bf-Blender / Windows (2004/12/27)

投稿日時 2004年12月29日 | カテゴリ: テストビルド

元記事:bf-Blender / Windows (2004/12/27)

遅くなりましたが、gabio氏による12/27付bf-blender Windows版のビルドの配布です。時間がないのでミスがあるかもしれませんがご容赦下さい。
その他のビルドについては明日にでも。

2.37リリースの最初のテストビルドです。レンダリングに関する非常に素晴らしい機能があります。もしマルチCPUのPCをお持ちなら、internalとYafRayエンジンの速度向上とバグの発見のためのテストをお願いします。

SconsとMSVC 7でビルドされています。
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概要
- YafRayでのマルチCPUサポートが復活。
- 新機能:デュアルCPUレンダリング(SDLスレッド)のサポート。
- ノーマルレンダラでの4x32ビット浮動小数点数のサポート。
- ノーマルレンダラとUnified RenderでSkyとHaloについて同じコードを使用するように。
- レンダリング後も4x32ビットバッファを保持するように。
- 古いノーマルレンダラもPostProcessオプションを使用するように。
- PostProcessオプションに"Hue"と"Saturation"スライダを追加。
- Renderウィンドウに状況を示す小さなグラフを一番上に表示するように。
- バグ修正。


Commit
Jandro氏
Log:
YafRayにマルチCPUのサポートが復活。これは小さなプラグインを通じて YafRayへプロセッサ番号を渡すための小さな修正です。現在のCVS YafRayコードで動作するでしょう。Project.blender.orgで実際のマルチCPUマシンでのテストが必要です。

ton氏
Log:
Commit再開! 2-3週間のCVSフリーズに感謝…。

レンダラ:
- 新機能:デュアルCPUレンダリング(SDLスレッド)のサポート。
現在スキャンラインを交互に行うだけですが、素晴らしいパフォーマンスを見せます。通常のレンダラとUnified Renderの両方に実装されています。
"mutex"がZ-transpバッファのレンダリングとimbufの読み込みをロックすることに注意して下さい。

- レンダリングコードの大幅なクリーンアップ、特にグローバル変数(テクスチャのTin、Tr、Tg、Tb、Taなど)もしくはOSA構造体、書き込みを行うためのMaterialもしくはTextureデータの使用を削除できたことが、これを行うことを可能にしました。

- ノーマルレンダラでの完全な4x32ビット浮動小数点数のサポートと、charもしくはshortで最適化されたすべての古いコードの削除。

- ノーマルレンダラとUnified RenderでSkyとHaloについて同じコードを使用するようにし、Haloのレンダリングが同等の(そしていい)結果になりました。旧レンダラもPostProcessオプション(brightness、mul、gamma)を使用するようになりました。

- オプション"FBuf"をRenderButtons([F10])のOutputパネルに追加、レンダリング後も4x32ビットバッファを保持するように。PostProcessメニューの使用直後に画像も再表示されることに注意してください。(32ビットRGBA)

- PostProcessオプションに"Hue"と"Saturation"スライダを追加。

- Renderモジュールはまだ「いい」APIを持っていませんが、大量の依存がなくなりました。次のTodo:汚い"previewrender"コードの削除。
レンダラの最後の大きなグローバル変数(Render構造体)がレンダラ全体のコントロールに再利用できるようになり、Openできる複数のレンダラのインスタンス化が可能になりました。

- Renderウィンドウに状況を示す小さな棒グラフを一番上に表示するようになり、レンダリング後も状況を保持するように。"Spare"ページもサポートしています。
この方法は簡単な視覚化だけでなく、Infoヘッダへ状況を表示する使いにくいコード(そしていくつかのATiカードでの極端な速度低下)も削除します。

- blendef.hとBKE_utildefines.hのクリーンアップ、これら二つはdefineがかぶっていました。

- あと、多分何か忘れたものが…アーキテクチャについてのちゃんとしたドキュメントを後で書きます!

ちなみにtonはこう言い残して1/3までのスコットランドへの旅に出かけましたとさ。



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