Blender Summer of Documentation 承認企画公開
投稿日時 2006年06月23日 | カテゴリ: Blender.org
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blender.org -- The Blender Summer of Documentation
遅くなりましたが、上記の Tim Wakeham氏による記事の翻訳です。 合間をみて訳していてためかなり手抜きな文章になっていますが、推敲でこのまま遅らせるのもなんだと思い投稿しました。
なお、私事ですが、都合により来週頭までしばらく不在となります。何かありましてもすぐに対処できませんのでご了承下さい。
25を超える応募があり、10の企画が助成金のために選択されました。
Blender Summer of Documentation の結果が決定され、夏の1ヶ月以上をハイクオリティなユーザドキュメントの執筆に費やす、10人の参加者が選ばれました。企画は25の参加者の中から、ことのほか水準が高く、Blender の基礎の広い範囲をカバーしているものが選ばれました。
承認された企画
Stephen Swaney(stivs)氏 - Introduction to Python Scripting (Python スクリプト入門)
Blender の Python スクリプトインタフェイスへ貢献されている Stephen氏は、この Python 入門を提供するにふさわしいポジションにあるといえるでしょう。 大量の領域をカバーし、Python を習得し始めた本当の初心者から、徐々に難度が上がりつつ、平均的な Blender ユーザにとって便利で興味を引く一連のシナリオを通じ、読者をリードします。 Python の導入や Blender のテキストエディタ、ScriptLinks、Object 作成のような基礎からカバーし、アニメーション、Material 作成、インポータ・エクスポータのような応用に導きます。このプロジェクトは、多くの Blender ユーザのギャップを埋めるための架け橋となるでしょう。
Mal氏 - Introduction to the Game Engine (Game Engine 入門)
Mal氏の game Engine の知識は、過去に NaN の社員として、インタラクティブコンテンツに従事してきたことから議論の余地もないでしょう。このプロジェクトでは、彼は空の Scene からゲームにするまでの詳細な手順を通じ、レベル作成、Game Engine の Material、LogicBrick、ユーザインタラクティブについて教えることを目的としています。 最新の Blender Game Engine の更新、特に Bullet 物理エンジンを活用します。更なる更新や追加機能は将来の開発により利用可能となるでしょう。
Ryan Dale氏 - Introduction to Character Animation (キャラクタアニメーション入門)
このチュートリアルは、Gus に取って代わるものになりそうです! Ryan氏のプロジェクトは、ほぼ全てのキャラクタアニメーションのテーマをカバーする予定です。モデリングの基礎の概観から入り、キャラクタのテクスチャリング、そして Ryan氏はさらに、詳細なポージングの概観、アクション、NLA といった、リギングとキャラクタアニメーションのより高度な記事へと導きます。このプロジェクトは、次の企画とともに、Blender でのキャラクタアニメーションを学ぶための未来の入り口となるでしょう。
Robert christian(wavez)氏 - Introduction to Rigging (リギング入門)
Rob氏のリギング入門は素晴らしいリソースを読者に提供します。このプロジェクトはまずはリギングの基礎をカバーし、脚部や足、背骨といった複雑なものへと導き、これらのトリッキーな部分について、理論と実践について解説します。さらに Envelope と WeightPaint の範囲の部分も完成させると、ユーザには他に流用できる、一連の完成したアニメーション可能なリグが手に入ります。
Felipe Bergamin Boralli氏 - Introduction to Physical Simulation (物理シミュレーション入門)
機械と航空のエンジニアの学生である Felipe氏の知識は、このエリアでは Blender の様々な物理シミュレーションの効果的な使用についてだけではなく、それぞれのバックにある数学と法則についての説明に発揮されます。 それぞれのシミュレーションの背景の理解によりもたらされる洞察力は、読者にそのパラメータの理解を通じ、その対象についてもっとも現実的な表現ができるようにします。Particle、SoftBody、Fluid をカバーし、すべての Blender ユーザにとって素晴らしいリソースを提供するプロジェクトの一つとなるでしょう。
Michael Worcester(MickMcMack)氏 - Introduction to Modeling (モデリング入門)
Michael氏のチュートリアルシリーズは、これからしばらく、新しくやってきた Blender ユーザのためがくぐる門の一つとなるでしょう。モデリングの世界を通じたチュートリアルの「道」として、Mesh と Curve モデリングに取り組む前に、Michael氏は、様々なモードや、3Dカーソル、ウィンドウの設定のような、Blender の基礎の詳細な説明から始めます。 Michael氏は Spin、Screw、Bevel のような Mesh 機能の効果的な使用の説明、そしてさらに、いつ、どこでそれぞれの機能を使用するかについて認識します。恐らく、CG のもっとも重要な面についての本当の入門になるでしょう。
Guillermo S. Romero(GSR/UnNamed)氏 - Introduction to Lighting (ライティング入門)
Guillermo氏は、ライティングの基礎についてのやさしい入門を狙いとしており、Ambient Occlusion や Radiosity のような、より高度な概念まで解説します。Blender の基本的な Lamp とその正しい使用法の復習から始まり、Guillermo氏は写真の基本原理と、それをCG ライティングにどう適用するか、また、同時にシーンのムードの設定におけるライトの役割についてまでを読者に紹介しようと計画しています。 Material によるライティングエフェクトと Blender の Lamp の TIP とトリックを含み、このプロジェクトはライティングに関するトラブルに悩む、多くの新しい CG アーティストたちに確実に光明を投じることでしょう。
Willian Padovani Germano氏 - Introduction to the Principles of Animation (アニメーション原理入門)
このチュートリアルにより、私たちはみんなすぐに、Pixar にも匹敵するようなアニメーションを作り出すでしょう!Willian氏のプロジェクトは、アニメーションのセオリーと、Blender での実践をうまくミックスして提供します。ディズニーの 'Illusion of Life' をお手本に、このプロジェクトでは広範囲の、現実をシミュレートする数々のアニメーションエフェクトをカバーする予定です。その中には、のびたりつぶれたりのボリュームの維持、タイミング、デフォルメ、キャラクタの心理状態のアニメーション表現といったものも含まれます。シンプルな物を集めたシーンを使用し、Willian氏はその原理に焦点をあてつつ説明していきます。
Colin Litsted(Cog)氏 - Introduction to Materials and Procedural Texturing (Material と手続き型テクスチャ入門)
Cogfilms の Colin氏は、リアルな手続き型 Material/Texture の合成の紹介を狙いとしています。現実の表面の特性を検証、認識し、その視覚化とCG による近似へと導きます。Colin氏は題の全範囲をカバーする予定で、各々のシェーダの適切な使用から、画像マッピングとディスプレイメントまでをその範囲としています。最終的には、Material と Texture を変えるだけで、あるシーンを完全に変化させます。
Frederic van der Essen(efbie) - Introduction to the Blender Database (Blender データベース入門)
よく誤解されている Blender の性質のドキュメント化で、Fred氏の企画は、Blender のデータベース構造と、Object とデータの関係をカバーします。ユーザを一連の基本的なチュートリアルを通じ、それぞれの性質についての具体的なドキュメントで補強します。Fred氏は Blender の datablock システムを活用して最大の効果を得る方法を提供することを目的としています。 しばしば最後に学習される Blender の特徴の一つであり、過去のソフトウェアの経験からの慣習を元に、多くの初心者たちがフラストレーションや苦痛のあるワークフローに悩んでいます。 このプロジェクトは、Blenderのデータブロックシステムに関し、「ドキュメントの空洞」を埋めることで、もう上記のようなケースをなくすでしょう。
これら承認されたすべての人を祝福します。最終結果を楽しみにしています!
BSoD Team
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