
RT ボタンの歴史
投稿日時 2007年04月03日 | カテゴリ: コミュニティ・話題
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元記事:History of RT! at BlenderNation
そういうわけで、先日の BlenderNation のエイプリルフールネタ で登場した RT ボタンについて、B@rt氏が解説されています。
私は昨日の 'Hidden 3DS Max Display Mode' のコメントを大いに楽しみました。皆さん、ありがとう! しかし、この RT ボタンに機能があることについてはあまりよく知られていないようです。私は Ton Roosendaal とこれについてチャットすると、彼は以下のような記事を書いてくれました。
Blender の "rt" ボタンは開発者用に、デバッグしたりテストを隠したりできるようにするためのものです。この値は Blender ファイルに保存(または読み込み)されないようになっています。そのため、Blender を起動するたびに設定する必要があります。
名前の由来は、昔に NeoGeo アニメーションスタジオで私が導入していた古い慣習からです。私たちは多くのファイルを様々な「一時的な」名前で保存していました。そしてそれらは名前から何をするものなのかはっきりとわかりませんでした。私たちは誰かが邪魔になったと思った時に、誰でも好きに削除できるファイルに "rt" と名づけることを決めました。私はこれをまだよく使用しており、例えば、このファイル http://www.blender.org/bf/rt.jpg は、コーディングの問題を議論するときの、その日限りのデバッグ画像です。
実際、私はどこからこの名前がでてきたのかよく知りません…単に偶然簡単にタイプしたのです。恐らく、私のイニシャル?
以下は現在 Blender でアクティブな "rt" の機能です。
- rt==1
[Ctrl]押しっぱなしでボタンをドラッグできます。"UI 編集モード" で使用されます。カレントディレクトリに、ボタンの位置の "butsetup" ファイルが保存されます。
- rt==2
ボタンのハイライトやプルダウンメニュー更新などのような UI の再描画に、別の OpenGL コールが使用されます。いくつかの古い ATi カードでは動作が高速になるでしょう。
- rt==2, rt==3
3DWindow での Transform マニピュレータの Rotate モードの表示が別のデザインになります。
- rt==8
[Alt]+選択(Face モード)もしくは[Ctrl]+[E](Make Seam)での選択中の Seam を LSCM 展開します。
- rt!=0
Image タイプが Sequence であった場合、それぞれのマルチレイヤ画像が読み込まれるたびにデバッグ出力されます。
遊んでみて下さい!
-Ton-
注意:RT ボタンは Scene Buttons([F10])の Anim パネルにあります。
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