9月CVSレポート-2.42aからの変更
投稿日時 2006年10月09日 | カテゴリ: テストビルド
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September CVS Report- What Has Changed Since 2.42a at BlenderNation
BlenderNation での rcas氏の記事からの引用です。時間の都合により、変更部分のみの翻訳となります。ダウンロードなどは元記事を参照してください。
全般
- 通常通り多くのバグ修正、最適化および更新、Python 部門は特に。
- Blender コアにタブレットの筆圧サポート。Linux X11 と MacOS X はサポート済、Windows はまだです。
- Drawmode、“Bounding Box”が 'Extra' をサポート。Axis や Name のようなものです。
Drawmode “Bounding Box” now supports drawing ‘extra’ too, like axis or object name.
- Colorband の最大キー数が32になりました。
ノード
- ノード表示に Transparency(透明度)が追加、Theme の "Node backdrop" の Alpha を設定することにより、ノードが半透明で表示されます。
- Node Editor 内で[Shift]+中マウスボタンにより、背景画像表示を移動できるように。
Composite ノード
- 新ノード“Combine RGBA(RGBA 連結)”
- 新ノード“Dilate / Erode(ミンコフスキー和と差?)”
- 新ノード“Rotate”
- 新ノード“Scale”詳細はこちら
- 新ノード“File Output”詳細はこちら
- “Hue / Saturation”ノードに Value フィールドが追加。
- こちらに、Image ノードでの動画使用に関する重要な注意が書かれています。(訳注:2.42aでは、Compositor の Image ノードでは、相対パスで指定された動画は再生できませんでした)
Shader(Material)ノード
- 新ノード“Camera Info(カメラ情報)”。
- 新ノード“Scalar Math(スカラ計算)”。
- 新ノード“Vector Math(ベクトル計算)”。
- 新ノード“Value Squeeze(Value の縮小)”。詳細はこちら(訳注:Value を0-1のS字カーブにマップし、widthの大小で減衰度の早遅、0.5で中点を設定できます)。
UV / Image / Texture Paint
- 全モジュールが刷新。
- Float(浮動小数点数)画像のペイントサポート。
- Airbrush が統合ツールとして追加され、Soften、Smear、Clone で使用できるように。
- Blend モードの Mix、Add、Substract、Multiply、Darken、Lighten が追加。
- Brush の Spacing(間隔)が改良され、Gimp の動作に近くなりました。
- Texture Paint が Image Paint Brush の設定をサポート(Clone 除く)。
- 簡単なタブレットの筆圧感知をサポート。Image Paint のOpacity(透明度)、Size、Spacing(間隔)に利用できます。スライダの近くの[P]ボタンを押して下さい。
- 新機能“Save Image”が“Save As”の隣に追加。
- TextWindow と一貫したショートカットが追加:[Alt]+[S](Save)、[Alt]+[R](Reload)、[Alt]+[O](Open)、[Alt]+[N](New)。
- Select と UVs メニューが UV 編集がアクティブでない場合は隠れるように。
- Python スクリプト用の新しいメニューエントリが Image メニューに追加。
- 4つのスクリプトがこの新しい“Python Scripts”メニューエントリに追加。“Bake Wire”、“Bake Image”、“Bake VCol”、“Bake Normals”
Python
- 大きな活動が Python 部門に起こり、多くの API の追加、リファクタリング、最適化、バグ修正が行われました。残念ながら、大量のレポートのため、いくつかはここではご紹介できません。
- Surface データアクセスの API。詳細はこちら。
- タンジェントスペースのサポートが Python に追加。
- Python の Metaball API がリファクタリングされました。詳細はこちら。
- Mathutils.Vector が大きくスピードアップ。
Python スクリプト
- Kloputils がスクリプトリポジトリから削除されました。保守が難しく、その活動もなかったためです。
- FLT Import が更新、改良と最適化されました。
- BVH Import が書き直され、多くの改良と最適化が行われました。
- Obj Import / export が書き直され、非常に早くなり、メモリ使用量も抑えられました。Sketchup からの Line のインポートと Dupli〜 と Particle のエクスポートが追加されました。
