしまいませんか?
コメントには、非公式の Intel Mac と、FreeBSD(x86)のクライアントがあるようです。また、危険なスクリプトとそうでないものを手動で区別するのは非現実的として、Pythonスクリプトは使用不可になる可能性が高いようです。実際は、まだまだアルファなのでどう転ぶかわかりませんが。
いずれにせよ、今後に注目したいところです。
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