MakeHuman 0.9.0 リリース
投稿日時 2006年11月03日 | カテゴリ: 関連ソフトウェア
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元記事:MakeHuman 0.9.0 Released at BlenderNation
Eugene氏による記事です。
私たちは最近 MakeHuman のプレビュービデオを紹介しましたが、たった今リリースされた Windows用 MakeHuman 0.9.0 をダウンロードし、自分で試すことができるのです。
MakeHuman とは? 公式サイトの引用によると、
引用:MakeHuman はオープンソース、オープングラフィックライブラリ、スタンドアローンのソフトウェアプログラムです…その目的は、多用途、プロフェッショナルかつ非常に限定的な、パラメータにより三次元の人型のキャラクタをモデリングするためのアプリケーションを提供することです。
1年以上の作業の後、私たちはついにコードを完成させ、より複雑な機能を実装しました。特に、マッスルエンジンには莫大な量の実験が費やされ、コードをC++に完全に書き直す、何ヶ月もの辛い作業が行われました。
以下の MakeHuman 0.9.0 がサポートする機能は、その登場を待つのに値するでしょう。
- プログラムの全体がC++に書き直され、オブジェクト指向のデザインを可能にする最適な方法を使用することにより、安定性と信頼性が向上。
- 全体が OpenGL で描かれた、マルチプラットフォームかつシンプルで安定している新しいインタフェイス
- 筋肉の動きをリアルかつ自動的にシミュレーションするポーズエンジン!
- 自動リギング(自動的にモーフィングの変形に対応!)
- 3000以上のモーフィング!
- 別々のキャラクタをミックスするシステム(Morphing alchemy(c))
- Sheldon氏の人体計測技術を元にしたミックスシステム(Endomorph(肥満型)、mesomorph(中肉中背), ectomorph(痩せ型))
- より直感的なアイコン:変形エリアをハイライト表示
- Material と UV座標を書き出せる Wavefront Obj エクスポータ
- Renderman準拠な外部エンジン(最新の unstable 版の AQSIS)使用によるフォトリアルなレンダリング(ベータ)
- トーンレンダリング(実験的機能、[T]キーで使用)
スタンドアローンもしくは Blender と連携(エクスポートオプション使用)して使用できます。MakeHuman 0.9.0は所持するにふさわしいツールとなると思われます。こちらに機能リストと制限、ダウンロードへのリンク、その他の情報があります。直接 SourceForge からもダウンロード可能です。
上記にもありますが、レンダリングには AQSIS が必要なことに注意して下さい。
以下はこちらにある、既知の問題と一時的な制限です。
既知の問題
レンダリング(差し当たり、MH 0.9.1でされます):
- アップ時の目のレンダリングが完全ではありません(緊急)。 - OpenGL の表示とビューのレンダリングが違う。 - マウスによる Mesh の回転時、シーンのレンダリングに使用されているカメラへ回転が正しく伝わりません。 - レンダリング中、MH はロックされ、もしレンダリングウィンドウが閉じられても、レンダリング終了まで待つ必要があります。Dos コンソールウィンドウを閉じると強制終了できます。 - セルフシャドウのレンダリングがまだサポートされていません。 - 口びる近くの表示に少し問題があります。
GUI:
- 65以上のターゲットをゾーンに表示できません。 - ファイルセレクタはありません。(ファイルの Save と Load は MHconsole を使用する必要があります)
エンジン:
- 適用された bs が記憶されません。
一時的な制限
Ver.0.9をこれ以上遅らせないため、いくつかの機能が準備完了になるまで待てませんでした。
- レンダリングパラメータ(解像度、ファイル名など…)のコントロールがまだできません - Material のパラメータのコントロールがまだできません。 - ライトパラメータのコントロールがまだできません。 - 「ファー」エフェクトは、まだ完全でないため除去されています。 よって、そのレンダリングはまだ「デモ」段階であると見なしています。特に「ヘアー」は一時的なもので、作業中の機能を披露する意図に過ぎません。 - 上記にあげたパラメータをコントロールするパネルは短い時間で比較的楽に追加できるにもかかわらず、間違いなく次のリリースになるでしょう。
- リリース日の制限により、私たちはまだ少しのキャラクタサンプルしか作成できていません。完全なライブラリの構築は次のリリースにするつもりです。
- まだチュートリアルやマニュアルが用意できていません。これもまた一時的な問題であり、できるだけ早く解決したいと思います。
- ライブラリの場所を開くボタンがありません。これもまた近いうちに解決する予定です。
- MH は Pixie と AQSIS を使用できますが、このリリースでは AQSIS による出力のみ作業を行っています。この問題も一時的なものです。いずれにせよ、最適の結果をだすには、最新の AQSIS を使用しなければなりません。その Windows 版はこちらです。
- このバージョンの MH はクローズアップには最適化されていません。多くのディテールが完成しているにもかかわらず、中間の距離からのレンダリングが一番リアルです。
- 静脈の階層が含まれていません。
- ターゲットのアイコンが完全ではありません。(矢印がありません)
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