gameBlender 元開発者作の新衝突判定ライブラリデモと、CrystalBlendプロジェクト
投稿日時 2005年07月14日 | カテゴリ： 技術・開発関連
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sneak preview Bullet collision & physics system
Erwin氏の衝突判定ライブラリ、"Bullet" のデモ。ウィンドウを動かすことによって、中の箱が動き、倒れます。左右クリックでビューが回転します。残念ながら、現在はWindows用のみです。
デモを見た感じでは、従来のSumoに比べかなり安定しているように思えます。サンプルが少ないので、速度の優位性についてはまだわかりません。
この"Bullet"は、ODEと相互運用できる、商用利用可能なオープンソースのライブラリで、現在、これを gameEngine に統合中とのこと。Bulletについては、少しだけですが、FAQが書かれたpdfが以下からダウンロードできます。
http://www.continuousphysics.com/Bullet_Faq.pdf
さて、その gameEngine ですが、blender.org のこちらのスレッドによると、氏は現在、gameEngine の物理エンジンである、Ketsji の改良を進められています。まだ全容は明らかではないですが、抽象化の作業をされているとのこと。
更に、Crystal Space という、LGPL の3Dライブラリの作者である、jorrit氏による、Blenderとの統合プロジェクト、CrystalBlendへのサポートも表明されています。
このプロジェクトは現在の将来の見通しが不透明な gameBlender の代替として計画されているもので、Blenderを前述のCrystal Space用のツールとして使用することを狙いとしたものです。ある意味、以前 ton氏が発言した「gameBlender と Blender 本体の分割による管理」を実現するものかもしれません。
そして将来的には、CrystalBlend が現在のBlenderPlayerのような位置になり、統合をより強めていくことになるだろう、とのことです。
現在若干停滞気味の gameBlender ですが、これで今後の発展が楽しみになりました。
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