Victor Navone氏によるフェイシャルテイクアニメーションチュートリアル

投稿日時 2006年11月02日 | カテゴリ: 3D全般

元記事:Animating a Facial Take by Victor Navone

Tim Formica [Room335]氏による記事です。
Victor Navone氏が最初に Pixar に注目されたのは、氏のアニメーション、1999年の古い Alien Song でした。この中では、キャラクタが流れるように、そして表情豊かに動き、Pixar がなぜ氏を確保したのかがすぐわかります。その後、氏はモンスターズインク、ファインディングニモ、Mr.インクレディブルといったメジャーな映画で仕事をされています。

氏の Animating a Facial Take(フェイシャルテイクアニメーション) チュートリアルは、それぞれのフレームにディレクターの Brad Bird氏の注釈がつき、ダッシュの10フレームのシーケンスを通じてガイドしてくれます。一見短いチュートリアルに見えますが、大量の情報が詰め込まれています。これだけの多くの情報がスクリーン上で物になるのはたった1秒足らずなのですから驚きです。

このようなプロからのお宝はなかなか見つかりません。間違いなく、保存しておくに値するチュートリアルの一つといえるでしょう。

また、氏のショーリール(動画集)もチェックする価値があります。特に Mr.インクレディブルの最後のカットが非常に楽しいです。

チュートリアルは絵コンテのような形式になっています。Alien Song のメイキングも参考になるかもしれません。

ウェブ翻訳では個人的にはエキサイトで、本文と訳文を同時に表示して見た方がいいかもしれません。おそらく外部参照を禁止してる所為で、図は表示されません(これは Google でも同様でした)。画像もいっしょにみたい方は、ローカルに保存してアプリなどで翻訳するしかないでしょう。

ちなみにこのシーンはちょうど追っかけられているシーンで、"Dash" はこの男の子、"Velocipod" は映画の中ででてくる、彼を追っかけている乗り物のことです。眉頭と上唇が同調していること、眉頭の方が眉尻より動くの早いこと、などに注意して下さい。また、両翻訳で「生徒」になってしまっている Puplis は瞳孔のことです。



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