BlenderNation スクリプト系記事解説-2006年12月編

投稿日時 2007年02月10日 | カテゴリ: スクリプト・プラグイン

少し時間ができたので、去年12月からスルーしていた BlenderNation の記事を簡単に解説していこうと思います。もちろん新鮮ではないですが、何かしらの役にはたつかも知れません。
Script- Blender Mesh Attribute Editor v1.1
Ron Walker氏作の Mesh のアトリビュート(プロパティ)を変更するスクリプト。単にそれだけなら、[N]キーパネルで事足りますが、このスクリプトは inch 系の単位とメートル単位を変換できるという特徴があります。あと、GUIの背景に画像が表示できます。
フルセットの方は説明用の PDF 付き。

Piovra Renderfarm Project Updated
Piovra Renderfarm プロジェクトによる、分散レンダリングスクリプト。Dr.Queue のように、いくつかの Python スクリプトで構成されており、Linux と Mac 用のインストーラが用意されています。Windows は、なぜかVer.1.02の.exeで提供されているインストーラを実行し、その後インストールしたフォルダの中身を1.03で入れ替えなければいけないそうです。

More Distributed Rendering Options
そして、その他の分散レンダリングスクリプトとファームが紹介されています。
ここでは、フレームベースとタイルベースの両方をサポートした、lobo_nz氏のFarmerjoe、簡単に使用できることを目標とし、Java で書かれたフレームベースの、quorn氏のNetblend、タイルベースのシンプルな Python スクリプトである、ideasman氏の Blenderfarm 紹介されています。

また、フリーもしくは安価で利用できるレンダリングサービスのRespower、SETI や UD のような分散コンピューティングを利用してレンダリングを行うBURPなどもあります。

Blender2Mentalray v 0.0.3
これは通常のスクリプトではなく、RCRuiz氏による、Blender の派生版バイナリ(JesterKing氏の PyNode 拡張などを追加)したものに、Python スクリプトで書かれた巨大な Mentalray ノードを追加して使用するものです。MentalRay 用としてはもちろん、PyNode のいいデモとしても興味深いです。



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