MakeHair アルファ公開

投稿日時 2005年08月13日 | カテゴリ: スクリプト・プラグイン

元記事:MakeHair available

MakeHuman チームによる髪の毛作成スクリプト、MakeHair のアルファ版が GPL で公開されました。
このソフトは、ガイドラインにより、自動的に髪の毛を作成するもので、動作には、Blender と、AQSIS レンダラ必要です。

作業の流れは、Blenderでmakehair.blendを実行、右の TextWindow で[Alt]+[P]などでスクリプト実行後、GUIを操作します。

ガイドライン用の Mesh Object の名前は、Hair〜という名前にする必要があります。単純にサンプル Scene 内にあるものを[Shift]+[D]して下さい。
ちなみに次のリリースで、ガイドライン用 Mesh Object を作成するボタンが付く予定だそうです。
GUI の各パラメータの意味は以下のとおり。

Tip Color:先の色を定義します。

Root Color:根元の色を定義します。

Dupli.Size: ガイドにつく髪の束の幅を設定します。
n Hairs: 髪の束中の髪の毛の数を設定します。大きくすると遅くなります。
Unkempt val: 髪の毛のばらつきの度合いを設定します。
% of unkempt: ばらつかせる割合を設定します。
Hair diamter: 髪の毛の直径を設定します。
Clumpiness: 塊状になる度合いを設定します。

Preview: ONにすると、単なる板としてレンダリングされます。
Samples: サンプリング数。
Alpha: ON で対象の髪の毛のみ、OFFで、他の Object もレンダリングされます。
SubSurf: 髪の毛自体には効果しません。Alpha がOFF時に、他のObjectに対して効果するようです。

Export: エクスポート。押すと、FileWindow が開きます。.blendがデフォルトでは表示されていますが、〜.rib で保存して下さい。このとき、名前にスペースを含んではいけません。

保存後は、自動的に tiff ファイルにレンダリングされ、その経過が表示されます。この AQSIS によるウィンドウを閉じるまで、Blenderに制御は返ってこないので注意して下さい。レンダリング途中で[Esc]を押すと、バックグラウンドでレンダリングが終了した後に制御が返ってきます。

まだ基本的な動作のみの公開なので評価は難しいですが、少なくとも Abstract を見る限り、非常にいい感じです。個人的には将来的には Blender のみで完結して欲しいです。



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