デモ三つ・Sculpt ツール習作と matt氏デモリール/BlenderとIcarus による金魚動画

投稿日時 2006年10月15日 | カテゴリ: 作品紹介

BlenderNation から優れた静止画像1つと動画デモ2つをご紹介します。
Sculpting And Demo Reeling With Matt Ebb
タイトルどおり、Matt Ebb(broken)氏による、GSoC のプロジェクトの一つ、Sculpt Tool で作成した画像と、氏が携わってきた(もちろんエレファンツドリームも)作品のデモリールが公開されています。前者について氏は blog で以下のように語っています。
単一アプリケーションである Zbrush のように多くの機能もスピードもないですが、少なくとも私の両アプリによる経験によると、これは多くの場面において、全くひけをとらない物だと思います。Blender とこのスカルプティングツールががっちり統合されることは非常にプラスとなります。サブディビジョンのレベルを7から4へとステップダウンでき、Blender のUVツールによる Mesh の展開と高解像度のサーフェスへのUVレイアウトの適用は非常に素晴らしいです。

平均的な物はすでに以前にあったため、私は現在の開発バージョンが非常に素晴らしいものであったことに驚きませんでした。下の小さなテスト(前述の記事および blog 参照)は、一晩を彫刻に、そして別の日に、ライティングやスキンシェーダ、色やバンプマップのペイントなどの残りを行いました。


Animation- Fish In A Glass
Octavio Augusto氏と Mendez Sanchez氏による、Blender、Icarus、Gimp、CinePaint、Audacity を使用した、カメラが移動している動画と3DCGを合成したシンプルなアニメーションです。
氏によると、100%オープンソース(結局 Icarus だけは違ってしまいましたが)で商用ツールと同等の物を作ってみようというのが動機で、制作にはレンダリングを含め2週間、モデルはこちらのモデルを使用されたとのこと。このモデルはスキニングと SoftBody を適用しやすいように調整されたのですが、元々のモデルの具合がよかった所為で、最小限で済んだそうです。

Octavio 氏はこの魚を使用し、VFX のショートムービーシリーズを別のライティングとテクニックを改良して制作することを計画しているそうです。

元記事にはスクリーンショットと、QuickTime による動画へのリンクがあります。



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