BlenderPeople 0.8リリース
投稿日時 2006年08月29日 | カテゴリ: スクリプト・プラグイン
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BlenderNation: BlenderPeople 0.8 Released BlenderArtists: BlenderPeople0.8 Release
Harkyman(Roland hess)氏による群集シミュレーション、BlenderPeople0.8が登場しています。氏のページでは、必要なファイルやドキュメントとともに、ムービーが公開されています。
以下は氏のページからの特長の引用です。
- 任意の Actor の数値 - ユーザ定義の Actor Type - 階層的、自動もしくはユーザ定義されたコマンドとコントロール - 範囲指定可能な Attack - Actor に、Attack、Defend、March(進行)、Retreat(後退)、Mill(徘徊)、Regroup(再編)、Attack area(範囲 Attack)などが指定可能 - クロスプラットフォーム - Fire(火)、Mud(沼)、Boulder(岩)、Force Field(力場)といった、Actor へのエフェクタがユーザ定義可能 - Blender のキャラクタアニメーションの DupliGroups をサポート - 高速(Athlon XP1800、512MB RAMで、800 Actor のシミュレーションの1秒毎のアニメーションを40秒で計算)
必要な物は以下のとおりです。
- BlenderPeople 専用に改造・ビルドされた Blender2.42a (前掲の BlenderNation 内記事もしくは BlenderPeople サイト参照) - BlenderPeople のスクリプト本体とサンプルの入った.blendファイル(BlenderPeople0.8.zip) - MySQL5 - Python2.4 - MySQLdb 1.0
ただし、MySQL4.1とPython2.3でも動作するとのことです。
以下にインストールとテスト方法を書きますが、実行は自己責任でお願いします。PCの調子が悪くなったとか、ハッキングを受けたとかいわれても一切応じません。また、インストールについての質問も受け付けません。
MySQL は、テストするだけなら、Windows版では Essentials で十分です。 ダウンロード時の登録はしなくても構いません。日本のミラーサーバからDLできます。
インストールは MySQL のインストールについて書かれたページが大量にありますので、適当に調べてみてください…というよりむしろ、それができない人は実行しない方が無難です。
当方は面倒だったので、Typical→Skip Sign-Up で終わらせました。 ウィザードによる設定も、Standard Configuration→Install As Windows Service はON(デフォルト)→Modify Security Settings で、他で使用していないパスワードを二回入力("Enable root access〜" と "Create An Anonymous〜"はOFF(デフォルト))→Execute だけで終了させました。
注意:氏も書かれていますが、デモファイルを保存時、Text でアクセス用の上記のパスワードも.blend内に保存されます。よって、保存後の.blendファイルを公開したりすると、このパスワードも公開されることになりますので十分注意して下さい。
もし BlenderPeople0.6以前を使用されていた場合、データベーステーブルを消去する必要があるとのことです。
その後、(必要なら)Python2.4、MySQLdb 1.0をインストールしておしまいです。BlenderPeople用 Blender は解凍だけでOKです。
使用はこの Blender から blenderpeople.0.8.blend を読み込み、TextWindow 上で[Alt]+[P]を押します。データベースが使用可能になっていれば、root のパスワードの入力が求められますので、先ほど設定したパスワードを入力し、[Test Connection]を押します。前述しましたが、このパスワードはText で保存されますので、Save したあとは十分注意して下さい。
テスト用のデータを動かしてみるには、まず最初に、"Setup" の[Initialize Actors]を押して下さい。これをしないと動きません。 そして、"Simulate" の Run simulation for の横のスライダを30程度にし、[Run]を押して下さい。シミュレーション実行とともに、計算された結果が3DWindow にアニメーションで表示されます。 シミュレーション終了、下の TimeLine に Ipo が作成されているのがわかると思います。
もう一度最初からシミュレーションしなおしたいときは、TimeLine で1にもどしてから、[Initialize Actors]や[Reset Actors]を押して下さい。そうしない場合は、その位置から計算しなおします。
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