- Blender2Cal3D がバグでメニューになかったのが再び表示されるようになりました。
- Collada スクリプトが更新、Mesh のスキニングサポートが追加、Armature のサポートと Armature のエクスポートが向上しました。
統合・ライブラリ
- VERSE の統合が最新バージョンに更新されました。Blender は Mesh とビットマップの共有のみサポートするようになりました。
- Elbeem(流体ライブラリ)が更新、改良と最適化が移動 Obstacle に行われました。
- GSOC の“Modifier Stack Upgrade”プロジェクトが統合されました。モディファイアスタック内でモディファイアが任意の順序で置けるようになりました。詳細を見てください。
- Bullet が1.9に更新。
言語サポート
モディファイア
- 新モディファイア“Edge Split”。詳細はこちら。
- 新モディファイア“Displacement”。詳細はこちら。
- 新モディファイア“UVProject”。詳細はこちら。
- VGroup の入力フィールドが Armature モディファイアに追加。これは Armature 内のすべての Bone への影響を調節する VertexGroup を指摘できます。
レンダラ
- レンダリング機能の追加、“Auto-clip Lamp Buffer”詳細はこちら。
- サブピクセルのレンダリング精度に少し修正、CVS ログにこれらが持つ問題と詳細があります。
- Composite のレイヤに関するレンダリング新機能。詳細。
- Tangent ベクトルが Orco から派生するように(UV が必要でなくなりました)。Normal マップも Tangent スペースを正しくサポートするようになりました。詳細はこちら。
- World スペースで、“Sphere”、“Tube”、“AngMap”が正しく使用できるように。特に HDR ファイルの使用時に正しい結果を与えます。
Curves
- Shrink / Fatten が Bevel された Curve に追加、詳細はこちら。
- Curve の 3DView メニューに Tilt、Shrink / Fatten が追加。
エフェクト・シミュレーション
- SoftBody 新機能:セルフコリジョン。
- SoftBody 新機能:Rigidity(剛性)の調節機能。詳細はこちら。
- SoftBody の UI のクリーンアップ。
IPO / Action / NLA / Shapes
- ActionWindow に“Select Column”が追加、すべてのキーを同時に選択可能で、Shape Key にも動作します。ホットキーは[K]。
- [Shift]+[A]“Add Action Strip”メニューが NLA Editor に追加、追加する Action を選択できます。
- 最大 Shape Key 数が64から256に。
- Shape のコピー(Mesh EditMode、[Ctrl]+[C])に、Column も表示されるように。
- Lattice に Shape Key の部分的サポート。詳細はこちら。
- Transform の軸のロック、Ipo の Transform の軸制限のホットキー、[X]、[Y]が追加(Grab のみ)。
- Ipo Curve のミラーリング、IpoWindow 内でホットキー[M]と、メニューのオプションがあります。オプションは、“Mirror over current frame”、“Mirror over vertical axis”、“Mirror over horizontal axis”。
Constraint
- 3つの新しい Constraint が追加、Loc、Rot、Size 値の範囲を制限します。
- Floor Contraint のローカルな Target の回転のサポートを追加。"Use Rot" の ON で、Target Object の回転が考慮されるように。
Modeling ツール
- 新しい Knife ツールモード“Knife Exact”、Vertex のスナップをサポートします。詳細はこちら。
- Knife Exact のスナップの範囲の調整を追加。詳細はこちら。
- 新しいプロポーショナルエディティングモード、‘random’フォールオフ
- 鋭角 Edge の描画オプションが、“Mesh Tools 1”パネルに追加。
- Lattice に VertexGroups のサポートが追加。詳細はこちら。
- Lattice に Vertex Parent のサポートが追加。詳細はこちら。
ファイル・フォルダ管理(パス)
- 新しいライブラリの視点にある、Outliner でのリンクされたファイルのパスが変更、ただし、ライブラリを再読み込みするだけで、ファイルが再保存と再読み込みされてしまうことに注意して下さい。詳細はこちら。
- パスとフォルダ管理に、Windows と *nix での正しい使用ができるようにいくつか修正。
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